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Apr. 2011




4月12日 わらびの思い出


先週、うっかりウサギの母方の祖母が亡くなりました。91才の大往生ではありましたが、病気ではなく、階段から落ちたことが原因なのが残念でした。去年、年末の91才の誕生日に、うっかりウサギお手製の苺がいっぱいの苺ショートを持っていくと「こんなん作ってもらえへんで。買おたら高いで。」と、口のまわりに生クリームをいっぱいつけて食べてくれたのを思い出します。
 大正生まれの祖母は戦争で最初の主人が戦死し、その弟(うっかりウサギの祖父)と再婚しました。祖母は大阪生まれ、祖父は徳島の人でしたが、中間地点の高松で戦後何もない所から印刷屋を始めました。「小川名刺店」というライオン通りにある古い印刷屋です。祖父や祖母は寝る間もなく働き、戦後の日本の高度成長期とともに一時代を築きました。祖父は達筆で、絵も上手で、生け花もする人でした。雑貨や飾り物などを買うのが好きで、うっかりウサギも時々連れて行ってもらいました。祖父と「永田萌展」に行った時のことを覚えています。祖父は「いわさきちひろ」のほうが好きみたいでしたが、うっかりウサギは「永田萌」のほうがファンタジーが入っているので好きでした。でも今では、ちひろも好きです。
 祖母は、昔大阪でお母さん(うっかりウサギのひい婆)と2人でうどん屋とめし屋をしていた時の話を何度もしてくれました。うどんの出しの取り方や炊き込みご飯とか上手でした。春にわらび採りや、潮干狩りを何度も連れて行ってもらいました。祖母は潮干狩りが好きで、そろそろ帰ろう。。。と言いながらまた掘り始めて。。。なかなか帰らない(笑)うっかりウサギは当時3〜4才でしたが、祖母の周りを掘ってバケツいっぱいの石ころを拾って帰ったのを覚えています。
 人はいつか命尽きるものです。血のつながった親子でも、性格も何もかも違うので同じ事はできません。同じ志を持つものに、何か影響を与え、また次の世代の人が引き継いでくれたらいいのかもしれない。。。祖父母が私に影響を与えたように、私も誰かの心に何か残せる仕事をしているだろうか。。。?と、そんなことを考える機会になりました。
 普通に結婚してほしいと願っていた祖父母には申し訳ない気持ちですが、祖父から受け継いだ芸術的センスは今の仕事に活かされているし、わらびを採りたくて血が騒ぐのは祖母の血かもしれません。生きているうちにはうまく説明できませんでしたが、きっと私のことを応援してくれていると思います。
 
今日はお休みで、ベリー公とわらび採りに行きました。まだ出始め?!かな?でも1週間ぶんのスープの具にはなんとかいけそうです。

 

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