農園だより | うっかり日記 | ふじっこの ことえり日記
2018年 10月
■ 10月 20日 (土曜日) 晴れ
世界中のミツバチが激減している。激減している原因は定かではないが農薬、電磁波、環境汚染、温暖化などと言われている。日本でも野生のミツバチだけでなく養蜂の西洋ミツバチも例外ではない。
ミツバチがこの世から姿を消せばどうなるか?
ハチミツが食べれなくなる。蜜蝋やプロポリスがなくなる。。。そんな容易いことではない。
ミツバチは自然界での重要な役割、受粉を行っている。受粉昆虫はミツバチだけでなく 他のハチ類、アブ、蝶などがいるが、ミツバチが全植物の7割の受粉を担っているという。ということはミツバチが消えれば他の受粉昆虫だけでは間に合わず7割の植物が種を残せず絶滅していく。植物が絶滅すると山や野原など森が消え緑がなくなっていく。緑がなくなると動物、昆虫、微生物など多くの生物が住めなくなり絶滅し、山は砂漠化し土砂崩れが至る所で起こり、植物の根が無いし土中の微生物が居ないので そのまま泥水として川に流れ川の生物も絶滅し川も死ぬ。その泥水が全て海に流れ込み やがて海も死ぬ。山、川、海が死ねば人間も食料がなくなり滅びるだろう。
大袈裟で極端な言い方だが、まんざらでもない。ミツバチは自然界では大きなカギを握っている。
じゃあ、どうすればいいのか?
農薬、除草剤、化学肥料を使わない。使っている野菜や果物を買わない、食べない。
■ 10月 14日 (日曜日) 晴れ
今年も西洋ミツバチがうまくいかなかった。群が自然消滅してしまう。
世界中のミツバチが激減している。激減している原因は定かではないが農薬、電磁波、環境汚染、温暖化などと言われている。日本でも野生のミツバチだけでなく養蜂の西洋ミツバチも例外ではない。
ミツバチがこの世から姿を消せばどうなるか?
ハチミツが食べれなくなる。蜜蝋やプロポリスがなくなる。。。そんな容易いことではない。
ミツバチは自然界での重要な役割、受粉を行っている。受粉昆虫はミツバチだけでなく 他のハチ類、アブ、蝶などがいるが、ミツバチが全植物の7割の受粉を担っているという。ということはミツバチが消えれば他の受粉昆虫だけでは間に合わず7割の植物が種を残せず絶滅していく。植物が絶滅すると山や野原など森が消え緑がなくなっていく。緑がなくなると動物、昆虫、微生物など多くの生物が住めなくなり絶滅し、山は砂漠化し土砂崩れが至る所で起こり、植物の根が無いし土中の微生物が居ないので そのまま泥水として川に流れ川の生物も絶滅し川も死ぬ。その泥水が全て海に流れ込み やがて海も死ぬ。山、川、海が死ねば人間も食料がなくなり滅びるだろう。
大袈裟で極端な言い方だが、まんざらでもない。ミツバチは自然界では大きなカギを握っている。
じゃあ、どうすればいいのか?
農薬、除草剤、化学肥料を使わない。使っている野菜や果物を買わない、食べない。
花や樹を植える、育てる。
種を育てるために野菜はF1種は避けて伝統野菜、固定種を育てる。固定種の野菜を買う、食べる。
石油化学製品の購入、使用をできるだけ抑え、天然素材の製品に変えていく。
多くの人が上記のことを実行することによって、そんな製品の売上げが落ちていく。売れなくなると企業、生産者は売れないものは作らなくなる。
ミツバチのことをもっと勉強、研究してみたい。
ハチミツも採りたいが、育蜂に力を入れて群を殖やしていきたい。
どちらかといえば、花や野菜、果樹も、花を咲かせたり収穫することよりも、種を蒔いたり挿木をしたりして育てる方が好きだ。
ミツバチは深入りすると怖い気がするがやってみたい。
■ 10月 8日 (月曜日) 晴れ
『寒露』
本格的な秋の始まり。草木に冷たい露が宿る。
夜間の気温が下がり紅葉が始まる。大気が澄み空が高くなる。
ツバメなどの夏鳥が去り冬鳥が渡って来始める。
夏物を仕舞い冬物の準備を始める頃。
朝の陽光が気持ちいい季節になった。寒露に朝陽が当たり美しい。
二十四節気などの暦はよく出来ている。昔は季節を肌で感じ、夏の土用になれば梅干用の梅を干し、服や本なども虫干しする、などと暦で暮らしの家仕事や農事を行っていた。
昭和の高度成長で文明の利器、手間のかからない、早くできる、大量にできる、均一にできる、いつでもできる、誰でもできる・・・などの商品や技術の開発で季節感や手仕事は薄れてきた。便利なものは溢れ、有り余る食材が揃っている。その結果、自然環境が破壊され絶滅危惧の自然生物が増え生態系が崩れている。
