2003年 6月


 30日(月)     最低気温:22.6℃  最高気温:29.0℃  時々

蒸し暑かった。香川県の多くの海水浴場は7月1日が海開きだが小豆島の内海町オリーブビーチでは県内トップを切って29日が海開きだった。県内の小学校では5月20日過ぎがプール開きで最高気温が25℃あれば授業でプールをする。もう夏本番だ。ゴマダラカミキリムシがバラのピンクバシィーノの葉の上にいた。


 29日(日)     最低気温:22.2℃  最高気温:29.7℃  時々

厚生労働省研究班の食物アレルギーの全国調査の発表をしていたが、1才未満の乳幼児はトップが卵だが20才以上になるとトップが小麦で15%、2位が果物で13%、3位が魚で11%、エビも同位で11%、5位がソバで7%。果物の内訳はキウイフルーツとバナナが多いそうだ。魚はサバとサケなどが多い。アメリカングズベリー、トマト、ブラックカラントを初収穫した。アメリカングズベリーは初めて食べた。甘いが少し水分が少ない感じがした。少し採り遅れたのかもしれない。ブラックカラントも初めてで1個だけの収穫だったので何とも言えないが、苦味と渋みと甘味と酸味がありコクがあり独特の香りがある。カクテルに合うというのがうなずける。ジャムにすると独特の風味があるというのもうなずける。トマトは甘く冷やして塩をふって食べると美味しい。ブルーベリーはハイブッシュの収穫が終わりになった。ほとんどの品種が終わりをむかえ、ブリギッタとバークレイ、ネルソンが今最盛期。中でもネルソンが豊産だ。ラビットアイの初収穫をした。ラビットアイ1番果はプレミア、ベッキーブルー、オースチン、ブルーシャワーの同時収穫だった。中でもプレミアが今日は数が多かった。クライマックスはまだ青いままだ。
 


 28日(土)     最低気温:21.5℃  最高気温:27.2℃  時々

雨の中、仕事だった。休憩所でキュウリが次々収穫できている。摘みたては瑞々しくて美味しい。でも昔懐かしい、あの摘みたての青臭さがない。品種改良で青臭さを無くしているようだ。個人的にはあの懐かしい香りを少し残してほしい。


 27日(金)     最低気温:20.7℃  最高気温:26.2℃  時々

また雨だった。今日は飲み会があった。高松の天ぷらの美味しい店『天安』に行った。今旬のアナゴの天ぷら、美味しかった。もともとこの店は高松の天ぷらの老舗でアナゴ天ぷらが有名な店だ。店の造りも昔のままで気取らない素朴な感じの良い店だ。


 26日(木)     最低気温:21.8℃  最高気温:29.1℃  時々

久しぶりのお日様だった。日光浴できて花も木も気持ち良さそうだった。夜、TVチャンピオンでバラ通選手権をしていたので少し見たが、あんなの何でわかるん?といった感じだ。じゃ、もしもあの問題がブルーベリーだったらわかる?「う〜ん、全然」、じゃ、あれがさぬきうどんならわかる?「う〜ん、若干」、じゃ、魚だったらわかる?「う〜ん、少しだったら」


 25日(水)     最低気温:22.2℃  最高気温:28.5℃  時々

ハイブッシュ系の収穫が最盛期を迎えた。すでに収穫の終わったエチョータとブルージェイ、アーリーブルー、コリンズ、ケープフィアに続いてウェイマウス、ノースランドなどが収穫を終えたが、スパータン、コビル、ブルーレイ、ブルーゴールド、デュークは収穫終盤。サンライズ、シェラ、シャープブルー、オニール、リベイルは収穫本番。バークレイ、ブリギッタ、ネルソンは収穫初期だ。なかでも地植えのスパータン、バークレイ、ブリギッタ、シェラ、サンライズ、ネルソン、コビルが元気だ。うちで多収穫なのは今のところブリギッタ、バークレイ、サンライズ、シェラ、ネルソン、スパータンだ。


 24日(火)     最低気温:22.0℃  最高気温:29.0℃  のち  のち

朝はドシャ降りの雨だった。昼前から雨はあがって薄日も射したが、また夕方から本降り雨になった。もうこの天気なに〜〜、って感じ。でも雨が降ると鳥が活動しないのでブルーベリーが鳥に食べられない。ところが雨が止むと長い時間、餌を食べていない反動で、無残に食べ散らかされる。今年も結局、防鳥ネットの施工ができなかったので、周りはブルーベリー色の鳥の糞だらけだ。


