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July. 2012




7月28日 やる時にはやります。


今でもまだ軌道に乗りきれていない店ですが、
2年前に本当に潰れそうな時期がありました。

3周年を迎えた年末。
ベリー公と何度も対策会議を練りました。
どうやって、生き残るか。。。
12月の小雪の舞う中、うっかりウサギは看板を彫刻刀で彫りはじめました。
翌正月から、元旦から営業することに決定。
貧乏暇なしです。
正月も看板を彫っていましたが、あまりに寒すぎて作業は進まず。。。
それからなぜか長い間放置され。。。エンジンかからず。。。

が、しかし、先月にさぬき市の映像の話と、出版社の取材の話が舞い込み
再びやる気になった、うっかりウサギ!
わずか10日ほどで完成。。。
がんばりすぎて、右腕がしびれて、肉離れしました。
やる時はやるのです!
でもやる気になるまで時間がかかるのが欠点です。


7月27日 一人カフェのすすめ


休憩所に一人で来る女性はたくさんいます。
友達や家族と来ることもあるけど、一人で来るのが一番好き、
という常連のお客さんもいます。
一人で来るほうが雰囲気に浸って、ぼっーとして、お料理も楽しめるそうです。

うっかりウサギはたぶん、かなりの「森ガール」です。
もうガールという歳は超えているかもしれませんが。。。。
けっこう一人が好きです。
小さい頃から、ずっと自分だけの世界がありました。
誰と喋らなくても、一人で自分の時間を楽しむことができるタイプです。

休憩所のカウンターは森ガールにはぴったりの場所で
時々、自分の世界に入っている人を発見すると、嬉しくなります。
本を読んだり、手紙を書いたり、もの想いに浸ったり。。。
思い思いの過ごし方で、ゆるりとした時間が過ごせるのがカフェ。
常連の御客様であればパソコン仕事などしていただいても大丈夫です。
そして、とても静かな場所にしたいのです。
男性のお一人様が増えてきたのも嬉しい限りです。

しかし、香川の田舎では、「カフェ」というお店の形態を勘違いしている人が多いです。
うちの店で「結納をしたい」とか「法事の食事をしたい」とか。。。
ダメとは言えませんでしたが、内心「え?ここで?」っていう感じで。。。
カフェというスタイルが本当に理解されにくい香川で
なんとかここまでやってきました。。。


7月26日 夏のガーデン突貫工事


この夏、すべての事が動きだした感じなのです。
どう言っていいかわかりませんが、ダックス君が来たり、東京の出版社から取材が来ることになったり、今まで地道に種まきしていたことが、やっと芽を出しかけているのでしょうか。。。?

今月末に初めての大型取材があり、その前にぼうぼう山になっていたガーデンの突貫工事になりました。先週からベリー公が一人で、アーモンドとアスパラ畑だった場所を大改修して、うっかりウサギのハーブ園を拡張しました。そして、昨日から、助っ人ガーデナー「ひろりん♪」が大阪から来てくれました。結局いつも大改修の時はひろりんが来ないと火がつかないベリー公です。

ひろりん♪が来ると、うっかりウサギのお山のお家に泊まります。
「うっかりさん、若いんだから、もっとオシャレして出かけないとダメよ。」
と、ひろりんに説教されました。
まぁ、けっこう自然体のうっかりウサギは、しょっちゅうスッピンです。
お店もまだまだ火の車で、自分のことにお金をかけたくないので、私服なんて何年も買ってません。
ベリー公と勉強のための視察食べ歩きはたまにしますが、自分だけのお出かけはほとんどありません。

「もっと自分磨きをしなきゃ!
うっかりさんには女性として輝いていてほしいの。
いつか、うっかり子ウサギも産んでほしいし!
人生1度限りなんだから、ベリーズライフを背負いすぎないでね」
と、母のような姉のような、ひろりんは心配していろいろ言ってくれました。

確かに、この5年の間、ずっと仕事優先で、お店のために生きてきました。
いつ潰れるかわからないお店、休みの日も朝から晩まで働くベリー公を置いて
一人で出かけることは気が引けました。
まだまだ大変ではあるものの、ほんの少しずつ、光の見えて来た今、
ほとんど帰ってない実家にたまには帰って母に顔を見せたり、
時々は一人で出かける時間も大切かもしれません。


