2007年 11月

Before
現在のAfter
設計:ベリー公
インテリアデザイン:ベリー公
施工:本間建設株式会社
インテリア家具製作:本間 治輝
総合監督:うっかりウサギ

11月20日から実店舗開店準備に入ります。そのため大変ご迷惑をお掛け致しますが、一端、発送業務をお休みさせていただきます。ご注文の受付けは平常通り行ないますが、11月20日からのご注文分の発送は 12月末から再開させていただきます。20日までのご注文分、ご予約いただいています苗木の発送は、11月20日を過ぎても順次行ないます。誠に勝手なお願いですがご理解いただきますようお願い致します。
メーカー直送品など簡単なものでしたら対応できるものもございます。お急ぎの場合はその旨、ご相談ください。個別に対応させていただきます。


 30日(金)

コーヒー会社を訪問した。取引するコーヒー会社はダートコーヒーにした。本社に行っていろんな銘柄のコーヒーや紅茶を試飲して店で出すコーヒー豆や紅茶葉を決定した。コーヒー専門店や紅茶専門店でもなくお茶を飲むカフェでもないので、あくまでもベリーデザートに合うかどうかの視点で選んだ。


 29日(木)

店に入るアプローチの縁石、御影石のピンコロが出来上がった。縁石の中は最近時々見かけるようになった真砂土舗装材といわれる素材を採用した。昔、土間の変わりに使われていた土のタタキ風の仕上がりになり、透水性なので雨水を透し、じゅるくならず、草も生えないというもの。各社から発売されているが地元香川の会社、四国化成の マサドミックス にした。



 28日(水)

お菓子製造室にオーブン、冷蔵庫、ミキサーなどが設置され、うっかりウサギがオーブンテスト、試し焼きをしていた。建築施工業者の本間建設さんに無理を言って、お菓子製造室を先に仕上げてもらいオーブンテストの期間を取れるようにしてもらっていた。無事オーブンに火が入った。


 27日(火)

店の工事もだいぶん進み、店らしくなってきた。店は広く、ナチュラルな雰囲気で良い感じに仕上がってきている。分不相応かもしれないが、店の建物に負けないように頑張りたい。我々と店の雰囲気が不釣合いな違和感がないようにして、早く 店にしっくり似合うようになりたい。


 26日(月)

各種苗業者から来春用の園芸カタログが送られてきている。2年前から店のガーデンに植える用の花苗などを購入していたが、ポットのまま置いていたり植え替えたりしていたが枯らしたのも多い。やっと本当に植えられるガーデンができたので少しづつ庭作りをして、年々季節毎に花が咲き乱れ、ベリーの花や実が楽しめるガーデンにしたい。コンビニの駐車場のアスファルトを剥いだので、土は固いし砂利や石が多く、あまり植物を育てる土ではないので土壌改良をしながら植えていきたい。


 25日(日)

ドングリランドビジターセンターにドングリの苗木を育てるポットと用土の納品に行って来た。ポット 80個と用土 260リットルの注文を受けていた。ドングリランドビジターセンターにはドングリ銀行があって、ドングリを預けると通帳に記載され、ある程度貯まるとドングリの苗木で還元してくれるというものだ。ドングリ銀行は1992年に始まってから根強い人気でまだまだ続いている。こんなシステム(催し)はずっと続いてほしい。その後、農園にお客様。高松市内の Iさんご家族が用土の購入にみえた。ラトビア産ピートモス 6cu 2パック、CoCoチップ 4cu 2パック、ブラックCoCo 4cu 1パック、CoCoファイバー 4cu 1パック を購入してくれた。これだけの資材が車に乗るのか? お車はスバル・レガシー。しかも・・・ご夫婦とお子様 3人の合計 5人が乗って帰らなければならない。リフトバックの後部に後部座席は倒さず、ピートモス 2パックとCoCo 2パックを積み、助手席にCoCo 2パック積んだ。スゴイ! 積めるものだ。何とか積めたが運転席からは後ろも左横も何も見えない。。


 24日(土)

ショップの発送と苗木の発送。現場でパーゴラとアプローチの打合わせ。コンビニだった建物の前面のアスファルトを剥いで土に戻し、雑木やベリーの木を植え草花を植えてガーデニングをするつもり。農園と離れた住宅地に近い郊外にある店なので少しでも農園の店らしくしたい。


 23日(金)

