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ベリー公のブルーベリー栽培方法-3
(自然の休憩所でのブルーベリー栽培) 

2006.10.21 初版
2010.12.26 最新改定
『日々是前進』
肥料
肥料も「どう育てたいか?」によって与える肥料は違ってくる。単純に言えば化成肥料や液肥(化成液肥や養液)を与えると早く大きくなる。 大きな実もいっぱい生る。しかし味は薄く水っぽくなりやすい。
幼樹から有機主体の肥料で育てると早く大きくはならないが、太くがっしりした樹になり病虫害に強い体質になる。そして早くから美味しい実を作る体質ができる。 最初は早く大きく育ててある程度大きくして、収穫する段階になって有機肥料に切り替えて美味しい実を生らせよう。と誰もが思うが、今まで化成肥料などで早く大きく育てられ生長体質になっているのに、イキナリ 「今年から美味しい実をいっぱい生らせろ」と言われても、すぐには良い実を生らせる体質にはなれず樹の立て直しも必要で体質改善にやはり 2~3年はかかる。化成肥料(化学肥料)に入っている肥料の力(薬の力)で伸ばしたシュートと、有機肥料でガッチリ育ててブルーベリー自身の力で伸ばしたシュートは、人間でいえばドーピングのように薬の力で付けた筋肉と、バランスの良い食事をして食物から栄養を摂り運動の積み重ねで付けた筋肉との違いと良く似ている。

以下6枚、化学肥料で育てた苗の極型。
 
 
 
太く力強いシュートも出るが細くヒョロッとした枝がやたら多く葉と葉の節間が長い。

以下4枚、有機肥料で育てた苗


力強いシュートで葉と葉の節間が短く全体的にガッチリして力強いイメージ

しかし有機肥料なら何でも良いわけではない。食品工場から出る食物残渣、家畜の糞、魚や食肉をとった後の残渣や伐採屑などが捨てられなくなり、持って行き場の なくなったものは堆肥や肥料にするしかなく粗悪なものや効果のないものが出回っている場合があるので注意が必要。

自然の休憩所でのおすすめ肥料(クリック参照)

有機肥料と化学肥料の良いとこ取りをしてうまく組み合わせるのが良い。有機肥料はどうしても虫が寄ってきたりカビが生えたりするときがある。
液肥をやる場合は薄め薄めを回数多くやるほうが効果がある。同じ液肥量でも、1回で与えるよりも数回に分けてやるほうが効果がある。500倍希釈を1回やるより 1,000倍希釈を2回やるほうが効果がある。もっといえば 2,000倍希釈くらいを水やり毎の毎回やるのがもっとも効果がある。
元肥は植替時、植付時の用土に混ぜてやる。不調苗や根洗いした株を植える場合は元肥は入れずしばらくしてから施す。追肥は表土にパラパラと施す。地植は根先が集まっている樹冠の外周 円周状に施すと効率が良い。マルチを一端除けて表土に透き込むように施すのが一番良いが、表土に撒いても良い。それも大変な場合はマルチの上から施肥しても良いが、その場合は規定量の3割増しを施肥する。

肥料をやる時期と肥料の種類(文中の時期は香川県において)
肥料をやる時期は対象の植物の生長具合に合わせて必要な時期に必要な肥料成分を必要量だけ与えるのが一番いい。その植物が今何をしている時期か何の肥料を必要としているか考えると良い。ブルーベリーの場合は 2月に休眠から覚めて根が活動を開始すると、根の肥料のカリ分が必要。開花~果実が膨らむ時期は、花・果実の肥料のリン酸が必要。シュートが伸び展葉を盛んにする時期は、葉・枝の窒素肥料が必要。
7月中旬頃になるとシュートの伸びが一端止まる。新芽の生長を止めて皮を厚し枝茎を硬くして夏の暑さから身を守るためだ。しかしこの時期に肥料の窒素分が残っていると新芽は生長を続けるので柔らかい枝茎は夏の暑さに負けてしまう。窒素を切ってシュートの伸びを止めてやることが大切。しかし葉は盛んに光合成をしているし根も活動している。ラビットアイはまだ実が生っているので、肥料の窒素分を切るだけでリン酸やカリ、微量要素やビタミン類は必要。この時期は窒素分がゼロのリン酸カリ肥料を与えるのが良い。8月になると秋のシュートを伸ばす準備を始めお盆を過ぎた頃からシュートが伸び始める。このシュートは 10月末~11月初めくらいで止めるように肥料の窒素分を与える時期を調整する。遅くまで伸ばせるとせっかく伸びた新芽が寒気や早霜に負けてしまう。この時期も真夏と同じで窒素分だけが要らないだけでリン酸、カリ肥料は必要。
ざっくり分けると 窒素は葉・枝を作る。リン酸は花を咲かせ果実を作る。カリは根を作るのが肥料の主な役割だが、それだけではなく補助的な役割では花や果実、根にも窒素分は必要で、根や葉にもリン酸が必要だ。

