2006年 12月

12月 4日
うっかりウサギが作った 農園のお菓子 販売始めます。
右上のショップアイコンからお入りください。


 31日(日)     最低気温:2.8℃  最高気温:8.7℃

残りの掃除をして農園へ。車を洗車してワックスをかけてやりたかったが そこまで手が回らなかった。農園では植付けなどの作業はせず来年からどこをどういうふうに整備するか計画を練った。一度にはできず長期計画だ。うちのような農園カフェは何年経っても完成形はない。普通のカフェやレストラン、洋菓子店と違って 2年や3年では結果は出ない。最低 5年、10年かかる。目標はヴィラディストか紀伊國屋と言いたいが、叶わぬ夢。まあ夢は大きいほうがいいけどね。金沢では知らない人がいないといわれる 「ぶどうの木」 は、1982年 ぶどうの木の下でカフェを開いてから 僅か5年で新店舗をオープンし、その後次々に支店をオープンしている。現在はパート・アルバイトも含めると130名を越すスタッフで店舗数も10店舗を超え、他に葡萄園やハーブガーデンもある。奈良には 「くるみの木」 という有名なカフェがある。くるみの木の開店は22年前の1984年。開店から10年後に2店目オープン。2004年には ホテル、レストラン、雑貨店などをオープンし現在は計 7店舗、スタッフも50名を超える。将来 うちはうまくいった場合でも、あまり支店を出したりグループ店を作るつもりはない。うちの進みたい道はどの店とも微妙に違うが、東に進むか西に進むかといった大まかな方向性は似ている。来年、自然の休憩所の店 「Berry's Life」 をオープンする予定だが、これから先どうなるか・・・。2年後・・・5年後〜店はまだ存続しているのか。衰退の一路を辿っているのか・・・ はたまた来年のオープンを果たすことができないのか・・・ 乞うご期待。


 30日(土)     最低気温:2.1℃  最高気温:8.8℃

穏やかに晴れた。久しぶりに洗濯物も乾いた。家の掃除をしたり片付けなどをした。昼過ぎにうっかりウサギから農園の地主さんに持って行くブルーベリーシフォンとはちみつクッキーが届いたので、その足で地主さん宅に持って挨拶に行った。ご主人さんはお留守だったがお母様がいらしたので しばし雑談。お母様と言っても 80歳くらいの方でとても元気。このくらいの年代の方と話すのは好きだ。テンポがいい。ゆっくりでほんわかしている。穏やかな気分になり安心する。農園の事は気にかけてくれていて、うまいこといってるのだろうか心配してくれていた。ブルーベリーシフォンとはちみつクッキーを見て 「こんな綺麗なもんができたんやな。やったな、ものにしたな。」 「安心したわ。」 と自分のことの様に喜んで言ってくれた。その後、農園に寄ってベリーたちを一回りして、農園のある地区の氏神さんの八幡神社とお寺にお参りに行き、今年のお礼を言った。あと 2日もすれば初詣の人でごった返すが今日はひっそりしていてゆっくりお参りができた。