 23日(月)     最低気温:20.9℃  最高気温:25.5℃  のち

朝は少し薄日が射していたが、また雨になった。梅雨らしい天気といえばそれまでだがカビっぽい。でも今年の夏は家ではまだエアコンをつけていない。除湿のためにはつけたほうがいいかな。変なところから変なキノコが生えてきている。休憩所のアカシデの樹の根元でアゲハチョウがサナギから羽化した。まだ羽根が濡れていて乾かしつくろい中だった。


 22日(日)     最低気温:22.7℃  最高気温:27.5℃  時々

『夏至』
また雨だ。今年は雨が多いように思う。ジメジメ、ジトジトとうっとうしい。早く晴れてほしい。タイベリー・メジナの収穫が終わった。ラズベリーのスキーナも終わりかけた。イエローラズベリーのファールゴールドは、まだツボミがある。グズベリーは赤紫色に色付いてきたところ。


 21日(土)     最低気温:21.3℃  最高気温:29.9℃  時々

ハイブッシュブルーベリーのエチョータ、ブルージェイ、アーリーブルー、コリンズと南部ハイブッシュのケープフィアの収穫が終わった。どうしたことかブルークロップが枯れてしまった。原因不明だ。根は大丈夫だが地上部から枯れこんだ。実を付けていたが実が萎んだようにシワシワになって、水が不足したかと思ったが違うかったようだ。どうもブルークロップ、アーリーブルー、コリンズなどこの辺の品種と相性が悪い。


 20日(金)     最低気温:23.0℃  最高気温:30.1℃

ブルーゴールドが熟してきた。2粒賞味した。やはり変わらぬ芳醇な香りで美味しい。今年も今のところ1位の味だ。休憩所のブルーベリーは品種毎に収穫して品種毎に味わうには、まだまだ収穫量が足りないので、朝の水やりなどの時に熟した実を1粒2粒賞味するのが今の楽しみだ。1つのカゴに多品種一緒に収穫してしまえばどれがどの品種かわからなくなるが、これは大きいからスパータンだとか、この酸味はエチョータだとか見分けて当てるのも1つの楽しみだ。


 19日(木)     最低気温:20.6℃  最高気温:30.3℃  一時

雨が多すぎでラズベリーにカビがでだした。ラズベリーを摘み採ったあとに残る果芯にカビがついている。そのカビが隣接する新しい実に移っている。ホワイトカラントが雨でほとんど裂果してアリがまつわり付いている。楽しみにしていたので残念だ。実の健全なものを数個だけ収穫した。味はブドウのように甘い。ブラックカラントの1個の実はまだ採らずに置いている。週末に採ろうと思う。


 18日(水)     最低気温:20.9℃  最高気温:23.3℃

梅雨時期に旬を迎えて旨くなる魚はイサキ。昨日昼間に立ち寄ったスーパーに高知直送の朝採れイサキが刺身用として並んでいた。今日通った道沿いの魚屋にもイサキが並んでいた。よほど買って帰ろうと思ったが仕事の途中でクーラーも持っていないし車の中に夜まで置いておくわけにはいかないのであきらめた。イサキは瀬戸内海にあまりいないので魚屋にはあまり並ばない。並ぶのは高知、徳島産だ。旬は梅雨の今頃で産卵をひかえたイサキが一斉に乗っ込んでくる。脂ものり刺身に塩焼きに美味な魚だ。あー早く食べたい。


 17日(火)     最低気温:20.8℃  最高気温:26.8℃

レッドカラントの残りの実を全部、収穫した。ホワイトカラント(左)はだいぶん白くなってきたが収穫まではもう少し。ブラックカラント(中)は1個だけ実を付けている。1個だけだから賞味するっていってもしようがないな。ヨーロッパ産の大玉スグリも1個だけ実がなっている。アメリカングズベリーは10個くらいなっているのでこちらは賞味できそうだ。クランベリー(右)も今年は何個か実の形になってきた。
  


 16日(月)     最低気温:19.9℃  最高気温:23.1℃  時々

アナゴやキスが旬の季節になった。夏の小魚は天ぷらにするとウマイ。マダコももうすぐ旬を迎える。マダコの天ぷら、大好きだ。天ぷら油は関東ではゴマ油をよく使うようだが関西ではあまり使わない。ある研究グループによると普通の天ぷら油に2〜3割ゴマ油を加えると最も風味がよいらしい。ごま油といえば、かどやのゴマ油でおなじみの『かどや製油』が有名だが、このかどや製油は元々は小豆島の会社で、小豆島で製造販売を開始し、平成3年に本社を東京に移した。今でも工場は小豆島にあり、ごま油を製造している。こんな大きな会社が小豆島にあったなんて知らんかった。


