2004年 8月


 31日(火)     最低気温:26.0℃  最高気温:34.0℃

台風一過で朝から晴れて穏やかな一日だった。夜には満月の月が出て綺麗で昨日の夜半まで台風で吹き荒れたなんて嘘みたいだ。昨日は満潮時間が台風と被害と同じになり高潮の影響で高松市内を始め県下の低い所では 水に浸かってしまった。高松の百貨店 三越の地下階にも浸水してしまったようだ。休憩所の被害はひどくなかったが 各地では浸水 土砂崩れや風による被害がでたようだ。


 30日(月)     最低気温:26.2℃  最高気温:29.3℃

台風の来ている朝 サマードレスが咲いた。淡い黄色が美しいのでお気に入りだ。夏には涼しそうな色がいい。夜深くなって風がおさまって 今は秋の虫が鳴いている。もう台風は大丈夫なのだろう。


 29日(日)     最低気温:25.2℃  最高気温:30.9℃ 時々

休憩所のポーチュラカ(ハナスベリユ)が咲いた。植えた覚えがないし 昨年咲いた株とは場所が違う。他からコボレ種で飛んできたのかもしれない。休憩所にいっぱい居る 野草のスベリユは花を咲かせないで種を周囲に蒔いてしまう。

ポーチュラカ          スベリユ


 28日(土)     最低気温:26.5℃  最高気温:30.2℃

前から行きたかった 滋賀県の紀伊國屋に行った。本やWEBなどで見ていた紀伊國屋を目近で見られ感激した。オーナーの岩田康子さんの姿は チラッと見られたが お話はできなかった。午前中 摘みとりをした。ティフブルーの最盛期で甘くて美味しい。紀伊國屋ランチを食べ 周辺の散策をしてゆっくりした。岩田さんは この地で21年。21年前 ここに立って 「ここで農業をやってブルーベリーを植えよう」と決意し 女手一人で始め 火災などの幾多の苦労を乗り越え 今はパートの人を含めて40名以上の会社。今日 岩田さんが立った 同じ地に立ち 琵琶湖を眺めたが 感深いものがあった。昨日の杉・五兵衛もそうだが 人に何と言われようと 自分に信念を持ち 続けることが大事だと つくづく思った。


 27日(金)     最低気温:25.5℃  最高気温:32.6℃ 時々

今日から自己研修の視察の機会に恵まれたので 大阪 京都 滋賀に行ってきた。昼食は大阪府枚方市にある 農園 杉・五兵衛 に行った。国道から少し山手に入ったところにあり 一歩 農園にはいると別世界が広がる。食事まで時間があったので農園散策をした。広大な園内だ。牧場にはロバ・山羊・羊・ウサギがいる。果樹園にはぶどう・すだち・キウイ・ブルーベリーが実り 四季折々の花が咲き誇り 水田あり畑あり池ありで たくさんの種類の野菜・果物・花・草木がある。建物は農園会席をだす本館と軽食や喫茶デザートをだすテラスハウスがある。本館は32年の年輪を刻む重厚な建物。テラスハウスは 建物内にツル植物や野菜が植えられていて 床はカンナ屑を敷いた土。外部なのか内部なのかわからなくなる。下の写真はテラスハウス。


時間になり 本館で農園会席を食べた。園内で育った野菜料理に 園内に咲いている花オクラや古代蓮の花などが飾られ 豆腐やデザートに至るまで全て自家製。野菜料理でここまでできるか 野菜がここまで美味いか と言わせる料理だった。コンセプトは『自然を生かし 自然に生かされる』。 出始めのあまり美味しくないタケノコが高い値段で取引され 美味しい時期の最盛期になると流通量が増えるので値段が下がる。このような矛盾から このやり方を始めたそうだ。当時は 「こんなやり方は農業じゃない」と言われたそうだ。でも 32年前からこのスタイル。オーナーの奥様の「お客さまに合わせて 花は咲かない」 「お客さまに合わせて 野菜や果物は実らない」 「自然ありき 素材ありき です」と言われた言葉が印象的だった。夜は京都に泊まった。


