2007年 4月

4月24日(夜)
農園のお菓子 初夏バージョン新作発表。母の日のプレゼントにも最適です。初夏の農園の風をお菓子に載せてお送り致します。


 30日(月)

ジューンベリーが実の形になってきた。アロニア(真中)とカマツカ(右)の花がほぼ満開。アロニアとカマツカは同じ仲間なので花もよく似ている。蚊が発生しだした。早くも蚊に刺された。今頃の蚊はヤブ蚊ではないので刺されてもあまり痒くない。


 29日(日)

トマトの芽が出だした。小さな種からこんな芽が出る、この瞬間はいつも種蒔きの不思議にハマってしまう。まだ種殻の帽子を被ったままの子もいて可愛いものだ。種蒔きの時、ほんの少し深めに種を蒔き覆土は土を被せず籾殻クンタンを被せている。そうすると土中の白い茎の部分にも日光があたり酸素も多く供給できるので強くがっちりした主軸ができるので病虫害にも強い苗ができる。以前、種蒔きをしていた時、よく生え際の茎の部分で曲がったり寝そべったりしてひょろひょろの芽になっていたので考えた方法。


 28日(土)

また水やりに追われる季節になってきた。しっかりやるときは半日が水やりの仕事で終わってしまう。鉢植えの株や苗をだいぶん農園に植付けているので以前に比べると少しはマシだけど、これから挿木や種蒔きの小苗が増えてくると同じかな。


 27日(金)

先月 27日に農園でカブトムシを見かけて以来、その後しょっちゅうカブトムシの死骸を目にした。気の早い慌てん坊はあの子だけかと思ったら 他にもいっぱい同じような子がいた。孵ったはいいが外気の低温で生きていけないのだろう。でも今日は元気のいいカブトムシに出くわした。それも2匹居た。元気に歩き廻っていた。でも早いよな。


 26日(木)

日陰の花壇を彩るユキノシタ科のティアレア・ニンジャが可憐に咲いている。株も充実してきて花穂の数も殖えてきた。肉眼で見たときに気付かなかったことが、後で写真を見て気付くことも多い。この花ってよく見るとこんなに綺麗だとか、この部分はこんなになっているんだとか、肉眼で気が付かなかったが写真で見ると虫が付いていたということも多い。



 25日(水)  のち 

T&F の福田 俊さんと玉田先生著書の 『育てて楽しむ ブルーベリー12か月』 が送られてきた。全91ページで本題の80ページまではオールカラーで写真が多くてとてもわかりやすい。読んでいるだけで楽しくなる。いい本なのでBerry's Lifeショップで近日中に発売する予定。イギリスの種子メーカー、チルターンシードに注文していた種が送られてきた。注文する時、チルターンシードのHPのウェブショップから注文しようと思ったが、英語が苦手でカード決済画面の細かい内容までよくわからなかったので、いつも通り手書きの注文書に記入して郵送で送った。4月9日に郵送(普通便)で送ったので、約2週間かかった。箱の中にイギリスの空気が入っているので、開けるときイギリスの香りがするかと思い、おもいっきり吸い込んだけど 種とダンボールの匂いしかしなかった。




 24日(火)  時々  のち 

2月6日の室内挿し(今は外で管理している)の二次生長が始まった。発根が始まったようだ。やはり挿木や種蒔きはハウスか室内で管理するほうが確率がいい。今までは雨除けもない露地挿しだったので、これからは簡易でもビニールを張るかハウス紛いか何か考えたい。
うっかりウサギの農園のお菓子の新作が今夜発売です。初夏バージョンです。今回のベリー公のお勧めNO1・2はピンクベリーシフォンとTomatoチーズ。


 23日(月)  時々 

遅くなっていたオーナーカードがやっと出来上がった。今日から順次発送。ルバーブ・ヴィクトリアの芽が顔を出した。この前蒔いた種では一番乗りの発芽。


 22日(日)

一日雨だった。農園に新たに植付けた苗にはちょうどいい雨だ。アカシデの新葉がとても綺麗。見ていると吸い込まれそうになる。


 21日(土)