 15日(日)     最低気温:18.9℃  最高気温:21.5℃

休憩所のヒメシャラの花が咲きだした。連日の雨で茶色く傷んでいる。バラの花も雨でグチュグチュだ。汚くなった花を剪定した。ホワイトマジックはやはり雨に強くあまり傷まない。ミックスベリーソースを作ってバニラアイスにかけて食べた。めっちゃめちゃおいしい。今日、作ったソースはブルーベリー各種とタイベリー・メジナとラズベリーのファールゴールドとスキーナ。ブルーベリーだけでも良い。ベリーを適量(3人分)、器に入れレンジで2〜3分(ベリーの量による)。粒々感が残るくらいが良い。これをバニラアイスにかけベリーをのせて食べる。レシピはBlueBerryHouseのSevenさんから。http://www.blueberryhouse.com/v001/kitchen/06.html


 14日(土)     最低気温:22.3℃  最高気温:24.5℃  時々

畑横や山手に生えている栗の花が満開だ。街路のビワの実が黄色く熟してきた。ビワは庭木や畑横、土手などに普通に植えられていたが最近は庭木などにはあまり植えられなくなった。丁寧な人は袋掛けをして実を育てている。ビワの花は11月〜12月に咲く。西日本ではおなじみの果実だ。
  

 

 13日(金)     最低気温:22.5℃  最高気温:31.2℃  のち  のち

明け方前は大雨だった。雨が降ると水遣りをしなくていい。熟したベリーを摘むのと、終わったバラの花殻を切るくらいなのでゆっくり休憩所を観察できる。

 12日(木)     最低気温:20.7℃  最高気温:27.3℃  一時

朝は少し晴れ間がでたが、その後曇りで雨になった。休憩所のフォルスカオリイ(左)とジャーマンダー(右)が咲きだした。シソ科独特の花型だ。夏の暑さに強いらしいので休憩所にとっては頼もしい仲間だ。
 


 11日(水)     最低気温:17.5℃  最高気温:24.7℃

タイベリーのメジナがコンスタントに収穫できている。これは完熟するとホントに美味しい。果汁が多いし甘く酸味もちょうど良い、食べた感じはブドウを連想するがどのブドウよりも美味しいと思う。おまけに香りも良いので感心する。ラズベリーのファールゴールドとスキーナも調子良く収穫できている。でも今のところジャムの冷蔵貯蔵までまわらず生果で食べてしまう。


 10日(火)     最低気温:19.0℃  最高気温:23.7℃  時々

『四国地方、梅雨入り』
四国地方は今日、入梅したようだ。松山のある酒造会社が農家から田んぼを80アール借りて、社員が田植えをした。育てるのも刈入れ収穫も酒造会社の社員が行うようだ。植えた品種は酒米の山田錦、今年の冬、新種の仕込みに使われる。文字通り自給自足の会社だ。材料の生産から商品の製造、小売まで自社で行う会社が増えてきているようだが、やはり時代の変化か・・・個人的には良いことだと思う。米作をやめる人、新たに米作を始める人・・・人それぞれの夢を追って。


 9日(月)     最低気温:18.6℃  最高気温:29.1℃

今朝、キュウリの北進が大きくなっていたので、早速収穫して朝、食べた。包丁で切ったとき中の菜汁が滴るほど。歯切れも良く美味しい。でもちょっと甘味にかける。スーパーなどでも香川産の採れたてのキュウリが並ぶようになった。夏野菜のシーズンインだ。


 8日(日)     最低気温:16.2℃  最高気温:28.1℃

ブルーベリーの新しい収穫はクーパー、シェラ、アーリーブルー、ブレイデンだった。香川県が絶滅の恐れがある動植物を列記した「レッドリスト」を独自に作成したようだ。これは環境庁のリストとは別に県が「香川県版レッドデーターブック」作りに向け、2000年度から調査に着手し本年度が最終年度。それによると今年はドジョウ、トノサマカエル、オミナエシが新たに加わり798種になった。環境庁のリストは239種で、この香川県の独自のリストは3倍強になっている。県リストに載ったのは植物が401種、動物397種で内訳は、数十年間生息が確認されていない「絶滅」が12種、絶滅の危機にひんする「絶滅危ぐT類」が274種、危機が増大している「同U類」が191種、存続基盤がぜい弱な「準絶滅危ぐ」288種、その他が33種となっている。これは香川県は自然破壊が進んでいることを意味しているのか?それとも県独自のリストの基準が環境庁の基準よりキツイのか?


