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  ベリーの種類  ベリー公編集
(ベリー名、説明は書籍などを参考に列記しました。)
(写真は全て自然の休憩所のものです。)
  


ハックルベリー(Huckle berry)
アメリカ北西部、ロッキー山脈に自生する。ツツジ科Gaylussacia 属。アメリカではこのハックルベリーと小粒の野生ブルーベリーなどをまとめてハックルベリーと総称してよんでいるが、実際はハックルベリーという固定種が存在する。ハックルベリーとブルーベリーの大きな違いは種子と皮。ハックルベリーの種子は10粒前後でブルーベリーの種子より大きめで硬い。ブルーベリーの種子は小さく数も多い。皮はハックルベリーの方が堅く厚い。色はハックルベリーはほとんど黒い藍色。また熊の大好物で山にハックルベリー摘みに出掛ける時は足元と熊に注意といわれるほど。味や用途はブルーベリーとほぼ同じ。

ガーデンハックルベリーというナス科のものが出回っているが、これはハックルベリーとは全然関係ない。ナス科の一年草で野菜。ジャムにはできるが小さな小さなナスというもの。果実の外見が似ているので名前を付けただけ。

ハックルベリーの関連HPは、
エバーグリーンハックルベリー(Evergreen Huckleberry (Vaccinium ovatum))
http://www.bahiker.com/plantpages/huckleberry.html

Globe huckleberry (Vaccinium globulare) 
http://waynesword.palomar.edu/ecoph18.htm(ページの中程にあります)


ブルーベリー(Blue berry)
アメリカ原産でツツジ科スノキ属シアノコカス(Cyanococcus)節。ブルーベリーの種類はエバーグリーンブルーベリー(Evergreen blueberry)、マウンテインブルーベリー(Mountain blueberry)、ドライランドブルーベリー(Dryland blueberry)、ラビットアイブルーベリー(Rabbiteye blueberry)、ハイブッシュブルーベリー(Highbush blueberry)、ローブッシュブルーベリー(Lowbush blueberry)の6種類ある。栽培種として重要なのは ラビットアイ、ハイブッシュ、ローブッシュの3種類である。ハイブッシュブルーベリーの中にノーザンハイブッシュ(北部ハイブッシュ、一般にハイブッシュ)、ノーザンハイブッシュとアメリカ南部に自生する常緑性のダローアイとの交配で育種されたサザンハイブッシュ(南部ハイブッシュ)、ノーザンハイブッシュとローブッシュとの交配で育種されたハーフハイブッシュ(半樹高ハイブッシュ)の3種類ある。日本には1951年に入ってきた。日本で営利栽培が始まったのが1968年。アメリカではブルーベリーは食生活に欠かせない存在になっていてブルーベリーパイはみんなの大好物。どこの家庭でも普通に作るパイで日本で言う「おふくろの味」。ブルーベリー摘みの歌まである。マーク・トウェインの小説の中にでてくるハックルベリーは小粒で酸味のある野生ブルーベリー、ハックルベリーなどの総称。


ビルベリー(Bil berry)、ホワートルベリー(Whortleberry)
代表的なヨーロッパのブルーベリーと良く似た野生種でスカンジナビア半島から東部ヨーロッパ、アジアの高山地帯に自生する。ツツジ科スノキ属ミルティルス(Myrtillus)節。ヨーロッパにはブルーベリーと同じ種(サイノコカス節)は自生していない。樹高20~40cmで果実は7mm.前後と小さく皮だけでなく果肉まで綺麗な青紫色。花は釣鐘状でピンク色。イギリスではブルーベリーよりビルベリーに人気があり地元ではホワートルベリー、マウンテンベリー、ドアーフベリー、ブレーベリーなどと呼んでいる。目に良いとされるアントシアニンを豊富に含んでいる。多少渋みのある甘味。ビルベリーのアントシアニン含有量は非常に多くラビットアイブルーベリーの約2倍、ハイブッシュブルーベリーの約3倍といわれている。


リンゴンベリー(Lingon berry)、カウベリー(Cow berry)
ヨーロッパに自生するコケモモからの改良種。日本名はコケモモだが日本の高山地帯に自生しているものとは別種。ツツジ科スノキ属ビテス-イディア(Vitis-idaea)節。樹高約15cm。クランベリーと味は似ていて実がクランベリーより小さい。酸味が強いので肉料理の付け合わせ、パンケーキの飾りに使う。ジュースやシャーベットにも良い。