農園で一人 作業をしていると一日誰とも会わず、電話もないときは誰とも話をしない日も多い。会社勤めの時はそんなことは考えられなかったが今はそんな生活にも慣れた。その分、ベリーたちと会話している。向かい合って理解しようという気で話すと植物たちが出すサインがだんだんとわかるようになってくる。香川でやっとフクベリー(2枚とも)が咲き始めた。これでラビットアイの全ての花が咲き揃った。まだ咲いていないのはキセ(仮称)、ブルージェイ、デキシー、ネルソン、うつぎ青。今年はまだ植付けたばかりや違う気候の地域から送られて来たのでこちらの気候に馴染んでいない品種もあるので開花時期は安定していない。オニールの実が膨れてきた。


 20日(金)

店の着工もオープンの日取りもまだ未定のまま。いろんな事の返事待ち状態で先に進めない。そのため、今は店の段取りをしたり走り回ったりすることもないので、農園作業に打ち込める。今日は植付けも捗った。


 19日(木)

『穀雨』
雨上がりの晴れた朝は清々しい。朝日に当たって伸びをすると気持ちがいい。今、休憩所に咲いている花は白い花が多い。今日はブレンド用土などの土作りを一日した。


 18日(水)

冷たい雨が降って肌寒かった。またストーブをつけた。今年の夏にオープンする予定の店で提供するデザートやお菓子などに 自園のブルーベリーやラズベリーなどのベリー類をどっさり使いたいが まだ植付けたばかりの苗が多いので 数年は足り苦しいと思う。そのため、代りに使える珍しい野菜の種を取り寄せて蒔いている。野菜は種を蒔いてその年のシーズンに収穫できるので都合がいい。サラダのメインやデザートの飾りで使えるキューカンバやトマチロ、珍しい色のトマトなどを栽培しようと思う。どこでも栽培している野菜は地元の農家さんから仕入れた方がいいので そんな野菜は栽培しない。飾りで使うので数品種で量を多くではなく、少量多品種でいく予定だ。


 17日(火)  時々   一時 

晴れるかと思ったが曇りがちで時々雨が降る変な天気だった。このところ少し天気が悪く寒い日が続いている。今の低温は受粉昆虫や花の開花や実生りに影響があるので すっきり晴れて暖かくなってほしい。種蒔きをしたプラグトレーを簡易棚に置いて並べていたが露地に置いているので雨や直射日光がモロに当たるので 50%遮光のカンレイシャを張った。


 16日(月)

一日中、雨が降り続いた。また溜まった事務処理に取り掛かった。事務処理や書類が溜まると仕事が片付いた気がしなくて農園仕事に集中できない。毎日その日の内に処理して日々溜めないようにしたい。


 15日(日)

やはり今年も虫が多いのか、シャクトリムシや毛虫、青虫類の被害が多い。新芽や新葉、展開前の花芽などが食い荒らされている。一回りして目に付いたものを捕殺した。それに今年はミツバチが少ない。マルハナバチの姿をまだ見なかったけど、今日は今年始めてのマルハナバチを見た。ヒトミの花は真丸。だからヒトミっていうのかな。スター(写真中)とジュエル(写真右)が実の形になってきた。


 14日(土)

自宅の庭は手入れできなく草茫々で春になっても花数が少なくなってきた。植えていたはずのものから芽が出てない子が多々いる。それでも元気に咲いてくれた子たち。フウロソウのハミルトンメロディーは綺麗に咲いてくれた。


 13日(金)  のち 

この毛虫が目に付く。昨年大発生した毛虫だが今年も多いのかな。ジューンベリーの花が満開だ。


 12日(木)

今日も種蒔き。今日で本来 3月蒔きのものは終わった。トマトを各種蒔いた。今まではプチ、大玉の赤と黄色のトマトだけしか育てたことがないが、今年は初めて育てるクリーム色、グリーン、黒色の種も蒔いた。


 11日(水)

発送処理や事務処理などを済ませて、種蒔きをした。ワイルドストロベリーの続きとトマトの種を蒔いた。トマトはプチトマトやフルーツトマト、大玉トマト、マイクロトマトなど多種類蒔く予定。


 10日(火)

夕方近くまで水やりや発送の仕事をして それから遅くなった種蒔きを始めた。本来は 3月蒔きのものから蒔き始めた。今日蒔いたのはルバーブとストロベリー・スピナッチ、ワイルドストロベリー(途中)の 3種で夕方暗くなりかけ種が見辛くなったので止めた。プラグトレーに 1粒蒔きをしている。種蒔き箱に一度に蒔いて間引き、ポット上げするのが一般のやり方だけど、これが苦手で適時にできない。蒔く時は面倒くさいけどある程度苗が育つまで置いておけ、ポット上げも簡単なプラグトレー 1粒蒔きでやっている。ストロベリー・スピナッチは苺ほうれん草で、葉や茎はほうれん草と同じように使え実は桑の実のような形の食べられる赤い実が生るので苺ほうれん草といわれる。


