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Sep. 2012



9月28日 50年前の世界


夕方、ダックスが仕事の合間にふらりと休憩所にきた。
最近ゲットしたアンティークのカメラを持って。。。

Ricohfrex Model とかの50年ぐらい前のカメラ。
(イラストが抵当なのはご容赦ください)
箱を上から覗くようになっていて、
すべて機械式。
皮のケースの少し破れているけれど、
当時の持ち主の名前が書いてある。

50年以上たった今でも
フィルムをいれればちゃんと撮影はできる。
最初の12枚を撮影してみて、
ちゃんと撮影できているかダックスも不安らしい。

デジカメであれば撮影したものがその場で見れるので
バシバシ撮影してダメなデータは消せばいい。
でもフィルムは現像するまでわからない。
そのドキドキ感!
1回1回のシャッターのタイミングが慎重になる。
経験と感で、それをつかまなければならない。

最初のカメラの持ち主から誰かの手に渡ってたかもしれないし
とにかく50年以上の旅の末、
今、ダックスの手に渡り、夕暮れの休憩所を撮影。
カメラを覗き込んで、
50年前、どんな世界を撮影してきたんだろうと想像すると
すごくドラマチック。

デジタルの時代、何十年使える物なんてないし、
道具を人から人へ譲り続けることなんてあまりなくなった。



うっかりウサギも40年前の古いアナログなオーブンを使っている。
30年以上、そのオーブンを使っていた
ケーキ屋のおじいさんから譲り受けた。

本体ばかりが大きく、重く、レバーも壊れていて、
余熱に1時間かかり、温度調節も感と経験。
「でも、こいつはまだまだ使えるから使ってほしい」
と、おじいさんはピカピカに磨いていた。
道具を大事に大事にする職人魂。
あまりに古くて大きすぎて、ベリー公も躊躇した。
使い方をマスターするのに時間がかかりそうな気はしたけど
「これを使う」
と、うっかりウサギは決めた。

おじいさんの魂の入ったオーブンは
シフォンが本当に美味しく焼ける。



9月27日 スケッチブックの思い出


うっかりウサギが保育園に入ったのは3才の時。
一番最初のお絵描きの時間、真っ白いスケッチブックに
「何でも好きな絵を描きなさい」と言われた。
他の子はすぐにクレヨンを持って、グチャグチャに何やら描いていた。

白い画用紙と新品のクレヨンを使うのがもったいなくて
たぶん2時間ぐらい、何も描かずにいたら、
お絵描きの時間が終了して、みんな片付けを始めた。

先生に何も描いてないのを発見され、
「ゆきちゃん!りんご描こうね!」
と、無理矢理赤いクレヨンを握らせれ、
ぐるぐるっと、ど真ん中に丸を描いて葉っぱをつけて
保育園最初の絵は無理矢理描かされた「りんご」だった。
つまんない絵を描かされたと思って
悔しかった。



ばかはあきらめない


人生は思いがけないことの連続だ
だけど
ハードルを飛ぶことばかりにとれわれていては
一番大切なものが見えなくなる

私たちは夢を追って生きていこう
どんな時でも けしてあきらめることなく
あきらめない その心こそが
夢を紡ぎ 育むのだから
。。。。。。。。。。。。。。。

と、エンデイングの中井貴一の言葉を
何度も噛み締めた。
休憩所にもアパートもテレビはなく、
ベリー公がみつけて、ネットで見たドラマ。
7月1日放送の「夢の扉特別編〜20年後の君へ〜」

ストーリーとしては、それぞれの夢が成功して
ちょっとできすぎ感はあるけど、
一応モデルになった人がいるので、半分ドキュメンタリー。
今、こんな熱い人間が日本にどれだけいるだろう。。。

夢を追う人間は、犠牲にするものも多く
そのマイナス部分はあまりドラマや映画に出てこない。

普通の人からすれば、どうしようもないことに
バカは真剣に本気で取り組む。
途方もなくて、
時々凹んで
先はぜんぜん見えないのに
あきらめない。

ボロの服で ボロの車で 住み家も適当だけど
今日のごはんが美味しければ
それでよし。


9月26日 ランチ初日のプレッシャー


 本当に今日はストレス胃炎で倒れそうになりました。。。。
11時半に20人近く集中してしまったのが原因ですが
すべて、うっかりウサギの不行き届き、段取り不足で、
深く深く反省。。。