 7日(土)     最低気温:19.7℃  最高気温:27.1℃  時々

ブルーベリーが順調に熟している。今日収穫したのは昨日の品種プラス、ブルークロップ、ブルーレイ、コビル、エチョータ、ブルーヘブン、ノースブルー、デュプリン、シャープブルー、ケープフィアだった。数が多かったのが昨日から引き続きのスパータンとデューク、そして今日のエチョータだった。エチョータは急に房(写真)になって熟していた。昨日はここまで熟してなかったはず。「急にどしたん?どないなっとん?」という感じだ。このエチョータは昨年の実はイマイチだったので、今日食べるときあまり期待しないで食べた。でも今年は酸味の高い高品位なブルーベリーらしい味だった。タイベリー、メジナが豊作だ。レッドカラントも少量収穫した。ピーマンができていたので収穫して夜、炒めて食べた。甘味があり瑞々しくて美味しい。大和農園、タキイ、サカタから秋カタログが数日前に来たので見比べて吟味中。
 


 6日(金)     最低気温:17.3℃  最高気温:28.9℃

『芒種』
ブルーベリーの一番果は単独ではなく、デューク、スパータン、ブルーチップ、ミーダー、ウェイマウスの同時収穫だった。一番数の多かったのはスパータンの7粒、そしてデュークの2粒、他は1粒づつの計12粒だった。一気に熟していた。今日はブルーチップが一番香りよく美味しかった。他のベリーの収穫はレッドラズベリーのスキーナ、イエローラズベリーのファールゴールド、タイベリーのメジナ、ワイルドストロベリーのアレキサンドリアだ。タイベリーは香りよく美味しい、果汁が多く瑞々しい。休憩所のハニーサックルのペリクリメナム、フェイジョアのマンモス(上段右)とクーリッジ(下段左)、クラリーセージのバチカンホワイト(下段中)、ロシアンセージ(下段右)が開花した。ペリクリメナムはとても上品な良い香りだ。バラの香りやキンモクセイやジンチョウゲ系の香りともまた違う。


 5日(木)     最低気温:17.2℃  最高気温:30.5℃

今日は京都を出て神戸、須磨で仕事だった。須磨は海のイメージが強く、潮の香りのする海が似合う街だ。夕方出張は終わり帰ってきた。明日の朝、休憩所に出るのが楽しみだ。ブルーベリーの一番果が賞味できるはず。一番果はデュークかな?スパータンかな?


 4日(水)     最低気温:16.5℃  最高気温:26.0℃

今日は京都に出張だった。京都の街は久しぶりだった。仕事を済ませて夜は祇園茶屋町、新橋通りの居酒屋(?)に連れて行ってもらった。この新橋通りはとても美しい町だ。石畳の通りを歩くと昔ながらの建物が両側に並び一階には格子が入り、二階にはどの店も「すだれ」を掛けている。1865〜1870年頃に建てられた建物らしい。タイムスリップして異次元空間に迷い込んだようだ。昔はお茶屋さんで茶屋町として栄えたが、だんだんと閉める店が増え、数年前はほとんどの店が閉めていたそうだ。3年ほど前からこの街並みを何とかしようと、通りと店の外観は昔のまま残し、中を京都らしい姿を残して今風にリフォームして御飯屋や居酒屋、ショットバーなどに変身している。通りから店の門をくぐり中に入り、戸を一枚開けて店の中に入ると、またこれが異次元空間だ。縁無し半帖の琉球畳敷きで掘り炬燵風のテーブル、カウンター越しの中庭にはツクバイがあり水が流れ池になっている。壁は洒落たバーの雰囲気、天井はそのまま手を付けず年期の入った梁や天井板が黒光りしている。琉球畳に洒落た壁、昔のままの天井、通りに面した外観は昔のままのお茶屋さん。このアンバランスなミスマッチが微妙に溶け合いベストマッチになり浮いた感じになっていない。店に居ても落ち着いた気持ちになり居心地が良い。「あっ!」と言わせる意外性。京都だからできることだ。素晴らしい。


 3日(火)     最低気温:15.9℃  最高気温:26.4℃

ハイブッシュたちが次々と青みを帯びてきているが、一昨年や昨年に買ったものは休憩所の環境には、まだ全面的に適応していないので参考にならないと思うが、3年生以上は休憩所の環境下での収穫時期の目安になると思う。


 2日(月)     最低気温:14.6℃  最高気温:25.5℃

今朝、スパータンの実を見たら数粒青く熟してきている。ウェイマウスより早いかもしれない。ブルーベリーやみんなの葉や枝が台風の風で擦れて痛々しく傷んでいる。強い風に耐えたので根も疲れているだろう。ブルーベリーとベリーたちに硫安の2000倍水溶液に有機リンカリ肥料を少量溶かしたものを「よくがんばったな」と言いながらあたえた。


 1日(日)     最低気温:17.8℃  最高気温:25.6℃

晴天だった。デュークが青く熟してきた。ウェイマウスは少し青くなってきたところ。ブルーベリーの一番果はデュークになりそうだ。タイベリー、メジナが熟したので初収穫した。ユスラウメも熟していたので収穫した。
 



by Berry公