『小雪』
陽気が戻って暖かくなった。勤労感謝の日なのに現場では6人ほどの職人さんが仕事をしてくれていた。


 22日(木)   時々

寒くて とうとうストーブに火を点けた。軽トラの車検が出来上がったのでホンダに代車に乗って取りに行った。


 21日(水)   時々

保健所に店の営業許可の申請に行った。菓子製造業と飲食業と2つ取らなければならない。


 20日(火)   時々

前職でお客様の家や店舗の設計をしたり現場監督をしたりしていたが、自分の店となると 細かい納まりや仕上げの程度など鷹揚になってくる。でも建築工事店の社長は熱心に細かい所まで気を使って納めてくれる。


 19日(月)

内部の間仕切りのアール窓が取り付けられた。壁の柱と骨組みだけの状態で窓だけ付いていると宙に浮いたような感じに見える。



 18日(日)

風が強く寒かった。今までが暖かく寒さに体が慣れてないので余計に寒く感じる。これから一雨、一風ごとに寒さが増してくる。
日曜日なのに工事は進んでいる。カウンターなど一部の家具が取り付けられていた。カウンターやテーブル、イス、家具などは全て内装と合わせた杉の木を使った造り付けの家具にする予定。


 17日(土)

間仕切りの壁もそれらしくなりスペース感が掴めるようになった。細かな寸法の打合せに入った。この店舗の前世は、実はコンビニだった。コンビニのイメージをどう拭い去るかがポイントだった。変哲のない長方形の外観に凹凸を付け コンクリート、タイル、アルミサッシを徹底して木に変える。野暮ったい民芸調の木を使った建物でなくスッキリした外観にしたかった。内部は広い長方形の空間を、壁を付けて細かく区切り、終点の見えない空間を多く作り奥行きを持たせた。遊びの空間も設けて、「この奥に何があるのだろう?」 と好奇心をそそるようにした。


 16日(金)

床のブロック貼に入った。床は桧とヒバの 105×105 厚み40mmのブロックを貼り合わせている。農園のカフェらしく、貼りものの木でなく、地元の杉や桧など真物の木をふんだんに使って自然の休憩所イメージをだしたい。木の持つ自然の木目や節、割れなどを、あえて隠さず大事にしたい。木の自然の地肌を生かしたいので色も付けたくない。透明塗装でもニスなどの皮膜を作る樹脂系の塗料は使いたくない。外部も内部も自然素材の塗料で木に浸み込む透明の保護塗料を使い木地仕上げにしている。自然に古び年季を重ねて朽ちていく過程を楽しみたい。内部の床だけは汚れるので木目の美しさを損なわない程度の色を付けたいと思っている。この床の木ブロックは誂えものでなく、木造建築に使われる防腐剤無注入の土台や柱の切れ端、仕口や墨付け間違いのものなどを輪切りにした寄せ集め。寄せ集めと言っても合計で 8,000個以上使っている。



 15日(木)

天井に杉の化粧梁が付けられた。締まっていい感じになってきた。間仕切り壁の柱も入った。



 14日(水)

外部の杉板貼りはほぼできて内部の天井の杉板貼りに入った。



 13日(火)

実店舗の進捗状況を発表してなかったが、工事も進んできたし見通しが立ってきたので公表したい。建築工事は進められるが来週にならないと手を付けられない工事もあり、その状況によって前後するので、開店予定は12月中旬前後とぼかしておきたい。


 12日(月)

パウダーブルーの地表近くから綺麗な粒状のオガクズ玉。てっぽう虫(カミキリムシの幼虫)が入り込んだのだろう。穴の中に椿油かす溶液を注入し椿油かすを練って穴に詰め込み、穴を塞いだ。ホワイトポメロに蕾がいっぱい付いた。こんなに付いたのは初めてだ。



 11日(日)

気温が下がって風が吹いて寒かった。ミルタス・シルキーベリー(左)が熟してきた。やはり鳥の卵の殻のような模様だ。フェイジョアが今日の風でパラパラ落ちてきたので収穫した。実が膨れ始める時に水切れ手前になったので大きくならなかった。



 10日(土)

