今日は黒キャベツのキッシュ出しました。

香りがあって、繊維が多く、焼いたらうまい！


プチベリーもそうですが、売れる日と売れない日があります。

売れない日が続くと挫折しそうになるんですが、

「最初から何でも売れるわけがない。
毎日きちんと美味しいものを出し続けることが大事。」

と、ベリー公は言います。

たまに出せない日もあるけど、ほぼ毎日11時過ぎに焼き上がります。

気分転換に鳴門のルンに行こう！と昼前に出発。

急な思い付きで行ったので到着した時は12時半。

平日の12時半にランチ売り切れなんだから、うちよりずっと人気店だ。

うちはまだまだやな。。。とか言いながら、仕方なく

超久しぶりに「びんびや」に行く。

改装してて、相変らず賑わっていた。

祖父が徳島だったので、子供のころ何度も通った鳴門の海岸線。

びんびやは、昔のほうが美味しかった気はしたけど

それでも、何度も祖父母と来たこの店に弱っている母を連れてきたいと思った。

うちも、何十年か続けて、誰かの思い出の店になれるだろうか。。。

旅をしてるような感覚の料理って？！

これは、去年の夏のパレット。

たぶん、6月半ば、ハイブッシュの時期です。

ブルーベリーの生果を入れるサラダを10年続けていますが、

去年の夏から「マーメイドサラダ」と名付けました。

マーメイドサラダは8月中旬まで2か月間。

葡萄のように甘くなく、儚い森の香りのするベリーは

人魚の泡。

これは夏の例ですが、1年中

「野菜とフルーツの融合」を考えて料理を考えます。

冷凍ベリーを料理には使いたくないので

ベリーのない時期は

苺（女峰）、文旦や八朔、秋には梨や無花果を

生でサラダにしたり、ソースにしたり、加熱してスープに入れたり

時々、ぶっとびの組み合わせもありますが

ここで食べると不思議に美味しい。

野菜とベリーにはロマンがあります。

自分で栽培収穫したものを、その日のうちに皿に並べてお店で出す。

これはBerry's Lifeを始めた、最初の信念から少しもぶれていません。

ちょっとした非日常。それが旅です。

休憩所の仲間たちには

一人でやってきて、静かに自分の時間を過ごします。

用事がなければ、ほぼ毎週来てくださるお客様も多いです。

ほとんどが女性ですが、最近男性一人も増えてきました。

たぶん、ただ、昼ごはんを食べるという感覚では来れない。

この世間から離脱した、不思議な店の空間に来て、ほっとしたい。

ちょっとお洒落で、家では食べない野菜を食べて、プチ贅沢。

私も人間界で修行していたころは、心の切り替えというか

やり場のないイライラ感を解消するために

フラメンコ習ったりして、現実逃避とかしてました。

本当は、どかんと、一人旅なんかに出たい！

でもそんな時間もお金もない。。。

でも、休憩所のサラダを食べると、まるで北海道の大草原に来たような、

フランスのプロバンスを訪れたような、、そんな気分になってほしいのです。

体にいいとか、美味しいとか、そいうのは超えた、

「旅をしてるみたいな感覚になる」料理やケーキ、ガーデン、

全部全部、素敵でないといけない。

素敵なお店で、自分の時間を大切にしてほしい。

素敵な空間に身を置くということに

喜びを感じるお客さまに来ていただきたいです。

今日、元祖ハーブティーのお兄さんが半年ぶりぐらいにランチに来てくださり

結婚されたという報告を受けました。時間は流れているようです。

うっかりウサギはこの10年、歳とっただけで、何も変わっていませんが

とりあえず、この店を根付かせることができただけでも

よかった。

ただ、店が続いていくだけではなく、

今まで中途半端になっていたことも、少しずつ作りこんでいきたいです。


最近、野菜のキッシュまた始めました。

とりあえず1か月ぐらい出してみようかな。

バター控え目、オリーブオイルと全粒粉の生地でヘルシーなやつ。

毎日6個。


なるべく毎日出したいですが、

時間配分で間に合わない時もあったりします。