いつも火曜の夜、ランチの細かいとこまで決まってなければ
不安で寝られません。
試作するのもありますが、全部は試作できません。

簡単な説明と打ち合わせは朝仕込みをしながら。。
初日は普段より少し早く取りかかるものの、
ベリー公やスタッフは、味付けと盛りつけの細かい部分まで理解できず
チームワークが難しいです。

休憩所ランチは
小鉢に総菜を並べるのではなく、
平皿に絵を描く感覚です。
細かい部品や飾り付け、トッピングがあったりして、
先週とはぜんぜん違うので、スタッフも覚えるのが大変です。
スープにはこのハーブ、サラダにはこのハーブと、
飾り付けまで細かい指定があります。

毎週欠かさず通ってくださる
何十人かのお客さまのために
やっぱりこのスタイルを変えたくない。
本当に頑固者なのはわかっています。
「このランチの情熱を失わないでほしい」と、ねむ社長にも言われました。

最近、岡山のN夫妻が
赤ちゃんと3人で毎週欠かさず瀬戸大橋を渡って来てくれます。
結婚する前のデートの時から。
結婚してからも、赤ちゃんが生まれてからも。。。
すっと来てくださっています。
涙がでます。。。本当に。
情熱を維持しつつ、もっともっと、がんばるつもりです。



9月25日 楽しい仲間たち


今日は定休日で、午前中はお山のウサギ小屋で寝てました。
午後から、ベリー公と焼きたてのタルトを持って
ダックスの写真展に差し入れ。

先日、久々にダックスが撮影に来てくれましたが、新弟子を連れていました!
その子の名前は「ポン」ちゃん。
(うっかりウサギの独断で命名)
彼は初対面ながら、うっかりウサギの厳しい面接を突破し、
師匠ダックスと同じく、すごい早さで、うっかり日記のキャラになりそうです。
この9月20日の撮影は伝説になりそうなので、
後日、描きます!

いろいろ買い物をすませて、
夜になって月に1回の八栗参りもして
店に帰り着いたら10時過ぎ。

いつもならジジの餌は夕方用意して、
暗くなりかかったころには食べに来るので
今日は用意が遅くなり、すねていたかも。。。

この前、はじめてジジと対面しました。
まだ少し怖がっていて
近よってはきません。
でも、少し気になっている様子。
金目で目は茶色。

ハーブ園をホテホテ歩く黒猫はとても絵になります。
ジジも早く仲間にしたい!
ダックスやポンちゃんみたいに
うっかりウサギのお菓子を食べてくれたら
いうことないけど、ネコだからね。。。。


9月9日 某広報誌の取材を受ける


今日、「自然との共生」をテーマに働く女性を対象とした
某広報誌の取材インタビューを受けた。

誰の紹介でもなく、ネットでうっかりウサギを発見し、
また、うちの事業全体、HPの隅々まで調べての取材であったので
本当のことを伝えてくれそうな質の高い取材だった。

7月末のT出版社の取材を機に
ベリー公が開店までの経緯を最近webに公開したことも一因。
我々の話をすると複雑で、長話になるので
今まで語る気にもならなかったけれど、
やはり、店は「人」だと思うから
聞いてくれる人には話そう。。と思ったからだ。

日曜の夕方でお客さんもいてバタバタしまい
十分に話足りない感じはしたけれど
とても感じの良い方々で
時間があればランチなども召し上がってほしかったが
今回はインタビューと、うっかりウサギの撮影。
最近前髪を切ったばかりで、
白くて丸い顔が目立っている気がして怖い。。。

今までベリー公の取材のみで
うっかりウサギが表に出て喋ることはなかったけれど
今年はうっかりウサギが表に出る機会が増えた。
本当はベリー公より
うっかりウサギのほうが喋る(笑)


このへんで、忘れないうちに、松山プチ旅のはなし


めちゃくちゃ貧乏なので、最近どこにも行ってませんでしたが、
7月に伯母におこづかいをいただき、先月久々に松山プチ旅に出ました。
一人でお出かけは超久しぶり。

ウィリーウリンキーのパンを買って、特急いしづちに乗り
20代のころは年に数回松山に行っていたころを思い出しました。
松山には芸大関係の友人が3人いますが、
一人は漫画研究会にはまってしまって10年近くご無沙汰。

