農園のお菓子



ブルーベリー
苗木販売



栽培セット



樽鉢



お家



ゆりかご



おふとん



ごはん
&おやつ



お薬

                





2009年 10 月



 21日   
朝から発送業務に追われた。ブルーベリーの鉢土も乾きも鈍ってきた。あまり根が水を吸わなくなってきたので秋梢の生長も終盤だ。これから水やりに追われることは少なくなってくる。反対に水のやり過ぎに注意しなければならない。




 20日   
社団法人 日本農林規格協会(JAS協会)の有機農産物の日本農林規格において使用可能な土壌改良剤として次のような表記がある。
泥炭:天然物質又は化学的処理を行なっていない天然物質に由来するものであること。ただし,土壌改良剤としての使用は,育苗用土としての使用に限ること。
これはどういうことかというと、有機JAS認証をとっている農園は「ピートモスの追加投入をできない」ということだ。最初の苗の植付時に使用するのはいいが、植付後にピートモスを追加で鋤き込んだり表土に敷いたりすることができない。これはピートモスに限らず、泥炭と区分される資材(植物が自然に堆積したものを採取、採掘したもの)は使えない。関係官庁に問い合わせると、理由は泥炭そのものが悪いのではなく産地の環境破壊を留意しているためのようだ。木質チップやココヤシ製材はこれにあたらないので使用は可能だ。中国の古代の遺産といわれる天然腐植草炭は既に輸出禁止なって今後の入荷はない。現在日本に残っている在庫分だけの資材。ピートモスもだんだん輸入が難しくなり値段が上がり そのうち手に入らなくなる日がくるだろうと思う。ブルーベリーにピートモスが使えない日が来る。その時どうしたら良いだろうか? その日のために〜自然の休憩所〜Berry's Lifeでは、3年も前からピートモスを使わない用土(デネブCoCoブレンド)の開発研究に取り組み商品化している。今後も研究に取り組み この用土を進化させていく予定。



 19日   
高速道路 1,000円効果も一段落したのか高速道路はあまり混んでなく県外からのお客さまも少なくなった。どこかのアンケート「高速道路が 1,000円になったらどこに行きたいか?」で 一番多かったのが「四国へ行きたい」だった。高速道路や瀬戸大橋の料金が高いので遠のいていた四国が近くなって「さぬきうどんの食べ歩きに行きたい」と言った人が多かったようだ。さぬきうどんブームにまたこれで火が付いてしまった。地元香川のタウン誌が「恐るべきさぬきうどん」という単行本の発刊(1991年)で、名もない田舎の製麺屋の食べ歩きが流行った。香川県内だけをターゲットにした本だったが、徐々に岡山〜関西〜関東と県外に広がっていき全国的なさぬきうどんブームになった。その後やや下火になったが 2006年「UDON」の映画公開でまたブームになる。そして今回の高速1,000円効果でさぬきうどんブームは止まることを知らない。現在の麺通団のうどん屋ランキング(クリック)。でもここで困ったことがある。それは県内住民が以前のように製麺所でうどんを食べれないのである。有名な製麺所はどこに行っても県外の人の行列ができている。それと多くの店は味が格段に落ちている。これはある一面仕方のないことかもしれない。以前よりお客さんが増えて一日数十人だったのが今では多い日には数百人、店に寄っては千人以上のお客さんをこなさなければならない。そのために設備を入れ手作業から機械化をし、人手を増やす、店を広げる、製麺の工程を簡略化し少しでも早く麺が出来るようにしなければならない。麺も香川県人向けの麺から県外の人が食べやすくするために少し一般向けに変わっている。そんなことから味は格段に落ちている。ベリー公は小さい頃からうどん好きで麺食いだった。恐るべきさぬきうどん発刊前からいろんな製麺所を廻っていた。今では超有名店になっている「がもううどん」や「山越」なども当時の勤務先が丸亀の時 1987年頃によく通っていた。当時「山越」は小さな会議用テーブルが4台くらいでパイプイスで海の家のカキ氷屋みたいな所で食べに来るお客さんはまばらだった。製麺所なのでうどん玉卸しが主体だった。「かま玉」や「生醤油」「かけ」など何を食べても美味しかった。特に当時の「かま玉」は最高だった。昔からさぬきの麺通の中でゆであがったうどんに生卵を絡めて醤油をかける食べ方はあった。それをメニューに書いて「かま玉」と名付けたのが「山越」が一番だった。しかし有名になってお客さんが増え始め、年を追うごとに味は落ちていった。もう何年も「山越」の「かま玉」は食べていない。5〜6年前に食べに行って絶望してから「もう行くまい」と思った。同じような例では「池上」。この店はお客さんが増えても以前からのスタンスを貫くだろうと思っていたが、だめだった。店を広げて大人数に対応できるようにしてしまった。味は言うまでもなく… 多くの麺通のさぬき人を絶望させてしまった。「あそこももうイカン、味が落ちてしもうた」
お客さんが増えればそれに対応できるように人手を増やし手作業から機械化、工程を減らし店を広げて対応する… しかしそれには限度があると思う。味を落としてまで、こだわりを崩してまで対応することではないと思う。もしも当店がその立場になったら(当店にあんなに行列ができるほどお客さんが来る様なことは天地がひっくり返っても無いことだが)、手作りで手間暇かけて作るものは それなりのこだわりがある。そのこだわりや今までのスタンスを崩さず味を落とさない範囲で、人手を増やしたり最大限の努力をしてこなせる客数を増やさなければならないが、それ以上はやりたくない。それをやっていないのが奈良県の「くるみの木」だ。ランチは平日60食前後、土日祝は80食前後で終了している。毎日ランチ目当ての行列ができ順番ノートを入口前に置き記入してもらう。11時開店と同時に40席が満席になり外に順番待ちのお客さまがいっぱいいる。そんな状態が毎日続く。それでも提供数を増やしたり席数を増やしたり店を広げたりしない。手作りでできるギリギリの範囲で納めているのだろう。こんなに流行っても作り置きはしない。お客さまが席に付いてから順番に作る。手作りで出来立てを食べてもらう。一気に大量に作らず少量づつ丁寧に作っている。開店と同時に席に付いてからでも15分くらいは待たなければならない。運ばれて来た料理を見ると、手作りで一品一品 手間隙かけて一生懸命作ってくれたのが手にとるようにわかる。食べ始めると心が熱く感じるものがある。これが人気の秘密だ。石村さんがランチを始めたころの思いを 今も変わらぬ思いで作っているのだろう。石村さんはもう料理は作っていないがその思いを確実に引き継いでいるのだろう。そういうものを大切にしていきたい。