ブルーベリーは好酸性で好アンモニア性だ。他にはお茶、芝、水稲などが好アンモニア性で好酸性植物。ブルーベリーに合う肥料を求めて突き詰めていくとお茶や水稲の肥料にぶち当たる。アンモニア性窒素を与えろとよく栽培書に出ている。当社で長年試験栽培した結果、絶対にアンモニア性窒素でなければならないかというとそうでもない。他の窒素肥料の中ではIB態や尿素系やオキサミド、ホルム窒素(ウレアホルム)でも問題の無い生長を示している。また硝酸性窒素は不向きとの記述が栽培書にあるがブルーベリーの生長過程で硝酸性窒素の方が効果がある時期がある。それはシュートの発生初期段階、シュートの卵ができてニキビのように赤い出来物ができた時期。同じ好酸性・好アンモニア性の水稲でも普段の時期の肥料はアンモニア性窒素分の肥料を与えるが、出穂時期は硝酸性窒素を与えたほうが生長が良いという研究結果がある。
ブルーベリーに与える窒素肥料は速効性は不向きで緩効性窒素が向いている。アンモニア性窒素分を含んだ肥料は速効性肥料が多いので注意が必要だ。他の肥料分のリン酸、カリなどは速効性でも問題ない。


自然の休憩所 栽培暦(時期は香川県での)





水やり
水やりの考え方(鉢植えの場合)
一日1回とか二日に1回のように定期的で機械的にやれば問題なく簡単なようで、実はそうはいかない一番むつかしいのが水管理。同じ品種、同じ年生の苗を同じ用土で同じ号数に植えても、ブルーベリーの根から吸収する水分量が木によってそれぞれ違うため水のやり間隔は異なる。ブルーベリーに限らず鉢植植物への水やりは植物根に新しい水分を供給するのと、水をやることによって鉢土内の古い水と汚れた空気(二酸化炭素)を押し出し新しい水、新しい空気に入れ替える意味を持つ。根には水と酸素が必要。水ばかりでは酸素が吸えず根腐れを起こしてしまう。水やりは鉢底から水が勢い良く流れ出すまでたっぷりやるのが基本。水をやるときに鉢土の中がどうなっているか頭の中でイメージしながらやると良い。ピートモスを乾燥させると水の吸い込みが悪くなるので、水やり後、土がしっかり水を吸っているか鉢を持ち上げて重さで確かめたり鉢から根鉢を抜いて確かめる。土に浸み込ませるように少しづつやるが鉢底から勢い良く水が流れ出ても鉢と土の隙間を流れていたり水の通り道だけで鉢土全体に浸み込んでいない場合がある。上から水をやっても土に浸み込まない場合は、大きめのバケツかタライなどに水を張りその中に鉢を浸け込んで腰水させて一晩くらい置くと良い。
水やりの時、過湿に弱く乾燥が好きな植物には水を少なくやり、乾燥に弱い植物には水を多くやるのではなく、水やり一回にやる水の量はどの植物でも同じで鉢底から勢い良く流れ出るまでやり、違うのは水やりの間隔。乾燥が好きな植物は次の水やりまでの間隔が長くなり、水が好きな植物は間隔が短くなる。その目安は用土の乾き具合を見たり、鉢を持ち上げて重さを感じてみたりして自分で養うしかない。その植物によって 表土が乾いてからやるもの、表土が乾き切る前にやるもの、表土が乾きかけたらやるものなどいろいろなので、育てる植物に合わせたタイミングでやるようにする。他の植物にやるついでに今は水やりのタイミングでない鉢にちょっとだけやるのは大きな間違い。ついでにちょっとだけやると鉢土の中の水と空気は入れ替わらないし まだ水やりのタイミングでないのに水をくれるので過湿になり根腐れを起こしやすくなる。鉢ごとに水のやり間隔は異なるので水やり時に水をやらない鉢があっていい。頻繁に土が乾く鉢となかなか土が乾かない鉢がある。頻繁に土が乾く鉢は根が盛んに水を吸っている証拠でそんな鉢は地上部の生長も良く早々に鉢増しが必要。反対に乾かない鉢は株の生長も悪く新梢やシュートは伸びず葉の色艶も悪いはず。根に何か異常があるか病気か未病の状態か元気の無い株だ。鉢から根鉢を抜いて根を見て診断する。冬場は水は少なくて良いのでかなり乾いてからやるようにしている。葉も無く水をあまり吸わない。水が少なくて良い時期には水やりの間隔を長くとって、やるときにはたっぷりやる。1回にやる水の量は夏場も冬場も同じ。水やりの間隔が違うだけ。水やりは株元でやり できるだけ葉、花、実に水をかけないようにする。葉や花に水がかかると灰色カビ病やいろんなカビ・ウィルス起因の病気になる場合がある。夏場は葉に付いた水がレンズ変わりになり直射日光が当たると傷んでしまう。収穫時期は水をやると果実が水を吸って水っぽくなる。反対に水やり間隔を長くとると果実は甘くなるが長くとり過ぎると果実もシワになって萎み水切れを起こしてしまう。夏場は収穫の後に水やりをするのが良い。また果実の成熟期(まだ緑色の未熟果の時)には水切れを起こさないようにする。シワになっても水をやれば治るが、未熟果の時に一度でもシワにしてしまうと熟しても通常の大きさにならず皮は硬くなるし果肉は芯の部分が硬く口に残り味も不味く、商品価値がなくなってしまう。
 