開店してからも志度のお店に3回ぐらい来てくれ、
今回も会ったのは、IさんとKさん。

Iさんは専門学校卒業後長く砥部焼の技術職をしてましたが、
社内の人間関係とかゴタゴタで退社してからは
いろんな職を転々としてます。
会った当日も
バイトの面接に落ちて、凹んでました。
Kさんも同じく、いろんなバイトを転々としてます。

若くて可愛ければ、仕事ができなくても許されますが、
「30半ばにもなって、こんなこともできないの?
今まで何してたの?」
とか、言われるらしく、
ひどい職場では「容姿や着ている服や持ち物も安っぽい」
とか言われたとか、
30代女子会は。。。。。。。なことばかり。

大街道や高島屋を1日中
ウロウロしても全然元気なうっかりウサギと違い
体力のないIさんは足が痛いと座りたがり、
気力体力ともに疲れてる感じでした。

私たちは真面目に生きてるんだけど
なんか不器用で、社会にうまく適応できないみたい。
社会に適応できないから
自分の居場所を自分で作った、うっかりウサギ。

みんな大変なんだと思った。
仕事しかないのに、
仕事すらまともにできない。。。
でも、そんな松山の2人が好きだ。


9月7日 Herbシャワーを浴びながら


ベリー公がバジルを14種類も植えて
今、うっかりウサギのハーブ園はバジルの花が満開!
本当は花を咲かせると葉っぱが硬くなるのですが、
花が咲いたその様もまた素敵で、
そのバジルの束を毎朝、スープ用に摘み取ります。

朝日の当るガーデンはキラキラしてとても綺麗で
嬉々としてバジル畑に入り
両手いっぱいのバジルをかかえて厨房にむかう時
生きてる幸せを感じます。

10代の時から、アリスファームの宇土巻子さんにあこがれ
自給自足を夢見ていた、うっかりウサギにとって
この緑あふれるお店の厨房で仕事できることは
ベリー公のおかげです。

バジルはそのままサラダやオムレツに使うだけでなく、
スープの出汁をとるのに重宝します。
スープもリゾットもぜんぶ、バシルとオレガノをどっさり入れて
朝の厨房はハーブの蒸気でいっぱい!
そのHerbシャワーを毎日浴びるうっかりウサギは
貧乏だけど幸せです。

「人生でご飯を食べる回数は限られていて、永遠でない。
だから、今日誰と何を食べるかは大切なことなんだ」
と、生死をさまよったことのある人から
真実味のある話を聞きました。。。
結局、食べることが「生きている」ことで
一番大切な気がして
その食べることに関わった仕事になりました。


9月6日 毎日やれば面倒でないハズ


毎日やる歯磨きのように
面倒な時もあるけど、毎日やれば大した事でないはずです。

レギュラーで毎日作っているプチベリーやチーズケーキは
分量なども頭に入っているから、面倒とは思わないけれど
たまにしか作らないクッキーなんか、やたら面倒な気がして
なかなか作らなかったりします。
えいっ!と思ってやってしまえば、あっさりすぐにできてしまったり。。。
ようするに習慣でしょうね。。

都会の代官山では、
スマートフォンとタブレットを持ち歩く若者がいっぱいらしい。
「うっかりウサギも持ち歩けるタブレットほしい!」
とベリー公に言うと
「あんた1日中店におるやん!」。。。。
そうやね。。うっかりウサギはMacのノートやし。
お店の中もインターネット飛ばしたので
うっかり日記も描けるのです。

夜中になって事務所のパソコンの前に座るからダメなんだ。
この太陽光の降り注ぐ明るい店で
うっかり日記を描こう!

ベリー公に頼まれているデザインの仕事も溜まってます。
うっかりウサギはお天気屋なので
自分のモチベーションを上げるのが一番難しいけど
がんばらなくっちゃ!


9月5日 第三回 平口誠写真展 〜EN〜


先月末、うちの広報担当、ダックス君の写真展に行った。
絵画展など、普通の人よりは若干多く見ているはずだが
「写真展」というのは初めて。

彼が自然や光を撮ろうとしていることが気に入り
この夏、仲間になってもらった。

彼の作品の前に立つと、
何と言っていいかわからないけど
一瞬吸い込まれそうな瞬間。。。がある。


心惹かれるものを撮らすにはいられない衝動。
そのシャッターを切る時の胸の高鳴り。。。

うっかりウサギも、ドキドキするものにすぐに魅了されて
別の世界にトリップするのが得意なので
わかる気がする。。


今回、うちのベリーの写真も展示していただき、
大変ありがたかった。

被災地に今も時々行って活動していることもあり
新聞やテレビなどの取材も多いそうだ。

とにかく、こうやって毎年個展をやるという
彼の向上心に感心する。
何か目標がなければ作品も創れない。
もちろん、仕事は仕事でやらなくてはならないけど、
うっかりウサギも作品を創りたい。

うっかりウサギの場合、店自体が作品で
毎週のランチも焼き菓子も全部作品。
この日記も作品だけど、
アナログな創作活動をやりたい。。。
うっかりウサギです。


緊急!!土日アルバイト募集!!!!