クランベリー(Cran berry)
日本名はオオミツルコケモモ。ツルコケモモと同種と書かれているものもあるが別種。アメリカ北東部の湿地帯に自生している。ツツジ科スノキ属オキソコカス(Oxycoccus)節。樹高約20cm。アメリカのウィンスコンシン州とカナダで栽培が盛ん。品種名はクラウリー(Crowley)、スティーブンス(Stevens)、ベンレアー(Benlear)、ピルグリム(Pilgrim)、アーリーブラック(Early black)、バークマン(Bergman)などがある。夏~秋が収穫時期。中の種は気にならない。水分が少ないので冷蔵庫にいれておけば1~2ヶ月持つ。冷凍にしても良い。酸味が強いので生食よりジャム、ケーキ、シャーベット、果実酒、ソース。アメリカではいろんな料理のソースに使われ用途は広い。クリスマス料理の七面鳥のクランベリーソースは有名。


コケモモ
北半球の寒帯に広く分布している。日本では北海道から九州までの高山地帯および針葉樹林帯に自生している。ツツジ科スノキ属ビテス-イディア(Vitis-idaea)節。常緑低木で樹高10~20cm、夏に白~淡紅色の鐘型の花を咲かせ果実は5~7mmで熟すと赤色。


クロマメノキ(アサマブドウ、アサマベリー)
北半球の寒帯に広く分布している。日本では中部地方以北の高山に分布。ツツジ科スノキ属バクシニウム(Vaccinium)節。落葉低木で樹高0.2~1m、6~7月に紅色を帯びた緑白色の花を咲かせ果実は6~8mmで藍黒色。日本で品種改良の交配母体としてハイブッシュブルーベリーとの間にF1が生まれている(2005年)。さらに研究が進み 日本型ブルーベリー品種 が誕生するかもしれない。


スノキ
日本の関東地方以西の山地に分布。ツツジ科スノキ属。落葉低木で樹高1~2m、5~6月に緑白色のブルーベリーに似た花を咲かせ果実は7~8mmで黒紫色。


ウスノキ
日本の西南の暖帯、温帯の低地に分布。ツツジ科スノキ属。落葉低木で樹高1m、4~5月に淡紅色の筋がはいった緑白色の花を咲かせ果実は8mmで赤色。


クロウスゴ
日本の中部地方以北の高山に分布。ツツジ科スノキ属。落葉低木で樹高0.3~1.2m、6~7月に紅色を帯びた緑白色の花を咲かせ果実は1cmで藍黒色。実の外見はブルーベリーに似る。



ナツハゼ
日本中の山地、丘陵に分布。ツツジ科スノキ属。落葉低木で樹高2~3m、5~6月に淡黄褐色の花を咲かせ果実は7~9mmで黒褐色。


シャシャンボ
日本の関東地方以南の山地に分布。ツツジ科スノキ属。常緑低木で樹高2~3m、まれに10mになる。7月に白色の花を咲かせ果実は5mmで黒紫色。


イワツツジ
日本の中部地方以北の高山・寒地に分布。ツツジ科スノキ属。落葉小低木で樹高5~15cm、6~7月に紅色を帯びた白色の小さな花を咲かせ果実は1cmで赤色。


タングルベリー(Tangle berry)
ツツジ科スノキ属の近縁種。黒く熟し甘い。生食やパイ、デザートに。


レッドカラント(Red currant)
日本名はフサスグリ。フランスではグロゼイユ・ルージュ。ヨーロッパ原産でユキノシタ科スグリ属。樹高1~2m。品種名はレッドレイク(Red lake)、ロンドンマーケット(London market)、レッドダッチ(Red dutch)、チェリー(Cherry)、フェイ(Fay)、パーフェクション(Perfection)、プリンスアルバート(Prince albert)、ベルサイユ(Versailles)、ビクトリア(Victoria)、ワイルダー(Wilder)、ローズオブホーランド(Rose of holland)などがある。果肉に比べて種子が大きめなので生食では物足りないかも?酸が強めですっぱいのでデザートや冷たい飲み物、料理のあしらいやソース、ゼリーやジャムに良い。