ブルーベリー栽培の決め手は水管理にあると言っても過言ではない。一般に水やり 3年と言われるが、ブルーベリーの場合は最低水やり10年かかる。ベリー公は足かけ 20年以上ブルーベリーに水をやっているが未だにこれだという感覚を養っていない。

水やりの考え方(地植えの場合)
地植えの水やりは植付けた時は根付くまでたっぷりやりマルチを厚くかけておけば余程の乾燥が続かない限り水やりは必要ない。根付いた後はブルーベリー自身に根を張らせたいので水をやりたくてもぐっと我慢して「水がほしければ根を張れ」と常に言い聞かせてやる。過保護にして水をやると水はくれるものと思い自分で水を求めて根を張るということをしなくなる。

水やりの時間帯
夏場:まだ暗い早朝か陽が沈みかけた夕方。収穫は水やりの前に行う。日中は鉢土の地温が上がりお湯になるのでやらないほうが良い。日中に水切れで新芽がうな垂れたら、水やり後 日陰の風通しの良い所に置いてやる。
冬場:休眠期なのであまり水を吸わない。水やりの間隔は長めで良い。朝、夕方はやった水が凍る場合があるので日中の正午前後の気温が上がった頃に水やりをするのが良い。無理な場合は朝でも良い。
春秋:朝に水やりをするのが良い。

ハイブッシュ種の夏場の葉焼け
暖地栽培ではハイブッシュ種の夏場の葉焼けがよく問題になる。これは排水・通気性の良い用土で用土に適した水管理をすればある程度回避できる。いかに鉢土の温度(地温)を上げないようにするかが大事。水やりが遅れて水切れを起こすと脱水症状の高温障害で葉焼けを起こすし、反対に水をやり過ぎても過湿になり鉢土の水分が外気の暑さでお湯になってしまい、同じく高温障害で葉焼けを起こす。盛んに光合成をしているので日当りの良い場所に置くのが良いが、日当りが良いと鉢土の地温が上がってしまう。夏の昼間、鉢から根鉢を抜いて根鉢を触ってみると良くわかるが、ホッカイロみたいに温かい。陽射しだけでなく周りの建物のコンクリートや道路のアスファルト、土間のコンクリート面などの照り返しも想像以上に地温を上げる原因になる。


葉焼けの対策
温度の上がる日中に鉢土の余分な水分を残さないように水やりは夕方か早朝に行う。
表土にココヤシチップなどのマルチをする。鉢の外側に断熱材、遮光材を貼る。板などを鉢に立て掛けるだけでも効果がある。
  
地上部は日が当たり、鉢は日陰になるように遮光シートなどで覆う。
午前中だけ日に当て午後は日陰になる所に置く。(基本的に西日は当たらないほうが良い)
鉢の置場は土やコンクリート面などの地面に直接置かず、トレーやカゴなどを使って持ち上げて置く。
   



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