  


 17日   
昼間は動くとまだ暑く感じるが朝夕は肌寒い。やっと蚊がいなくなった。フウロソウ・ジョリービーの秋色の花が綺麗だ。気温が低くなると花色が濃くなり鮮やかな色になる。ホント暑さにもわりと強くて良い子だ。秋の休憩所は花が少なくさびしいガーデンだ。秋も春のように溢れんばかりの花、花、花・・・にしたいが、秋は無理かな。秋の植替えシーズンになってネットショップの注文も土や鉢類の注文が増えた。カフェにも土や鉢などの資材だけを買いに見えるお客さまが増えた。特にオリジナルのブレンド土が良く売れる。バラや果樹栽培の方が休憩所の土やBerry's Lifeピートモスを買いにみえ、クレマチスやクリスマスローズの方が鉢やポットを買って帰る。ブルーベリー栽培の方だけでなく一般のガーデナーのお客さまも徐々に増えている。

 


 16日   
ニシキギが赤い実を付けている。紅葉が始まってきた。朝日に照らされると赤い実がキラキラ耀いて綺麗。  

  レモンマリーゴールドの花がいっぱい咲いて綺麗になってきた。昨年は切り戻しせずに放ったらかしで伸ばし放題にしていたので今年は夏から刈り込み、2回切り戻したので こんもりとまとまった。

ヒロリンが夏に来てくれた時に植えてくれたコリウスの花が咲いた。葉色を楽しむものだが花も咲く。シソ科の植物らしいセージ類に良く似た花だ。  


 5日   
台風の影響か夕方から雨が降ってきた。書類提出や所用があって銀行回りと諸官庁回りをした。県庁や都市銀行にも用事があったので久しぶりに高松市内へ行った。車をパーキングに停めて中央通りの三菱東京UFJ銀行辺りを歩いた。ちょうど昼休みの時間帯でサラリーマンやOLがいっぱい歩いている。最近は写真入の社員証を首から吊るしている人が多い。ネクタイをしている人は少なくなったがスーツ姿で颯爽と歩いている。ベリー公も昔、サラリーマン時代はスーツに革靴、あの頃はまだネクタイを締めて颯爽とこの辺を歩いていた。懐かしく思えたが、あの頃に戻りたいとは思わなかった。この世界にはもう住めない。価値観が変わった今は住む世界が違うと感じた。




 4日   
秋になって休憩所の虫たちも食欲旺盛になってきた。コスズメガ?の幼虫も山ブドウの葉をムシャムシャ食べている。このまま置いておくと葉が丸坊主になるので退いてもらった。エイリアンかトドみたいな奴だ。

  


 3日   
休憩所のカマキリたちの産卵が始まった。写真は産みたてのハラビロカマキリの卵。害虫ハンターとして来年も活躍してほしい。




 2日   
雨のせいかお客様は少なかった。秋の植替えシーズンで土や鉢の売上が伸びてきた。カフェにも鉢、土だけを買い求めに来てくれる人もいる。カフェ店内に栽培用土や肥料、鉢を置き、苗も販売している店はあまりないと思うが、カフェに土だけを買いに来れるのはいいなあ と思う。




 1日   
早くも10月。借りたハウスの整備をテルさんにしてもらっている。テルさんも農園の水やりや土作り、草刈などの仕事があって忙しいが 時間を作ってハウスの整備に行ってくれている。ブドウのハウスでブドウの樹が植えられたままで蔓が四方に伸びている。蔓や枝は番線に誘引されたまま枯れているが樹は枯れてなく株元から芽が出てている。何年も放置されていてハウスの中なので陽は当たるが雨は当たらず水はもらえない。それでもブドウの樹は生きていた。草も少ないが雨の当たらないハウスの中で生えている強健種がいる。ハウスの中は雨が当たらないけどハウスの外は土なので外に降った雨がハウスの中に浸み込んできた僅かな水を吸って生きのびてきたのだろう。




 
©2005〜 Berry's Life All Rights Reserved