ホワイトカラント(White currant)
日本名はシロフサスグリ。ヨーロッパ原産でユキノシタ科スグリ属。正確にはホワイトカラントという種はなくレッドカラントの白実品種だが一般には分けてよばれている。品種名はホワイトダッチ(White dutch)などがある。甘いブドウのような香りでレッドカラントより香りは強くお菓子やジャムに最適。


ブラックカラント(Black currant)
日本名はクロフサスグリ。フランスではグロゼイユ・ノワール。通称カシスと呼ばれ、リキュールのクレーム・ド・カシスの原料として有名。ヨーロッパ原産でユキノシタ科スグリ属。樹高1~2m。品種名はボスクープジャイアント(Boskoop giant)、チャンピオン(Champion)、クランダール(Crandall)、ナップルス(Naples)などがある。少し癖のある味で酸も強め。シャーベットや果実酒、ジャムやソースにも良い。


グズベリー(Goose berry)
日本名はセイヨウスグリ、マルスグリ、タマスグリ。大粒のヨーロッパ産をセイヨウスグリ(オオスグリ)、小粒のアメリカ産をアメリカスグリ(アメリカングズベリー)、野生種をマルスグリなどとよんでいる。フランスではグロゼイユ・ベルト。ユーラシア大陸、北アフリカ原産でユキノシタ科スグリ属。樹高1m。果実が緑白色、暗赤紫色、大粒、小粒の種類がある。品種名はアメリカ産では緑白色のオレゴンチャンピオン(Oregon champion)、ダウニング(Downing)、暗赤紫色のピックスウェル(Pixwell)、グレンダール(Grendarle)、プアマン(Poorman)など。ヨーロッパ産では緑白色のウエリントングローリー(Wellington glory)、ホワイトイーグル(White eagle)、ホワイトスミス(Whitesmith、日本ではドイツ大玉)、暗赤紫色のインダストリー(Industry)、ランカッシャーラッド(Lancashire lad)、メイデューク(May duke)、赤実大玉などがある。またアメリカスグリとヨーロッパスグリの交雑種で暗赤紫色のホートン(Houghton)などもある。日本の高温多湿の気候では病気に強いアメリカスグリが向いている。ヨーロッパのセイヨウスグリはウドンコ病に弱い傾向がある。果実は他のスグリに比べて甘味があるので生食でも美味。生をヨーグルトに添えたりサラダ、ジャム、アイスクリーム、シャーベットに果実酒と用途は広い。ガチョウ料理のソースにかかせない。


ウスターベリー(Worcester berry)
アメリカのグズベリーの一種。小さな赤紫の実。


ジャスティナ(Justina)
ブラックカラントとグズベリーを交配。実は赤紫色のグズベリーに似る。


ジェスタベリー(Josta berry)
ブラックカラントとグズベリーを交配。実はブラックカラントに似る。香り良くジャム、果実酒に。


ラズベリー(Rasp berry)

日本名はヨーロッパキイチゴ、西洋キイチゴ。フランスではフランボワーズ。バラ科キイチゴ属。果実は熟すとへたの芯からはずれる。1季生りと秋にも実をつける2季生り性がある。トゲ無しの品種もある。果実の色によって赤ラズベリー、黒ラズベリー、紫ラズベリーの3群に分けられる。赤ラズベリーからは黄色種が分離されている。品種は多く赤実の Boyne、Festival、Killarney、Nova、Regency、インディアンサマー(Indiansummer)、センプテンバー(September)、ヘリテージ(Heritage)、ラーザム(Latham)、レビール(Reville)、ウィラメット(Wilamette)、スキーナ(Skeena)、サウスランド(Southland)、カスバード(Cuthbert)、フレミングジャイアント(Flaming giant)、ニューボー(Newburgh)、チルコチン(Chilcotin)、ヌートカ(Nootka)、ワインダーレッド、レオン、マリングデュライト、サマーフェスティバルなど。黄実のファールゴールド(Fall gold)、ゴールデンクイーン(Golden queen)、ゴールデンエベレスト、ワインダーイエローなど。黒実の Bristol、Jewel berries、Black hawk、Haut、Lowden、Huron、ブラックキャップ1号(Blackcap no.1)。紫実の Royalty、Brandy wine、クライド(Clyde)などがある。赤ラズベリー(黄色種を含む)は地下茎で殖えていくが黒ラズベリーと紫ラズベリーは地下茎で殖えないので取り木や根挿しで殖やす。日本にも野生種が約40種類ある。栽培品種は明治の初期にアメリカからはいってきた。湘南の正式名はハチジョウクサイチゴ、別名シマミツバキイチゴでカジイチゴとクサイチゴの雑種と考えている。マイラビットはクサイチゴの一種と思われる。寒さには強いが夏の暑さにやや弱い。生食はもちろん、生クリームや砂糖をかけて食べたりジュースにジャム、シャーベット、ケーキや果実酒に。フランスではビネガーの風味付けにも。ビタミンCはイチゴの方が多い。