 29日(金)     最低気温:0.7℃  最高気温:5.4℃ 時々

冬将軍は去り、風はだいぶん治まったが思い出したように たまに強く吹く。雨も止んだが、時折 雪花が散り気温が低く冷たい。空は青空が見えるが黒い雲があり安定しない。農園に見回りに行ったが大した被害はなかった。収穫カゴを外のゴミ箱としてチップの上に置いていたが、中のゴミが風で飛ばされてどこに行ったかわからない。捨てる手間が省けたと言うべきかどうか・・・。昼過ぎになっても水や土が凍ったままなので作業はできず、戻って事務処理などをした。夜は昔の穴吹工務店時代の仕事仲間で仲のよかったグループの恒例のお盆と年末(年二回)の飲み会があるので出掛ける。メンバーはベリー公を入れて4〜5名だが、穴吹工務店を辞めて違うことをしているのはベリー公だけ。他のみんなは穴吹工務店や そのグループ会社の経営に携わるポストに居る人ばかり。約30年前からの付き合いとはいえ、そんな人たちが まだベリー公を同じ仲間として付き合ってくれるのは嬉しい。会社を辞めても自分の置かれた立場で一生懸命頑張っているから未だに相手にしてくれるのだろう。それを考えるとまだまだ頑張らないと。今、一生懸命 これからの人生の幸せの種を蒔いている。蒔いた種から芽がでて元気に育ち花が咲き、良い実が生るようにと 一生懸命やっている。蒔いている種からは まだ結果がでないことばかりだけど、休憩所ひいきのみなさま方のおかげで少しづつ芽が出つつ、土が盛り上がってきているように思う。苦しいけど ここ一番、踏ん張らないと。運営資金がないから体を動かし頭を働かせ、知恵を絞り、ただただ一生懸命に精一杯の努力を重ねる。資金があれば軽率でイケイケになっていたと思うが、資金のないのが効を得ていると思うことも確かにある。これからの人生は今の仕事の中で自分のできることを重ねて何かを残したい。目に見える形のあるものではなく、目に見えない形のない人の心に残るもの、目に見えない後世の人たちの中に受け継がれていくものを何か残したい。


 28日(木)     最低気温:1.5℃  最高気温:11.0℃ 時々

風が強い。一番嫌いな天気だ。轟音をたてて吹く風は とても嫌な気持ちになる。こんな日は無理して外作業はせず、たまった事務処理をした。今年最後のショップの発送になるお客様のプチベリーがうっかりウサギから届いたので明日栽培資材と一緒に発送する。


 27日(水)     最低気温:6.6℃  最高気温:15.9℃ 時々

風のない陽だまりは暖かい。時折 風が強く吹き、風の向きは一定せず音をたてて吹く。冬型の天気だ。明日は冷え込むらしい。朝、突然に初めてのお客さんが来た。ブルーベリーのことを教えてほしいと、隣町に住む方がこられた。県の農業経営課か果樹栽培指導員の紹介で来た栽培を検討している方かと思ったが、そうではなく趣味栽培の方だった。誰から聞いたのかと尋ねたら、○○に住む○○さん と、○○に勤める○○さん から聞いてホームページを教えてもらったそうだ。??二人とも知らない人だ。一人の名字は知っているが その人と同じ人かどうかわからない。ホームページに住所も書いているのでナビを頼りに来たそうだ。趣味で 10本ほど育てていて、もう少し手をかけて育ててやりたいので、栽培要領や施肥指針などのプランを立ててほしいそうだ。熱心な方だ。一度、ブルーベリーを見に行ってから、肥料の種類や量と時期、その他栽培資材などのプランを提案することにした。 


 26日(火)     最低気温:7.2℃  最高気温:11.1℃

一日雨だった。定期的に雨が降ってくるので水やりをしなくていい。雨でも農園に足が向く。作業はできないが ベリーたちを廻ったりしたり、小屋にいると落ち着く。パソコンがないとできない事務作業はできないが、パソコンなしでできるゴゾゴゾの作業はできる。小屋に電話線を引いてもらってパソコンを持ってこようかと思うくらいだ。ベリーたちを廻ってプックリした花芽を見ていると楽しくてしょうがない。天気がいいので狂い咲きしている品種が多くなってきた。


 25日(月)     最低気温:3.5℃  最高気温:10.6℃

あったかい一日だった。農園で作業をしていると前の道路を通りかかった近くの農婦が 「今日はぬくいけん捗るやろ。」と声をかけて来た。挨拶をして 「今がこんだけぬくかったら正月はさぶいかもしれんなあ。」と言いながら通り過ぎて行った。こういう何気ない会話が好き。しかし今日は抜けるような綺麗な青い空だった。ベリーたちへのクリスマスプレゼントを考えてなかったが、ふと何かしてやろうかと思い 考えたが、いいものが思い浮かばない。肥料をやろうか、剪定をしてやろうか・・・と考えたが一日で全株にできない。いろいろ迷った結果、ベリーたちを廻って一本一本に手で触れながら声をかけてやることにした。「今年もありがとう。」「また来年もよろしくな。」 小さな苗には「早く大きくなってよ。」「元気になれよ。」・・・などと 一本一本、枝や葉を触りながら声をかけてやった。ベリーに限らず農園にある全ての株を廻った。