 26日(木)     最低気温:24.3℃  最高気温:30.8℃ 時々

アーモンドを収穫した。落ちていたのも拾った。実を割って種殻を取りだし 数日 乾燥してみよう。12個あった。アーモンドは 1品種では 結実しにくいが 桃やスモモなどとも 受粉するようだ。休憩所には スモモのプラム井上があり 近くには桃の栽培農家が たくさんあるので その辺を回った蜂などが 来てくれたのだろう。


 25日(水)     最低気温:24.8℃  最高気温:31.1℃

休憩所のアーモンドが台風の雨にあたり 痛んでいる。今年は何個か収穫できると思っていたのに。他の実も落とされている。アーモンドは外実の部分が痛んでも種が大丈夫なら食べられるので 明日 実を拾って 種を取りだし 乾燥させてみたい。ブルーベリーのスワニーも雨で傷んでしまった。


 24日(火)     最低気温:21.7℃  最高気温:33.2℃

善通寺市吉原町の休耕田に 地元の吉原小学校の児童が種蒔きした赤いヒマワリ「プラドレッド」が満開になったそうだ。赤いヒマワリといっても 実際は赤こげ茶色のヒマワリ。たぶんこの畑の前は何回か通った記憶があり 見覚えがある。近いうちに ゆっくり訪れてみたい。


 23日(月)     最低気温:23.9℃  最高気温:26.7℃

『処暑』
台風の影響で スゴイ雨だ。今年は台風接近も多く雨も多い。雨の少ない香川県では1年分以上の雨が降っており 集中豪雨をともなう雨で 土砂災害や洪水により避難勧告や被害がでるのは 香川県ではあまり例がない。


 22日(日)     最低気温:25.5℃  最高気温:29.9℃ 時々

香川県の片田舎 大野原町の『ブルーベリー茶屋』という所へ行って来た。ティフブルーとブライトウェルが植えられている。ちょうど 収穫盛期でメニューにも ブルーベリージュースやアイス ブルーベリーのケーキなどがあった。ケーキはパテシェが作る プロのケーキではないが 一生懸命作っている というのが手に取るようにわかる。休憩所のゼフィランサスの黄色花 シトリナ が咲いた。


 21日(土)     最低気温:23.9℃  最高気温:30.8℃

仕事で高知県の高岡郡の檮原町まで行ってきた。仕事の内容はペレットストーブを取付けてくれるお客さんがいるので その新築現場まで 現場打合わせに行ってきた。日本最後の清流と言えば 高知県の『四万十川』といわれているが ほんとの日本最後の清流は 同じ高知県の『仁淀川』だ。その仁淀川を渡り 新荘川をさかのぼって行くと檮原町に行ける。新荘川では鮎釣りをしていた。それを横目に見ながら しばらく上ると 雲の上のホテル にでる。ホテルだけでなく 雲の上のレストラン 雲の上の温泉などがあり リゾート観光地だ。川の水は澄みきり良いところだ。とても仕事で来るところではない。檮原町に入るときと出るときの看板がいい。高知弁のイントネーションが心地良い。道の駅でブルーベリーキャラメルを売っていたので買ってみた。高岡郡東津野村北川周辺にブルーベリーを栽培 加工している産地があるようだ。


 20日(金)     最低気温:23.6℃  最高気温:30.5℃

ハーブ苗の植替え作業を行っているが なかでも K-Farmの苗が元気で土も良い。対応も良いし満足のいく苗だ。育ちが良さそうなので元気に大きくなると思う。


 19日(木)     最低気温:24.0℃  最高気温:34.6℃  時々

雨があがったら 今度は風がでてきた。台風の吹き返しだと思うが一昨日と昨日は雨だけで風は吹かなかったので安心していたので 予定外だった。赤トンボがたくさん飛んでいる。すぐ顔の目の前まで飛んできて ホバリングするので そっと人指しゆびを差しだしたが 止まってくれなかった。まだまだ自然とは一体になれない。