ブラックベリー(Black berry)

日本名はクロミキイチゴ、フランスではミュール。バラ科キイチゴ属。イギリスではブラックベリーとラズベリーをまとめてブランブルと呼ぶ。トゲ無しの品種もある。花序は散房花序または総状花序で基部から先端に向かって順次開花する。品種名はダーロー(Darrow)、ベーリー(Bailey)、ヘドリック(Hedrick)、ブラックサテン(Black satin)、ソーンフリー(Thornfree)、マートンソーンレス(Merton thornless)などがある。日本には野生種がまったく無い。夏の暑さにはラズベリーより強い。果実は熟すとへたの芯ごと収穫する。ラズベリーより全体的に甘味がある。生食にジャム、果実酒。生クリームやヨーグルト、クリームチーズをかけて食べても良い。特に泡だてた卵白を混ぜてシャーベットにすると抜群の味。欧米ではよく砂糖をかけてから冷凍にする。リンゴとの相性が良いのでイギリスではリンゴとブラックベリーのパイやジャムが人気。


デューベリー(Dew berry)
北米原産。一般に匍匐性。ブラックベリーの花序に対してデューベリーは集散花序で開花は中心花から順次周囲の花に及ぶ。花数は一般にブラックベリーより少ない。用途などはブラックベリーと同じ。


ローガンベリー(Logan berry)
ラズベリーとブラックベリーの交配。半つる性で赤くて甘い実。1883年カリフォルニアのローガン判事が開発。ラズベリーより強い香り。生食も良いが料理向き。


タイベリー(Tay berry)
ラズベリーとブラックベリーの交配。品種名メジナが日本で出回っている。香りが強い。ジャムに良い。


タメルベリー(Tummel berry)
ラズベリーとブラックベリーの交配。タイベリーより寒さに強く香りが強い。


サンベリー(Sun berry)
ラズベリーとブラックベリーの交配。ローガンベリーに似るが実が大きくなく暗赤色。


キングスエーカーベリー(King's acre berry)
ラズベリーとブラックベリーの交配。ローガンベリーに似る。


ボイセンベリー(Boysen berry)
ローガンベリーとデューベリーの交配。1935年にカリフォルニアのボイセン氏が命名。つる性で実は大粒。生食、パイやジャムに。


フェノメナルベリー(Phenomenal berry)
味・見かけともローガンベリーに似る。生食、ジャムに。


ヤングベリー(Young berry)
フェノメナルベリーとデューベリーの交配。1905年にルイジアナのヤング氏によって開発された。ブラックベリーに似る。


ワインベリー(Wine berry)
日本原産のキイチゴがアメリカに導入されベリー名が付けられたもののひとつ。
日本のエビガライチゴでJapanese Wineberryと呼ばれた。細い棘がある。葉の裏が白いのでウラジロイチゴとも呼ばれる。風味がレッドラズベリーとブラックラズベリーの中間でタルトやケーキの飾りに。


ゴールデンマイベリー(Golden mayberry)
日本名はモミジイチゴ。日本原産のキイチゴがアメリカに導入されベリー名が付けられたもののひとつ。
日本のモミジイチゴでJapan Golden mayberryと呼ばれた。アメリカ内でアメリカレッドラズベリーとモミジイチゴを交配してMayberryという品種を育成している。


クラウドベリー(Cloud berry)
北欧原産の野生ベリー。ブラックベリーに似るが実の色はオレンジ。ジャムなどに。


サーモンベリー(Salmon berry)
アメリカの野生ベリー。ラズベリーの仲間で実の色がサーモンピンクになるから、または実がイクラに似ているからこの名前が付けられたとか。生食、パイやジャムに。