 24日(日)     最低気温:4.9℃  最高気温:11.2℃

穏やかな時間がゆっくり流れた日だった。クリスマスイブだけど子供はそれなりに大きくなったので、子供たちのサンタはしなくていいので気が楽。同じ自治会で家が近くの熟年クラブの人が「放置したキウイ畑があるけど見に行かないか?」と誘いに来た。行ってみると香川県の登録品種の香緑の20年生以上の樹が 15〜16本あった。雄樹が数本あるので実のなる雌樹は 12〜13本くらい。管理した人が病気になって管理出来なくなったので、見てくれる人を探しているそうだ。「どうだやってみないか?」と言われた。1本の雌樹で200〜300個の実が生るらしい。12〜13本だと 2,600個〜3,900個くらいの計算になる。ただの様な借地料を払い管理したら収穫した収益は全て貰えるそうだが。自園のブルーベリーがまだまだの状態なので今が手が合わないから・・・と答えた。でもキウイなあ。。


 23日(土)     最低気温:6.4℃  最高気温:13.0℃

いい天気だった。昼間はあまり動かなくても少し暑いくらい。もうクリスマスがやってくる。年末と新年を迎える用意をしないとならない。何もしなくても時の流れで年末と新年は自動的にやってくるけど それではダメ。最低限のやることはやらないと。


 22日(金)     最低気温:5.5℃  最高気温:12.1℃

『冬至』
北半球では正午の太陽高度が最も低い日。これから最南の太陽は再び北に向かい、一陽来復の日。太陽高度は今日が最も低いけど、日の入りは『大雪』を過ぎた頃から少しづつ遅くなって日が長くなっている。でも日の出は、まだこれからも少しづつ遅くなり、1月の『小寒』を過ぎないと早くならない。太陽高度が高くなりだしても、日が沈むのが遅くなってきても、日の出が早くなってきても、寒さはこれからが本番。
ネット販売を始めるとき、自然の休憩所 名で銀行口座をいくつか作った。少しでもお客様の振込み手数料や手間が省けるようにと複数の銀行で作った。ネット銀行で3行、都市銀で2行、地銀で2行、郵便局のぱるるは以前から個人名義の口座を持っていたので屋号名で作ることができなかった。振替専用口座なら屋号名で作れ 振替料が安いのだけど通帳が無く振替があっても即座に確認できない。振替通知が郵送で郵便局から届くのを待たなければならないので、今の時代にそぐわない。今の所、都市銀の三菱東京UFJ銀行と郵便局に振込みしてくれるお客様が多い。最初はこんなに口座はいらないかな? と思ったけど今となっては作っていてよかったと思う。Berry's Lifeのお客様が 日本全県に広がるまで あと残り3県になった。山形県、福井県、鳥取県の3県だ。お客様の分布はやはり関東、関西地方の方が多いが、ほぼ均等に広がっている。少ないのは山陰、北陸地方がお客様が少ない。意外に北海道や東北、東海、九州地方の方も多い。沖縄の方も買ってくれたのは嬉しかった。まだベリー公が行ったことのない県や都市に、Berry's Lifeの文字が入った箱や土などの商品、ブルーベリーたちが行っていると思うと、とても楽しく嬉しいことだ。


 21日(木)     最低気温:7.3℃  最高気温:11.3℃

今年も いちごを仕入れた。仕入先は昨年からお付き合いしている農園の近くの多田さん。多田さん家は、お父さんが昔からいちごを作っていて、娘さんも数年前から作り始めている。お父さんは昔ながらの方法で畑に植えて今も「さちのか」を作っている。娘さんは らくちんのピートモスバッグで空中栽培の女峰。女峰が うっかりウサギの作るケーキに合うので娘さんの 智重美いちご を仕入れている。いちご農家の人はたくさん知っているが、やはり農園の近くというのが何かと都合がいい。もちろん品質も味もいい。娘さんが うっかりウサギと年が近いというのもいい。