コンビニやファーストフーズ、ファミレスなどのフランチャイズ店で、よく耳にする接客用語。「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」 「千円からお預かり致します。」  この、『・・・よろしかったでしょうか?』 『○○から・・・』 の言い回しは おかしいな言い方と不快感を覚えたり、気になると言う人は多く数年前の気になる言葉づかいランキングの 1位、2位になった言い回し。おかしいと、わざわざ言い直させる俳もいて、変な日本語、おかしいからやめよう と新聞や雑誌、テレビなどのマスコミからも散々報道され、最近は使わない店が増えてきた。接客禁止用語とマニュアルに載せている大手フランチャイズ店もあるようだ。ベリー公もこの言い回しは違和感を感じる。一端聞いた後で、「○○でよかったかな?」 と、後で再確認するときに 「○○でよろしかったですね。」とか「よろしかったでしょうか?」 は良いが、その場では 「よろしかったでしょうか?」ではなく 「・・・で間違いございませんでしょうか?」とか「よろしいですか?」だと思う。電話での最初の名前確認で「○○様でよろしかったでしょうか?」と聞かれると、調子が狂う。また 「千円からお預かりします。」でなく「千円お預かりします。」がいい。広辞苑に「めっちゃ」「うざい」「イケメン」「逆切れ」などの用語が追加される時代だが、当店は田舎の「ベリー農園カフェ」なので、もしコンビニやファミレスなどでバイトをしていた人が入ってきても、おかしな言い回しと言われ続けている この二つの接客用語は使わない店にしたい。


 9日(金)

知り合いの年配の方からハガキが届いた。住所変更の挨拶状だったけど、3〜4行 手書きの文字が添えられていた。万年筆で書いた文字だった。サインペンやボールペン、最近はゲルインクや油性ボールペンなどの筆記が増えたが、万年筆の筆記を改めて見ると やはり味がある。インクの濃淡、線の細い太いがあるので温か味がある。万年筆が最近、静かなブームになって来ているようだ。ベリー公も引き出しの奥にしまっていた万年筆があったので引っ張り出してみた。もう何年も使っていない。写真のパーカーとパイロット製。ベリー公が学生の時は高校の入学祝は腕時計か万年筆と相場が決まっていた。入学祝でもらった万年筆はもう持っていない。この万年筆は 10年・・・いやもっと前から使ってないと思う。自分でも書いてみたくなった。でも、まだ書けるのだろうか? インクカートリッジは抜いていたので、水洗いして新しいインクカートリッジを挿してみた。書ける! 普通に書ける。万年筆といえば、あのブルーベリー大図鑑を書いた渡辺順二さんが、「今度は万年筆の本を出しました。」と今年の初めに言っていたが、あの人はスゴイ。ブルーベリーにも短期間であんなに精通してブルーベリーの品種図鑑まで出版するようになったし、今後は万年筆。
http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/pen_museum/index.html


 8日(木)

『立冬』
早くも立冬だ。早い・・・  日が経つのが早すぎる。


 7日(水)   時々 

朝 6時でもまだ夜は明けていない。6時を過ぎるとようやく東の空が薄明るくなってくる。晴れた日の日中の 2〜3時間は作業をすると暑く感じ服を 1枚脱ぐが、15時を過ぎると陽は西に落ちる準備をして風が寒くなる。17時を過ぎると暗くなり始めるのでヤマトが荷物を取りに来たら外作業は終了だ。18時頃になると夜露が降りてくる。一日の気温差が 10℃以上ある日が多いので今年は綺麗な紅葉が見れそうだ。


 6日(火)   時々 

断続的に雨が降り続いた。気温が下がって少し冷え込みだすとブルーベリーの新葉の葉色が美しくなる。秋の新葉の色は全般的にラビットアイ種が美しいのだが、今年はサザンハイブッシュ種の葉色が美しい。遠目で見るとまるで花が咲いているみたいに見える。植物は環境や気温などの変化によって花色や葉色など様々な変化を見せてくれる。以前、バラを育てていた頃は秋の花色の変化に心を奪われていたが、ブルーベリーの葉色も引けをとらない。なんて君は可憐で美しいのだろう。。







 5日(月)   のち 

午前中、打合せなどが重なりバタバタしてしまった。雨の降り出さないうちに発送作業と思ったが、昼から本降りになった。冷たい雨で寒かった。ストーブを付けようかと思ったくらいだった。


 4日(日)

朝は一応目覚ましをかけているが、いつも目覚ましの鳴る前、5〜10分前に目が覚める。今朝は目覚ましをかけないで自然に目が覚めるまで寝ようとしたが、いつもより早く目が覚めてしまった。「まだ早い」と、二度寝したが、5分置きに目が覚めるので諦めて起きた。まだ暗いのでパソコン処理をした。


 3日(土)

農園にはカマキリがいっぱいいる。チョウセンカマキリやオオカマキリ、コカマキリなど。卵を産む前のお腹の大きなメスが多い。水やりの途中でカマキリと少し遊んだ。突くとカマでじゃれてくる。三角の顔で小首を傾げながら。



 2日(金)

ボイセンベリーとマルベリーに秋果が付いた。この二種は毎年、少しだけ秋果を付ける。



 1日(木)   時々

ブルーゴールドの狂い咲き?



by Berry公