ストロベリー(Straw berry)
日本名はイチゴ。バラ科オランダイチゴ属。南米原産の野生種チリイチゴと北米原産の野生種バージニアイチゴの雑種から生まれた。日本はイチゴ大国で生食用に限れば世界有数の生産量を誇る。日本の品種も多い。


ワイルドストロベリー(Wildstraw berry)
日本名はエゾヘビイチゴ、ヨーロッパクサイチゴ。フランスではフレーズ・ド・ボア。バラ科オランダイチゴ属。品種名はランナーのあまりでないアレキサンドリアなどがある。果実にビタミン、鉄分、カリウムを多く含む。イチゴを濃縮した味。葉はハーブティーに利用できる。


マルベリー(Mul berry)
日本名は桑の実、フランスではミュール・ソバージュ。クワ科クワ属。生クリームをかけて食べたりアイスクリームやジャム、シャーベットに果実酒。


サスカツーンベリー(Saskatoon berry)、Service berry(Amelanchier alnifolia Nutt)
日本名はセイヨウザイフリボク。米国原産のバラ科ザイフリボク属。日本ではジューンベリー(June berry)とよばれる。春たくさんの花が咲き樹形が綺麗なので庭木のシンボルツリーに使われたりする。果実が熟す段階のグラデーションがとても綺麗。


ゴールテリア プロコムベンス(Gaulthenia procumbens)、チェッカーベリー(Checker berry)
北米東北部原産でツツジ科シラタマノキ属(ゴールテリア属)。樹高10~20cm。別名、チェッカーベリー、オオミコウジ、ヒメコウジと呼ばれる。6~7月にアセビに似た花を咲かせる。カーペット状に広がり、秋~春に赤い実を長期間つける。サリチル酸メチルが含まれサロメチールの香りがする。


アロニア メラノカルパ(Aronia melanocarpa)、チョークベリー(Choke berry)
北米原産でバラ科ナナカマド属アリア(Aria)亜属。英名はブラックチョークベリー(Black Chokeberry)。果実の色が赤、黒、紫色の3種あり加工利用されているのは改良された黒種。品種名はチョキベル、チョキブル、オータムマジックなどがある。ロシアでは「黒実のナナカマド」と呼ばれる。北米からヨーロッパに移りロシアには19世紀の初期に入ったといわれる。ロシア、北欧、東欧では古くからジャムやジュース、果実酒に利用されていた。日本には北海道に1976年に入ってきた。現在、道内の大滝村では村振興でアロニアを栽培しアイスクリーム、ジャムの販売を行っている。旭川市でもアロニア農場がありケーキなどに利用されている。アントシアニンが多くブルーベリーの約2倍といわれる。酸味に甘さが加わり風味が良い。


ローアンベリー(Rowan berry)
日本名はセイヨウナナカマド。バラ科ナナカマド属。樹高15mになる。秋に赤い実がなり、酸味が強いので生よりジャムやゼリー、果実酒に利用。


ホーソーン(Howthorn)
日本名はサンザシ(赤実)。バラ科サンザシ属。生食やジャム、果実酒。果実に熱い砂糖液に浸して冷やしたサンザシ飴に使われる。縁日などで売っている小さいリンゴ飴がそれ。


クロミサンザシ
日本の北海道に分布。バラ科サンザシ属。落葉小高木。5~6月に白い花を咲かせ果実は8~9mmで黒色。


エゾサンザシ
日本の北海道の湿地に分布。バラ科サンザシ属。落葉小高木で樹高3~8mになる。6月に白い花を咲かせ果実は8~9mmの黒色。


シルバーベリー(Silver berry)
日本名はグミ。グミ科グミ属。樹高2~3m。日本では秋に熟すアキグミが一番美味しい。春に熟すマルバグミ、初夏に熟すナワシログミ、ツルグミ、夏に熟すナツグミ、大型実のトウグミがある。生食、ジャム、果実酒に良い。