 20日(水)     最低気温:4.6℃  最高気温:12.1℃

支払日だった。銀行周りや事務雑務処理でつぶれた。銀行周りで移転して新しく建った百十四銀行志度支店に始めて行った。今まで志度支店と志度南出張所と2店舗あったが統合して一つになった。今までの志度支店は商店街にあって全面道路が一方通行で道幅が狭く車が入り難く、近くにあった市役所が移転したこともあって商店街の人通りが少なくなり不便になったので、現在の人の集まる界隈に移転してきたようだ。以前は商店街で 四国八十八ヶ所 86番札所の志度寺の山門筋でもあるので賑わっていた通りだろうと思う。資材の仕入れが多くなり支払金額が多くなってきた。大口の支払もあった。不渡りをださないように頑張ってやらないと。


 19日(火)     最低気温:3.0℃  最高気温:11.0℃

天気がよくポカポカとあったかい。こんな穏やかな日ばかりだといいのに。香川県も地上デジタルになって少し経つがテレビの設定をしていなかった。ベリー公はあまりテレビを見ないので 今のテレビがデジタル放送に対応しているのかも気にしていなかった。夜、子供たちがテレビの説明書を引っ張り出してゴソゴソとテレビをいじっていた。「壊さないでくれよ」 と思いながらそのままにさせていた。しばらくすると「できたー」 「やっぱり綺麗に映るわ」 と声が聞こえる。行ってみるとデジタル放送になっているらしく映像が綺麗に映っている。全然違う。人のアップの顔など毛穴までくっきりはっきり綺麗に映っている。スゴイ。でもテレビ、デジタルに対応していたのでよかった。


 18日(月)     最低気温:3.6℃  最高気温:9.8℃

朝は冷え込んだが晴れた。朝、農園に行くと朝日がキラキラして清々しくて綺麗だった。最近、農園が一段と耀いて見える。農園の様子や進捗状況は公開してなく、休憩所日記やHPでも詳しく紹介していない。現在は植付けや準備作業を水面下で行なっている。この農園の場所に初めて立ったのは 2004年10月末頃。山を切っている途中で中止したようなところで凸凹の石だらけで草茫々の何も植えてなかった荒地だった。ちょうどその日は台風性の大雨で土はベトベトの状態だった。でも何故かここに立った時、この土地がキラキラ耀いて明るく見えた。大雨でどんより曇っていたのに、明るく見えた。何かわからないが地からの伝わってくるものがあった。それは人に会ったとき、物や作品・建物などを見たり触ったりしたとき、料理などを五感で味わったりしたときに感じる力のようなものと同じだった。その力を信じてこの場所に決めた。数年前まではこの伝わってくる力を素直に受け取らず、欲や見栄、焦りなどに負けて惑わされていた。自然に返って無になって、思い込みなどの固定概念を捨て常識の枠に拘らず 神経を集中し五感を研ぎ澄ますと感じる力が強くなる。俗っぽい言葉で言うと その力はオーラが出ていて感じる力はインスピレーション というものかもしれない。今もこれからもこの感じる力を大事にしたい。


 17日(日)     最低気温:3.8℃  最高気温:11.4℃ 時々 (霙)

一日雨だった。しかも風が強く時々霙(みぞれ)が降った。冬場カフェメニューの試作をかねて Berry's Life クリスマス忘年会をした。今年はデザートやケーキに主体をおかないで、Berry's Life風 農園コース料理にした。なのでクリスマスパーティーもかねているのにXmasケーキは無し。まずは魔女の魔法の杖のような形をしたパイスティック。はちみつ&ナッツ ディップとブルーベリージャムをつけて食べる。これは、はちみつ&ナッツ ディップに軍配があがった。現在発売中のはちみつクッキーに使っているのと同じ はちみつで、はちみつの風味がナッツの香ばしさと重なってスティックにあう。スープはじゃがいもとBerryのスープ。じゃがいものスープにベリーソースが思ったよりいい味に仕上がった。BESTマッチだった。前菜は 例のはちみつで作ったピクルス。はちみつの風味とほんのり甘さと酢の酸味がいい。そして海老とほうれんそうのキッシュ。キッシュの焼きたて アツアツを食べたのは久しぶりだった。メインディッシュはミートローフ。春菊のソースを添えてみた。切り口のゆで卵と甲子豆の緑と金時人参の赤が綺麗。春菊のソースは独特の風味でミートローフの肉の脂っこさを消し美味さを引き立てる。志度産の牡蠣とほうれんそうのパスタを食べて、そしてやっとでてきたデザート。いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ジューンベリー、ブルーベリーの温かいソースの上にカスタードクリームといちごが入った 焼きたてのクレープにバニラアイスを添えている。