 18日(水)     最低気温:24.7℃  最高気温:27.9℃ 時々

新聞に各種データーから全国での香川の位置付けを示す指標が出ていた。以前1位の項目は道路舗装率(99.9%)。2位は有効求人倍率や人口当たり救急病院施設・救急自動車搬送所要時間・人口当たり大型小売店数。日照時間は6位。降水量は44位。農家世帯比率12位。農家1戸当たり耕地面積(0.69ha.)44位。総面積当たり耕地面積比率(17.86%)8位。農家1戸当たり農業産出額(173.1万円)38位。面積は1番小さく47位。リサイクル率は(17.4%)8位だった。ハーブの苗を定植する場所が決まるまで 鉢植えにした。


 17日(火)     最低気温:25.3℃  最高気温:30.7℃ のち のち

朝 晴れてくるかと思い水やりをしたが昼前から雨になり時折 激しく降った。冷たい雨だった。雨が上がると急に涼しくなった。写真は朝 出勤の道中に穂咲いていたパンパスグラス。その横道に良い雰囲気の路地があった。水路のある狭い道で突き当たりに石段が見える。石段を登ると何があるのだろうか。窓にかかった簾と水路にかかった板橋が懐かしい。


 16日(月)     最低気温:21.8℃  最高気温:31.4℃

ハーブの種類を増やそうと注文していたのが 次々 送られてきた。ハニーサックルの苗も数種類 送ってもらった。苗を見ながら夢を膨らまし 大きく育った姿を想像する時が楽しい。


 15日(日)     最低気温:23.2℃  最高気温:28.7℃ のち  時々

朝 早く たくさんの雨が降った。アーモンドの実が弾けて中の種殻が見えてきた。今年は数粒収穫できそうだ。


 14日(土)     最低気温:26.5℃  最高気温:35.4℃

マルチの補給や夏剪定をした。ブルーベリーや植物たちを見ると 「暑いわ。」 と言っているのがよくわかる。昼間は地温も高い。鉢から抜いて根鉢を触ると 温かい。ホントこれでは 朝遅くや昼間は水をやれない。夕方 日が入ってから水やりをした。


 13日(金)     最低気温:25.2℃  最高気温:35.3℃

各地で花火大会や踊りで盛り上がっている。女性の ゆかた姿は美しいが ひとつ新発見をした。ゆかたや着物姿に腕時計やネックレスなどの光りもの(イヤリングは不思議と似合う)は似合わないというのは通例だが 携帯電話も似合わない。今日 ゆかた姿で携帯で話している女性を見かけたが とても違和感があり不釣合いだった。やはり ゆかたにはウチワが一番いいな。


 12日(木)     最低気温:23.3℃  最高気温:33.2℃

京都の春草園からカタログが来た。ここのカタログも誘惑の品が多いところ。山野草はむつかしいから 暖地では育ちにくいから 自分には無理だと言い聞かせても 知らぬ間にカタログのページを折り曲げている。でも日本古来のキイチゴが何種類か出ているので 検討して買ってみようかと思う。


 11日(水)     最低気温:25.4℃  最高気温:33.5℃

朝 休憩所に出て空を見たら 抜けるような とても綺麗な青い空だった。まるで飛んでいる飛行機の機内から見ているような空の色。これは もう秋の空色だ。でも 8時を過ぎて日が高くなってくると 夏の空色に戻った。盛夏を過ぎ 秋の気配がチラホラと見えてくる この時期になると 毎年 過ぎ行く夏を惜しんでさびしい気持ちになる。何かをし忘れたような 心残りのある気持ち。ほんの小さな事で 季節の移り変わりを感じることのできる 自然がまだ残っていることは 美しく素晴らしいことだ。この自然を これ以上 壊してはいけない。


 10日(火)     最低気温:25.1℃  最高気温:32.7℃

スーパーで カナダ産のブルーベリー125gを特価として198円で売っている。ここ最近 毎日並んでいる。コンスタントに入っているのだろう。違うディスカウントスーパーでは中国産のブルーベリー125gを約100円で売っている。労働力にものをいわせ 値段では太刀打ちできない。高知の日曜市では露店で栽培農家が1kgを2,000円で売っていたそうだ。話を聞くと 品種はホームベルのようだ。