オウリアスター(Oleaster)
日本名はナツグミ。グミ科グミ属。


バッファローベリー(Buffalo berry)
北米グミの一種。酸っぱい黄色の実。パイやジャムに。


ヒッポファエ・ラムノイデス(Hippophae rhamnoides L.)、シーベリー(Sea berry)
日本名はスナヂグミ、イギリスでは Sea buckthorn、中国では沙棘。正式名はヒッポファエ・ラムノイデス。ロシア、ドイツ、北欧で自生している。日本には自生していない。グミ科グミ属。樹高2~4m。雌雄異株の風媒花植物。ヒッポファエはラムノイデス種の他に5種、全種で6種ある。ラムノイデス種は8亜種ある。収穫は8~9月。黄・橙~赤色の実。青果物中トップクラスのビタミンCとEが含まれている。酸味が強く味はミカンジュースに似ている。ロシアでは砂糖を加えてジュースやゼリーを作っている。


ウルフーベリー(Wolf berry)
日本名はクコ。ナス科クコ属。干し果、ジャム、果実酒。スープや煮物にも使う。


エルダーベリー(Elder berry)
日本名はアメリカニワトコ。スイカズラ科。ブラックベリーに似た香りがある。ゼリー、ワイン、ジュース、ソースに良い。


ジュニパーベリー(Juniper berry)
日本名はセイヨウネズ。ヒノキ科ビャクシン属。独特の香りがあるので生より果実酒や料理のスパイスに使われる。カクテルに使うジンの香りはこのベリーによるもの。


クロウベリー(Crow berry)
ガンコウラン。イギリス北部やスコットランドの涼しい山間部でとれる。実は紫黒色。ビルベリーの代わりにパイやプディングに。


ストロベリートマト(Strawberry tomato)
食用のホオズキの一種。学名は Physalis proinosa。ナス科ホオズキ属 一年草。アメリカ原産。ケープグズベリーよりさやが小さく甘い。


ケープグズベリー(Cape gooseberry)
食用のホオズキの一種。日本名はシマホオズキ。フランスではフィサリス。ナス科ホオズキ属。原産地は南米。19世紀に南アフリカの重要作物だった。フランスでホオズキが広まったのは1878年ニューカレドニアの神父がパリに種を送ってから。味は甘酸っぱいトマトのよう。ケーキ、デザート、ジャムやソースに。


ウダーベリー(Woder berry)、ブラックナイトシェード
黒実でジャムやピクルス、パイに。


スロー(Sloe)
イギリスに多く自生しているスモモの野生種。実は青紫。ゼリーや果実酒に。


ローズヒップ(Rose hip)
日本名は野バラの実。ジャム、ソース、ジュース、シロップ、果実酒に。


アービュタス(Arbutus)
いわゆるイチゴの木。あまり味がしないのでジュースなど。


アカモノ(イワハゼ)
日本の九州を除く地域の日当りの良い高山、深山に分布。ツツジ科シラタマノキ属。常緑小低木で樹高0.1~0.3m、5~7月に白色のブルーベリーのような花を咲かせ果実は6mmで赤い。


ハリガネカズラ
日本の中部地方以北の深山の針葉樹林下に分布。ツツジ科ハリガネカズラ属。常緑小低木、6~8月に花を咲かせ果実は5~7mmで白色。


ユスラウメ
中国原産でバラ科サクラ属。落葉低木で樹高3~4m、3~4月淡紅色の花が咲き、6月に赤または白く熟す。


チャイナチェリー
日本名はニワウメ。中国原産でバラ科サクラ属。樹高は1~2m。4月に淡紅~白色の花を咲かせ果実は1cmで赤色。ジャムやジュースに。


ハスカップ
日本名はクロミノウグイスカグラ(ケヨノミも混用している)。スイカズラ科スイカズラ属。樹高は1~2m。枝の上にたくさん実のなる木を意味するアイヌ語の「ハシカプ」に由来するといわれている。クロミノウグイスカグラは北海道、本州中部以北、朝鮮、中国東北部、東シベリアなどに分布。ケヨノミは北海道、サハリン、カムチャッカ、朝鮮、中国東北部、東シベリアなどに分布。品種名は ゆうふつ がある。果汁が美しい濃赤紫色で用途はジャムやソース、シロップ、ジュース、ゼリー、ワイン、リキュール、アイスやケーキなど。人気商品は北海道美唄市でハスカップの果汁液(ソース)を「ドラキュラの葡萄」という商品名で売り出しているものがある



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