土日レギュラーだったシカさんが卒業して数ヶ月。。。
未だ新人が来なくて困っています。

今や、土日のランチは大変なことになる時も多く
スタッフ不在ではとても店をまわせません。

小さいお店なので、フロアスタッフと言っても
朝はお米を炊いて、野菜の下ごしらえがたくさんあり、
料理が上手でなくてかまいませんが、
玉ねぎのみじん切り程度ができる人。洗い物は必須です。
飲食業はスピードも要求されます。
お店は意外に広いので 、
足腰が丈夫で体力のある人。
仕事はランチ手伝いが中心。
仕事を覚えるのに時間がかかるので、長期のみの募集。
大学生以上。

開店の日から5年間、ずっと続けてくれているスタッフもいますし、
ランチ時間中、うっかりウサギは殺気だって厳しいですけど
嫌になってやめた子は一人もいません。
みんな、休憩所が好きできてくれているスタッフばかりです。
一緒にがんばってくれる女性。。。ご連絡ください。


心が繋がる場所


8年前、うっかりウサギがベリー公の存在を発見した時
うっかり声をかけなければ、この物語は始まりませんでした。
もちろん、この場所も、ここで出会う人たちにも
きっと、絶対会えなかったでしょう。

人生で出会う人は最初から決まっていて
早からず、遅からず、出会うべき時に出会うといいます。

7月末の取材の前日、ベリー公が片付けと掃除でヘトヘトになっていた時、
ダックス君とその友人M君たちが夜に駆けつけてくれ、
窓ふきとお掃除を手伝ってくれました。
お助けマンのように現れ、本当に不思議な子たちです。

haseさんとの出会いは3年ぐらい前。
この1年一緒に仕事するようになってからは、
ネットショップのことから
ツイッターから、うっかりウサギの話相手まで
本当にいっぱいいっぱい助けてもらいました。
何が気が合うって、haseさんとうっかりウサギの共通点は
「男気があるところ」でしょう。
女なのに男気?!って(笑)
損得顧みず、走り出したら止まらない!
ってことかな。。。
いろんな事情でしばらく一緒に仕事できなくなってしまったけど
「haseさんとは、きっと長い付き合いになる」
と、ベリー公も言います。

離れていても、心は繋がっている。。。
ここで出会った仲間が好きだから
大変なことも多いけれど、この場所を作って良かったと思う。


9月4日 うっかり日記8年目突入。。。


日記に書きたいことはいっぱいあるのに
パソの前に座る時間があまりなくて、書かないで忘れて行く毎日です。

今週は精神的に疲れることが多くて、月曜の夜は銭湯に行かず、倒れ込むように寝てしまい
今日はお休みでしたが、昼ごろまでお山の家で寝てました。
朝起きようとしたら足がつって。。。イテテテ。。となって起きるのを挫折
を繰り返し、昼ごろ店に出てくると、ベリー公がお腹ペコペコで呆れ顔でした。

今日発送で明日着のシフォンがあり、
買い物とか大急ぎで行って、夕方大急ぎでシフォンを焼いて、
なんとか夜の8時前に朝日町の佐川に持ち込み、セーフ!

朝日町の佐川は、10年前、図面を描く仕事をしていたころ集配の時間に間に合わず
毎日のように持ち込みに行っていたものです。
あれから10年も経って 、何もかも変わりました。
でも、今の自分のほうが好きです。

過去のうっかり日記をちょっと前に整理しましたが、
丸7年が終わり、8年目に突入。
昔は毎日描いていた時期もあり、びっくりするほどの力作もあり
暇だったことがわかります。。。


黒猫ジジは毎日餌を食べにきてます。
夜に来て、朝は姿なし。
毎日食い逃げ。
会えるんだろうか?。。。



 

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