 16日(土)     最低気温:3.8℃  最高気温:12.5℃

ラズベリーのファールゴールド(黄実)の地下茎が伸び 親株とかなり離れたチップから芽が出ていたのを掘り上げた。まだ収量は少ないが元気がいい。今 植えている所は夏場、直射日光がよく当たるので、もう少し影ができ西日の当たらない所へ植え替えてやろうと思っている。ラズベリーは日除けより雨除けが必須のようだけど香川は雨が少ないので雨除けより日除けの必要性を感じている。日覆ができる骨組みを作れば日除けもできるし、ビニールを張れば雨除けにもなる。ラズベリーやブルーベリーなどの育種研究をしている宮崎大学農学部の國武久登 教授がラズベリーと日本のキイチゴを交配して多くの雑種を育生しているが、その中で二季生りのラズベリーと日本のナワシロイチゴを交配した種が有望で 現在栽培試験を始めているそうだ。いい素材なので品種登録まで持って行きたいと言っている。近い将来、日本の気候に合ったラズベリーが誕生するかもしれない。登録され発売されたらぜひ導入してみたい。
草花の種蒔き栽培をしていたとき、種から育てれば植物は適応性があるので、種類にもよるが ある程度その気候に適応することがわかった。暑さに弱いとか半日陰でなければ育ち難いといわれているものも種から育てれば、ある程度 その地の気候に適応してくる。そして一代でなく、その花からまた種を採り、翌年蒔く。翌年咲いた花から また種を採り、また蒔く。三代〜五代・・・と繰り返すと、かなりその地の気候に適応してくる。涼しい地方で育てた苗を買って暖地で育てても育ち難いが、生まれた時(誕生前)から暖かい地で育てたら適応しやすい。でもブルーベリーやラズベリーは種から育てると親株と違う種になり 繰り返すうちに原種帰りをするかもしれないので、繰り返し種蒔きは難しい。挿木を何代も繰り返せばどうだろうか? 挿木をし 育った株から挿し穂を採り挿木をする。そしてまた育った株から挿し穂を採り挿木をする。何代も繰り返せば少しはその地の土壌、気候に適応してくるのではないか。何年もかかるが試してみようと思う。


 15日(金)     最低気温:6.5℃  最高気温:14.1℃

よく晴れた。久しぶり〜 って感じ。しかもポッカポッカで暖かい。秋に逆戻り。朝のTVで各地方の情報をLIVE中継していた。北海道はさすがに日の出が早い。こちらがまだ薄暗いのに北海道はもう日が射している。沖縄は真っ暗。反対に日の入りは北海道は早くて沖縄は遅いことになる。北海道の冬至の日の入りは 16時くらいかな。沖縄は 18時くらいかな。こちらはちょうど中間の 17時くらい。日本は南北に長いし東西にも長い ってことだな。夏は暑く冬は寒いのは仕方ないけど、日は年中長いほうがいい。夏の夜 20〜21時まで明るいのがいい。冬も日が長いほうがいいけど日が射しているクリスマスイブはあまりムードないから 18〜19時で暗くなるのがいいなあ。朝日も早く射し込むほうがいい。