 9日(月)     最低気温:26.0℃  最高気温:31.8℃

朝は けたたましく クマ蝉が鳴いているが 夕方になるとツクツクボウシの独り舞台だ。日が暮れると 秋の虫がリンリン鳴き 夜になると もう秋風が吹くようになった。休憩所のフェイジョアがだいぶん大きくなってきた。


 8日(日)     最低気温:26.1℃  最高気温:32.8℃

ルバーブの苗が送られてきた。今回 買ったのは山梨県甲府市のハッピーハーブというところ。3年目くらいから収穫できるようだ。生食にジャムやケーキ デザート類に使えるようだ。


 7日(土)     最低気温:26.5℃  最高気温:34.2℃ のち

『立秋』
京成バラ園から 今年もカタログが送られてきた。一番の誘惑のカタログだ。もう バラはやめようと思っているのに誘惑しないでほしい。カタログを捨てるのはもったいないから捨てれないけど ページを開かない 中を見ない。この誘惑に耐えれるだろうか?


 6日(金)     最低気温:26.3℃  最高気温:32.8℃ のち

日の出が遅くなり 日の入りが早くなった。19時を過ぎると車のスモールランプをつけなくてはならない。夜が遅くまで段々明るくなっているときはワクワクしてくるが 夜 暗くなるのが早くなってくると 何か淋しい気持ちになる。


 5日(木)     最低気温:24.7℃  最高気温:32.2℃

今日も スーパーに協和種苗交配のミニカボチャ『坊ちゃん』(香川県産)がいっぱい並んでいた。以前 一緒に並んでいた ほっこり姫は あれから並ばなくなった。先日 買って食べてみたが このミニカボチャ『坊ちゃん』はホントに美味しい。丸ごとラップをかけて レンジでチンできるので手軽だし 粉質なのでホクホク感があって甘くて美味しい。でも 消費者側から言えば 新しい物 新品種を売り場に並べる場合 種苗会社名や登録品種名の有無 特長や食べ方 などを書いた簡単な説明書きがほしい。従来の普通の作物のように 名前と値段だけ書いて並べているだけでは 「変わったものが並んでいるけど 美味しいのだろうか どうやって食べるのだろうか」 と疑問を持って躊躇して買わない場合が多いのではないかと思う。 店員さんに聞いても 首を傾げて 「さあ〜? すみません わかりません」 と言われたらね。


 4日(水)     最低気温:25.3℃  最高気温:31.6℃  時々

最近 国内産の果実の生産量 消費量 輸入果実の状況などを調べているが みかんなどの柑橘類の多さに驚いている。みかんを含む 柑橘類 りんご 日本なし ぶどう かき もも で国内産の果実出荷量の大多数を占めている。国内産のブルーベリーの出荷量は統計に まだまだ載っていないが 味・用途などを総合的に加味して客観的にみて 現状の流通している果実と比べてみると 普及活動のやり方で国産ブルーベリーが浸透すれば 個人的には びわ すもも キウイフルーツは越えられると思う。そうなるとブルーベリーの年間出荷量が 30,000トンを越えることになる。日本ブルーベリー協会の目標は10年後の生産量が5,000トン としている。


 3日(火)     最低気温:23.4℃  最高気温:31.4℃

ルバーブの苗についで ネクタリンとプラムコットの苗も模索中。今年はラズベリーの品種や日本古来の野生ベリーの苗を殖やそうと思い各種 予約している。育てて収穫も楽しみだが あれにしようか これにしようか 迷って考えている時間が一番楽しいのかもしれない。


 2日(月)     最低気温:24.3℃  最高気温:28.5℃  時々

早明浦ダムの貯水率が一時 下がっていたが 今回の台風の降雨で戻りつつある。ルバーブというシベリア産の野菜の種か苗をさがしていたが ハーブの苗を扱う園で普通に販売していた。夏の暑さに若干弱いようだが それを除けば育てやすそうなのでトライしてみたい。種も苗も売っていたので 苗の方を注文してみた。


 1日(日)     最低気温:24.8℃  最高気温:28.9℃  時々

台風10号が去った。ブルーベリーの実は また飛び散り枝折れも多い。ラズベリー類も枝折れが多かった。


by Berry公