15年も前から、魔女のケーキがどんなものか
ずっと悩んでいた。
今日、はじめて、自分の中で納得いく魔女のケーキができて
嬉しかった。

結局バターケーキにはせず、カボチャも使わず
きび砂糖風味のいちじくのショートケーキにした。
中には2段に無花果がサンドされている。
生地はシナモン、アニス、ジンジャーなどで、ちょっぴりスパイシー。
断面の無花果が血っぽくて良い。
今日は魔女のケーキが一つ売れた。

夜はＤＡＸがきて、ハロウィン撮影会。
いつもながら、こんなしょーもないことで大盛り上がりの3人。
貧乏だけど、とっても幸せ。

お店はすっかりカフェではなくなり、「野菜の料理店」になりました。

焼き菓子はあまりやりすぎても、時間のわりに売り上げにはならないので
無理するな、といつも釘を刺されている、うっかりウサギです。

でも、今年のどんぐりマドレーヌは自家製はちみつで作ると
なんだか香りがすごく良くて、絶品で感動しました。

しかも、何度も型から出すのに失敗した
ふくろうのケーキが最近うまくできて、興奮しました。。

儲けにならんことでも、楽しいことはやりたいのです。

ランチは人数が落ち着いたものの、以前よりデザートのケーキを丁寧に毎晩作ったり
しているので、相変らず時間には追われています。

11月ごろからネットにも出せたらいいな。

子供のころから、魔女的なものにあこがれていました。
メアリーポピンズも好きやったな。

魔女とは
森と村の境目に住んでいて薬草を摘み
自然の薬草のパワーを操り、人々の病や苦しみを癒してきた
らしい。

薬草とはもちろんハーブのことで、ハーブだけで癌が治ったりはしないけれど
抗酸化作用や、いろんな良い成分があります。

うさぎパレットに使うドレッシングにも、スープにもたくさんハーブが使われていて
スープを煮出す時には、鰹節で出汁をとる感じで
ハーブを煮出します。
すると、店中、ハーブの香りに包まれます。

数年前に買ってもらったポルトガル製のハーブ精製水抽出器。
見た目、ハクション大魔王の出てきそうな銅鍋です。
これで、時々ローズマリーでハーブ水を作ります。
これは化粧品に含まれるハーブ蒸留水で、抽出に何時間もかかります。

誰もいない、夜中にハーブ水を作ります。
店中、ローズマリーの香りでいっぱいになります。
ラベンダー水も作ってみましたが、肌の老化防止のためにはローズマリーのほうが良いらしいです。
お風呂上りとかに、この魔法のハーブ水で顔をふきふきします。

あとは黒ネコを飼うだけです。
今はクランがいるので、当分無理ですけど。

朝夕、少し冷えるようになりましたが、クッキーや焼き菓子作りはもっと寒いほうがいいのです。まだまだ温度が高く、ハロウィンクッキーの型抜きなどは少し抜いては、冷凍庫で10分冷やしながらで、なかなか作業が進みません。

今週からお店にもハロウィンクッキー並びました。
今年から、うさぎクッキーの生地をきび砂糖にかえてみました。
少し甘さ控え目になり、さっくり軽く、アーモンド粉も入ったバタークッキーです。
問題は型抜きがやりやすい生地かどうか、何日か経った時の味が
今までの生地より良いかどうか？です。

味は気に入ってるんですけど、作業性がどうか。。。

秋になってランチも落ち着いてきたので、ネットでもクッキー出したいですね。
ちょっと準備してみます。

徹夜にならないこと、お店の焼き菓子やケーキをカラッポにしないようにしないと
ベリー公に怒られるのです。
でも、なんとか冬の間だけできるように、考え中。

しかし、9月19日に実家に帰った時、弟にチラシをもらい、「耳をすませば」の監督が近藤喜文と言う人でその展覧会が今、香川でやってることを知りました。
ちょうど、偶然9月20日がスタッフ不在のための臨時休業になり、
ベリー公と一緒に見に行ったのです。

今更いうこともないですが、うっかりウサギはメルヘン好きなので
もちろんジブリも大好きです。
しかし、「耳をすませば」は少女マンガのカラーが入っているので
ちょっと異質というか、最後のオチもドン引きだったことから
めっちゃ好きな映画ではなかったのです。

しかし、今回、近藤さんのスケッチや原画を初めて見て、
この人のデッサン力と、人間の表情の観察力、そのやさしい人柄を感じて
なんか久しぶりに、心洗われたというか、めちゃくちゃ感動したのです。
すごい人で押されながら見たので、3時間会場にいたのに細部の文字まで読むことができずグッズももっと見たかったけど、絵葉書3枚買っただけでした。
帰ってからもしばらく中毒ぎみで、ベリー公とみみすまのＤＶＤをあらためて見たり、
近藤喜文さんの画集「ふとふりかえると」も買ってしまいました。

やっぱ、鉛筆の線はいい。

本当に私は妄想ばかりで手が遅いので、ぜんぜん描けないんだけれど
もっとがんばらないと！と、久しぶりに思いました。

おひさしぶりの、うっかりウサギです。
9月は人生2回目のお店の仕切りなおしで、バタバタしました。
写真は新しいチラシのデザインです。
ＤAXの写真とうっかりウサギのイラストの共同作品です。
中央が表紙で、表紙を開くと中ページにベリー公とうっかりウサギが
農園でにんじんを掘り返す写真。なんとも素敵です。

9月2日、うさぎパレット最初の日、Ｗさんとコーヒーの和楽さんからお花をいただきました。そして群馬のカリントウ山のおばあさんが作った不思議な手づくりカリントウが届きました。遠く離れていても、心あたたまる、なおみさんの応援や皆様の励まし、お祝いのメッセージ本当にありがとうございます。

そして、2週目ぐらいに「耳をすませば」の絵葉がポストに入ってました。
雫が電車に猫と座っている絵です。
さっき、パレットを食べたばかりのＷさんからです。裏には、パレットの感想が書いてあります。私もたいがいですけど、Ｗさんもメルヘンで不思議な人です（笑）
絵葉書には「近藤喜文展」とあります。
この絵葉書を受け取った時点では、近藤喜文が誰なのかわかってなかったのです。