 14日(木)     最低気温:8.6℃  最高気温:11.9℃

一日雨だった。よく降る。雨の合間を縫ってショップの発送作業をした。土を作ったり肥料を小分けしたり栽培セットBの植付けをしたり、外作業なので雨が小降りになると一気にやらなければならない。ここまでやれると後は梱包箱詰めなどは屋根下でできるので安心だ。ネットや通信販売で物を購入する場合、自分でも経験あるが、実物ではなく写真などで決めるのではっきりわからないところがある。実物を見て決めたものならどんなものが送られてくるかわかっているので、梱包を開ける楽しみはあまりない。でも、わからないから送られてくるのが楽しみだ。梱包を開ける楽しみがある。自分が買った物ではあるけれど、自分から自分へのプレゼントみたいなものだ。だからと言って、梱包や包装にあまりお金をかけたり手間をかけると売価に影響してくる。開けてしまえば袋や梱包はゴミ。ゴミにはお金をかけられない と言ってしまえば、質素な梱包であまりに受け取る楽しみがない。例えゴミになっても箱や包装は商品の一部、袋や箱にロゴや名前が入っているので大事な商品、看板だ。粗末にはできない。でも、うちの商品はわれものや取扱注意の商品が多いので、箱に天地無用や取扱注意などのシールを貼りまくっている、注意だとかケーキ在中とかマジックで書いたりしているので 段ボール箱の外観は綺麗とは言い難い かな? 梱包の中の商品の動き止め、クッション材はエアーキャップやエアークッションなどを使いたいが、そこまでの予算がなく新聞紙や広告紙を使って丸めている。昔、自分が商品を買った時、梱包を開けて中の新聞や広告を見るのが一つの楽しみでもあった。遠いあまり行ったことのない地方の新聞やスーパーなどのチラシが見れる。新聞の経済、社会、スポーツ欄は全国よく似ているが、地域版のページや特集ページがあると開封途中でも ついつい読んでしまう。広告チラシもおもしろい。以前、冬期に東北から届いた梱包の中にホームセンターのチラシが丸められて入っていた。拡げて見てみるとこちらでは売っていない雪掻き道具や暖房道具などが載っていて「へー、こんな道具があるんだ。」と見入ってしまったことがある。衣料品やスーパーのチラシなんかもこちらと内容や商品が違うので面白い。値段も違う。まあ、そんなのに楽しみをもつのはベリー公くらいだから、うちの梱包の中には必要最低限の新聞やチラシを丸めて入れている。あまりいっぱい入れてもゴミが増えるだけだから。


 13日(水)     最低気温:7.0℃  最高気温:11.7℃

今年を一字で表す漢字は 『命』 だった。自分の命も人の命も、動物や昆虫、植物に至るまで命を粗末にしてはいけない。物でも命を吹き込んだ物は生きている。また全ての命の源である地球(自然)の命を守らなければならない。今やっていることは次世代、三世代〜後に大変なことになることで、直接 現在の自分にふりかかってこないから地球温暖化、省エネ、自然環境破壊と言われてもピンとこないのかもしれない。でも今やれることをして地球の命、自然を守らなければならない。


 12日(火)     最低気温:7.1℃  最高気温:11.7℃ のち

雨の予報だったのでショップの発送や事務処理をした。「農園のお菓子」を注文してくれた方に商品を発送した。「農園のお菓子」 初注文の方は地元高松市内の方で手渡しだったので 宅急便を使って発送するのは初めて。お菓子やケーキなので苗木や栽培用品以上に梱包に気を使う。「農園のお菓子」 の初荷だ。


 11日(月)     最低気温:6.4℃  最高気温:12.3℃ 時々

食用ホオズキ(ケープグズベリー)の種取り用として収穫していた果実を潰して種を取った。食べるときはそんなに種は気にならなかったけど潰して取ってみると小さいけどいっぱい入っているものだ。手間のかかる細かな地道な作業。でも種を見ているといつも思う。こんな小さな種から芽が出て花が咲き実が生る。ホントに神秘的だ。種を手にしたその日から、いっぱいの花、いっぱいの果実が目に浮かび夜も寝れなくなってしまう。


 10日(日)     最低気温:9.5℃  最高気温:13.7℃ 時々

日曜日の午前中は家の掃除や家事をすることにしている。午後から作業。一番にしたのは昨日 もらった皇帝ダリアを挿すこと。挿木するといっても切ってミズゴケで巻いてくれていたのでポットに挿して(植付け?)ミズゴケを補充するだけ。暖かすぎない室内で管理したほうがいいらしい。太いのと細いのを送ってくれたのでポットを分けようかと思ったがそのまま 2本一緒に植付けた。1月に発芽が始まり、その後発根すると書いている。楽しみだ。はちみつ が入荷した。無くなりかけているのでちょうどいい。うっかりウサギに届けて、また農園の風を吹かせてもらう。