 9日(月)

動くと暑い。夜や朝方はまだ寒いので服の調整が難しい。冬物を仕舞って衣替えをしようと思うがまだ冬物は仕舞えない。ストーブもまだ仕舞えない。時期少し遅しだが やっと春の種蒔きの準備に入った。今から蒔くと花が咲いたり、野菜の実が生るのが少し遅れると思うが、カフェの開店が最初の予定より遅れるので ちょうどいいかもと思っている。


 8日(日)  時々 

ジューンベリーの花が咲きだした。ジューンベリーの中で一番乗りで咲いたこの子は地植の子で品種は不明。うちの中で一番古い子だ。


 7日(土)  のち 

農園にいろんな人が来るようになった。友達などの顔見知りの人の他にブルーベリーに興味があり話を聞きに来る初対面の人も多い。今日来た方は経営戦略や注意する点などをいろいろと話してくれた。傍目から客観的に見た第三者の方の意見は参考になる。


 6日(金)

チューリップのクルシアナ・シンシアの今年咲いた写真が撮れた。今年の子は黄色の色が少し淡い感じがする。球根を何年も植えっ放しだからだろうか?堀り上げが必要なのかな?でもこの子はやっぱ可憐で可愛いわ。放ったらかしでも元気で咲いてくれるいい子。ベリー公のお気に入りの野草(雑草)のマツバウンランが咲いてきた。風に靡く姿が美しい。雑草にしておくのは絶対もったいない。根も浅いしこぼれ種で殖えるし、この子はガーデンに植えたい。群集させると見事で存在感もある。



 5日(木)

『清明』
カフェ建設の事前手続きや許認可申請などが思ったより時間が掛かるので、元旦に宣言した 6月15日オープンは無理になってきた。今の所 予定は流動的だけど 7月〜8月になる見込み。それまでにやらなければならない事がいっぱいあり、今も寝る間を惜しんでやっているが間に合っていない。自然相手なので、その時期にやらなければならないが、ボリューム的に全部できないので優先順位を付けて計画の練り直しをしたい。


 4日(水)  時々   一時 

晴れたかと思えば雨が降ったり、また晴れたりで風が強く変な天気だった。気温も低く花冷えで寒かった。近くのソメイヨシノはほぼ満開で今日の風でほんの少しヒラヒラ散っていた。農園には小鳥などの野鳥がいっぱいいる。ウグイスやホトトギス、キジの鳴き声が一日中絶え間なく聞こえる。今、識別できるのはウグイスとホトトギス、キジ、ヒヨドリくらい。時々カラスの雑音が聞こえるが、美しい小鳥のさえずりを聞きながら仕事ができる環境は 望んでも得られることのない贅沢な環境だ。農園にある小高い山の雑木を切って下草を刈って整備したいと思っていたが、キジの巣があったり小鳥たちの住みかになっているので手を付けるのはやめようと思う。草や枯れた樹木があって見苦しいが下の地際だけ刈って最小限で止めたい。


 3日(火)  時々 

農園ではクサイチゴなどの自生しているキイチゴ類が花盛りだ。イタドリ、タラの芽、ワラビなどの山菜も多い。季節物としてカフェの料理に利用したい。




 2日(月)

黄砂が飛んで来ていて砂っぽく霞がかかったようなぼんやりした天気だった。風があって少し肌寒かったがチューリップが咲いた。クルシアナ・シンシアも蕾が膨らんでいて明日には咲きそうだ。アーモンド並木は今がちょうど見頃。


 1日(日)

農園近くのソメイヨシノは今がちょうど 7〜8部咲きといったところ。桜の種類もいろいろあるけど やはりソメイヨシノが一番綺麗。ソメイヨシノが咲くということが日本での一番の風物詩のような気がする。誰もが「サクラ」「サクラ」「サクラが咲いた」と口を揃えて言う。こんな花、他の季節を見ても他の花をみても見当たらない。アメリカ花水木やムクゲも綺麗だが、ソメイヨシノはいい。事のほか春の入学式に似合う花だ。



by Berry公