これからの時代に今までのような便利なものが果たして本当に必要なのだろうか? ナスやキュウリ、トマトが年中売っているのはおかしいし、果物をハウスや加温栽培で旬の時期より早く食べるよりも「その季節にならないと食べれない」という季節感のあるほうがいい。年中ある野菜も果物も本当の旬の時期が一番美味しいはずだ。
先日の『居酒屋ばぁば』で「英子さん:食は命だから、今はありあまる食材の中でどれが安全な食材か見極めなければならない」「希林さん:美味しい味がわからない」「希林さん:舌も脳もボケてるのよ」などと樹木希林さんと津端英子さんの会話があった。
簡単に早くできるレトルト食品、インスタント食品、ファーストフード、化学調味料、添加物、精製・加工・剥離・脱色・着色などの化学処理、などで 味覚が鈍り(舌がボケて)食材本来の味がわからなくなっている。そんなものが体に悪いとわかっていながら脳がボケているのでついつい買ってしまう。人も自然の一部なのに自ら自然を破壊し変な方向に進んでいる。食だけでなく
もの作りも然りで、機械化によって大量に早く均一にできる工業製品が多くなり、名人級の職人が育っていないので途絶える手作り品が増えてくるだろう。
食を扱う者として正しい方向に進んで行きたい。日本の気候風土にあった古くから伝わる習わしを学び、変えていく事と変えずに大切にしたい事を考えながら伝えていきたい。二十四節気などの暦に添って季節感を料理で表現したい。今日観た映画『日日是好日』で五感を研ぎ澄ませば冬と夏の雨の音を聞き分けられ、心を無にすればお湯を注ぐ音と水を注ぐ音の違いに気付くように、頭で考えずに五感を研ぎ澄ませて自然と一体になり心で感じ心で聴くと体が覚え自然に体が動く。
同じことの繰り返しでも毎年同じ時期に同じ料理が食べれることが 生きる幸せ。この事を肝に銘じたい。
■ 10月 7日 (日曜日) くもり時々晴れ
また暑くなった。仕入れや買い出し、所用など車で回るが、どこで降り立っても金木犀の香りがする。
うっかりウサギの作るサラダは、使う野菜や果物などの種類が多い。その週のメニューによって種類数は変わるがハーブやエディブルフラワー、ソースにする素材まで入れると7~12種類くらい。多い時には20種類近くになる。
多くの素材を組み合わせて一つのサラダを作る。ランチの時間中いつも横で見ているが、ひとつひとつの素材を見ると切り方や盛り付けが雑に見えるときもある。しかし出来上がったサラダを見ると、こんなに素敵で調和のとれた美しいサラダはない。これは森と同じだと思った。自然の樹々は一本一本見ると、植木屋が仕立てたように剪定や手入れがいき届いてないが、自然樹形の美しさがある。自然の樹々が集まった森は、整然と管理された名庭園にはない調和のとれた美しさがある。
その森には、季節の野菜や果物が実り、四季の花が咲き乱れる。妖精や魔法使い、いろんな動物たちもいるかもしれない。
お一人で来て窓辺に座り、お店の雰囲気、音楽で非日常に。おしながき、始まりのジュースで「ほよ~ん」と気が抜けたところに サラダが目の前に置かれる。その気の抜けた隙間にうっかりウサギの気が入っていく。
■ 10月 5日 (金曜日) 晴れ
金木犀の香る頃になりすっかり秋になった。蚊はまだいるけど。
やっと種蒔きモード。
この秋は所用回りや辻褄合わせに奔走していたので時間的余裕と心の余裕がなかなかマッチしなかった。種蒔きをするとなると、土や道具の準備~作業~片付け
で2時間以上のまとまった時間が取れないとできない。パソコン作業などはちょっとした時間の合間を縫って都度できるが、種蒔きは連続の時間でやりたかったので
今になった。
まずはエアルームレタスの種蒔き。
128穴のプラグトレーを2トレー蒔いた。1穴 2~3粒蒔き。
レタスの種は白と黒がある。なぜ白と黒があるのだろう?
種蒔きをしている時は、蒔いた種から芽が出て(今日の場合は)立派なレタスになり 収穫して、うっかりウサギが「それはすてきなレタスのサラダ」を作り、お客さまが感嘆の声をあげて笑顔で食べている場面を想像するのだが、今日は「そのさき」を想像してみた。
以前の日記で「そのさき」のことを書いたが、 ⇒「2018年1月11日の日記」(クリック)
やはり自分にとっての「そのさき」は原点に還ることだと思う。