 9日(土)     最低気温:8.6℃  最高気温:11.6℃ 時々

朝から冷たい雨が降っていた。7時を過ぎても空は暗く厚い雲で外が明るくならない。午前中事務処理の後、昼から雨があがりそうな気配だったので農園へ。先日、土や肥料を買ってくれた方が鉢を取りに来た。その方から 「やましたさんちの田舎味噌」 という味噌をいただいた。袋の隙間からいい香りがする。「防腐剤や化学物質を一切使用していないため麹菌が生きています」と書かれている。良いものをいただいた。その人が帰ると雨がポツポツ降ってきた。雨待ちをしていると反対に本降りになったので作業は止めて引き揚げることにした。帰る途中、晩ごはんの買物をした。この味噌を使って料理してみたかったので、子供がミートスパが食べたいと言うのを振り切って、魚屋の前に行った。ちょうどいいことにヒラメのアラが格安で売っていた。頭、骨、肝など一匹分のアラが入っている。それも大きな真子付き。ちゃんと両側一対のパンパンに膨れた真子だ。「コレコレ」と買って帰った。480円だった。家に帰るとガーデニングのお仲間から皇帝ダリアの挿し穂が届いていた。11月23日の休憩所日記を見て、「よかったら育ててください。」とわざわざ送ってくれた。ブルーベリーの挿し穂くらいの太さを想像していたが、開けてみると思ったより太いのにビックリ。竹かと思うくらい。竹のような節もあるし中身も竹のように空洞なのだ。切り口はミズゴケで巻かれている。添付の説明書を読むとミズゴケを巻いたままポットに植える。と書かれている。この皇帝ダリアの親株は種蒔きガーデニングのおっしょさんから挿し穂をもらって発根に成功したものらしい。その成功して育った株から挿し穂を採取してベリー公に送ってくれた。何としても発根させ栽培を成功させたい。夜は深型の洋風土鍋で鰹、昆布のダシをとり日本酒、みりん、醤油を入れ、いただいた味噌を少量加えた。いい香りがする。味見をすると澄まし汁に品の良い味噌の風味がする。隠し味程度の量にとどめて 味噌を入れました というのがわからない程度にした。これが良い味に仕上がった。ヒラメのアラを入れ ひと煮立ちしてから大根を入れた。
今日は「農園のお菓子」を購入していただいた方への初納品だった。





 8日(金)     最低気温:10.4℃  最高気温:12.6℃ 時々

雨のため事務処理をした。昼過ぎから雨があがったので農園でショップの発送処理をした。雨でも土作りや発送作業ができるように屋根のある作業場も近い将来 造らないとならないな。


 7日(木)     最低気温:6.5℃  最高気温:11.8℃

『大雪』
暦では大雪。昼前から雨の予報だったが 朝から雨になって一日中降り続いた。近くのスーパーで柚子を売っていたのでまとめて買い置きした。この季節、鍋物やうどん、和風の料理に柚子やダイダイをよく使う。でも近くのスーパーには柚子やダイダイは滅多と売り場に並ばない。見つけたときは買うようにしている。年末には正月飾り用のダイダイが多く並ぶので、うちでは正月飾りにダイダイは使わないが料理用として買いだめする。


 6日(水)     最低気温:4.6℃  最高気温:12.9℃

昼間は天気がよく暖かかった。でも 午後3時を過ぎると太陽は陰りをみせ日の入りの準備をする。農園で作業をしていると 3時になると風が変わり寒くなってくるので、時計を見ないでも 3時を過ぎたのがわかるようになった。4時を過ぎると薄暗くなり始めるので予定が終わっていないと焦ってくる。


