もう一人、休憩所の仲間を紹介します。夕方6時ごろになると、「英字新聞のじい」(テントウムシ科)が来ます。じいも1年以上、けっこう昔からの常連です。もみじマークで、70才前後と思われます。お店の真ん中の大きな机に一人で座り、毎回英字新聞を読んでいます。虫眼鏡で見たりもしています。
1,2ヶ月来ない日もありましたが、月に数回、いつも閉店間際に現れます。メニューを渡すと、じーっと見て、いつも「ホット一つお願いします」と言います。前回、何かケーキを食べようかと迷ったようです。説明しましたが、よくわからなかったみたいで、結局ホット一つ。ところが、今日はココアをオーダーしました!しかも今日は「よくでる英単語1000」の書き取りをしています!ますます謎です。そして、帰りに「土も売ってるんですか?」と店に積み上げられているBerry's Lifeの土袋に反応していました。以前「木の香りがいいですね」とレジで微笑まれたことがあり、ジイは木の香りに引き寄せられてやってきたことが判明しました。うちのお店の床は檜ですから。店にずっといる者はマヒしてわかりませんが、初めて来た人は未だに木の香りがするそうです。
コーヒー1杯をうちのお店で飲みたいと思ってくれる「英字新聞のじい」は、かなり「こじゃれた」じいだと思うのです。 |