 5日(火)     最低気温:1.5℃  最高気温:10.6℃ 時々

朝は冷え込んだ。農園には氷が張っていた。昨日 うっかりウサギが持ってきたお菓子を持って農園へ。作業の前にお菓子を並べて撮影。3時の休憩はこれでリッチでオシャレなティータイムができる。作業をしていると午後から うっかりウサギが農園に出勤して来た。最近、お菓子作りやHP運営であまり寝てなく疲れているし、早朝から副業だったので 今日は来ないだろうと思っていたが、張りきってやって来た。鉢増しをしてもらった。作業が終わってから二人でお茶した。
うっかりウサギのお菓子は 「農園のお菓子」 で洋菓子店のショーケースに並んでいるケーキとは違う。最近の洋菓子店のケーキは芸術化して宝石のように輝き、貴金属を見ているような感じだ。そんな美しい ため息のでるような洋菓子ではなく 「農園のお菓子・農園のデザート」 で、素朴な 温かい ほのぼのとした雰囲気の中に素材が生きている。素材を生かし、素材の持っている魅力を引きだし、いかに素材を美しく美味しく表現するかに焦点をおいている。素材(ベリーや野菜など)が生きていなければならない。さすがに「農園のお菓子」だけあって、農園で撮ると より美しく より美味しそうに見える。農園に合うお菓子だ。ベリー公のおすすめ、お気に入りは ブルーベリーシフォン、はちみつクッキー、アールグレイ紅茶キャンディだ。今年の休憩所ベリーのハイブッシュブルーベリーとホワイトチョコが入ったブルーベリーシフォンは ふんわり まろやか ブルーベリーの風味が生きている絶品。今なら収穫初期の大粒種ハイブッシュ(スパータン、アーリーブルー、トロ、オニール、デュークなど)で作られたものだ。シフォンにはハイブッシュを使うが品種は段々と変わっていく。かくれんぼベリーには今年の休憩所ベリーのラビットアイ中粒種が入っている。はちみつクッキーは農園の近くの養蜂家がつくったハチミツで作られている。雑蜜だけど癖がない。春に採った蜜にはうちの休憩所ベリーの蜜も入っていた。




       


      


 4日(月)     最低気温:2.9℃  最高気温:9.8℃ 時々

晴れたが時折風がきつく不安定な冬型の天気だ。地元志度産の牡蠣を買ってオリーブオイルで炒めた。まだ少し海水温が高いので小粒だが美味しい。これから海水温がもっと下がると ぷっくり膨れて大きくなり うま味も増してくる。夜遅く、うっかりウサギから今日から発売する農園のお菓子たちが届いた。一度に15種類のお菓子のバリエーションだ。今まで申しわけ程度にクッキーを数種類並べていたが今回はそれらしくなった。小出しにせず、発売する時には一挙にド〜ンと出すのが うっかりウサギ流。でも よく頑張ったものだ。


 3日(日)     最低気温:4.2℃  最高気温:8.8℃ 時々

天気はよかったが空気は凛として冷たくさぶかった。空をみるとまだ怪しい雲がいたが風は強くはなかった。農園の小屋の壁に何日も前からこのカマキリがいる。産卵を終え、最後の時を待っているのだろう。ほとんど動かず壁にへばり付いたままだ。そのままそっとしておいてやろう。


 2日(土)     最低気温:4.7℃  最高気温:14.9℃ 時々

さぶっかった。農園で作業をしていると雨が降ってきたが大したことなかったのでそのままカッパを着てしていたら、空模様が急に怪しくなって風が強くなり、カミナリがなるわ、霰(小さい雹)が降ってくるし、さぶいし。それでもキリのいいところまでやったら、寒さに負けたのか悪寒はするし頭も痛くなって早めに切り上げた。お風呂にゆっくり浸かって暖まった。


 1日(金)     最低気温:5.1℃  最高気温:12.6℃ 時々

ラズベリー畑を何気なく歩いていたら 何やら黄色いものを発見。「何だろう?」 と 近づいて見てみたらイエローラズベリーの実だった。こっそりひっそり一株だけ実を付けていた。今の時期に貴重な実だ。狂い咲きによる結実でもなさそうなので この品種を増殖してみようと思っている。



by Berry公