7月16日 ベリーの季節に現れた 野良犬ダックス君


ほんとに、やる気のない時はめっちゃダメなうっかりウサギ。。。今年もベリーの季節がやってきてしまって、大変。。。と思っていた6月半ば。
ちょうどハイブッシュのはじまりの時、突然、彼は現れました。
ダックス君です。
フェレットにしようか、ハリネズミにしようか悩んでましたが、自称、「野良犬ダックス」だそうで。犬といわれてさらに悩みましたが、銀狐系の犬にしときます(笑

うっかりウサギも変わり者で、人見知り激しくて、誰とでも仲良くなれるタイプでもありません。
ところが、 彼は最初からすーっと、うっかりウサギの心に入り込むというか、休憩所にとけ込みました。
私たちの言葉を理解してくれたのです。なんか不思議な子です。

ですから、なかなか心を開かないうっかりウサギもすぐに安心して、取材の人には見せないハウスなんかも案内しました。
4月ごろからベリーの匂いは嗅ぎ付けていたようですが、さずが、ワンワンなので、うっかりウサギに声をかけるタイミングが絶妙です。
ちょうどカシス、カラント、ラズベリーなど、すべてのベリーが出そろった時期に。もう1週間早くても遅くてもだめでした。梅雨の合間の日。まだ誰も撮影していない休憩所のベリーたちを、彼は奇跡的に撮影することができました。

皿にのったベリーも綺麗ですが、木についた、まだブルームがぜんぜん落ちてないベリーは最高に綺麗です。カラントなんて宝石みたいで。。。ため息が出ます。
この小さなベリーの命の輝きを、彼に撮影してほしいと思いました。
たぶん目に見えない妖精ブルーム君が映せるタイプのカメラマンだと、うっかりウサギの直感です。
ハウスから返ったダックス君は、ちゃんとベリーの魔法にかかった目をしてました(笑

ダックス君の旅の写真や被災地に行く活動、心の声を少し聞いて、なんか感銘を受けたのです。
自分に似ている所がありました。必死でもがいて、前に進もうとしているかんじ。
そして彼の芸術的センスはもちろん、自然が好きな事。本当に大切なものにもう彼は気づいているらしいこと、いろんな面でちょっとおもしろいワンワンなので、休憩所の仲間に引き入れたいと思いました。
まだ付き合いは浅いのですが、ベリー公も彼のセンスと人柄を気に入ったようです。

ベリー公とうっかりウサギは、カフェ、農業、ネットショップという表向きな仕事はしてますが、これが最終形ではありません。
死ぬまで、クリエイターでありたいと思っていますし、最終的にはスローライフで静かに暮らしたいですが、一言では言い表せない想いです。全部命賭けの大事業です。
おそるおそるダックス君に相談すると、その夢にむけての活動に、ダックス君も少し力を貸してくれるというので、嬉しくて。。
本当はプロの優秀なカメラマンで、私たちなんかと関わってる時間もないかもしれないのに、やさしいワンワンです。
微力ではありますが、うっかりウサギとベリー公も全面的に彼のクリエーターとしての活動、宣伝PR活動に協力したいと思っています。

ダックス君は休憩所スタッフではありませんが、時折遊びにくる休憩所の仲間の一匹になりました。


7月9日 夏野菜のサイクル


いろいろ日記のネタは多いものの、今日はとりあえず野菜のこと。

契約農家の有馬さんには6月には300本以上のズッキーニを仕入れました。
最初はまることステーキや詰め物に使いました。
毎週ランチに来るお客さんもかなり多いので、いつまでも丸ごと出すわけにもいかず。。。
最近ではスープやサラダ、フリッターなど、毎週何かしらで出場するものの、小出しです。。

ベリー公がトマト好きの関係もあり、トマトが入ると色合いもいいので
この時期は毎回トマトが出ます。
トマト嫌いな人は9月以降のランチに来たほうがいいです。
お盆ごろから秋はナスばっかりになるので、
ナスがだめな人は11月以降に来たらナスはでません。
秋になったら芋。。芋。カボチャ。根菜。きのこ。
冬は大根。大根。ビーツ。ほうれん草。レタス。

その時、たくさんあって、一番安い野菜が旬です。
ですから、今はズッキーニとトマトが毎週鬼のように続きますが、
毎回違う演出で出すので、常連の御客様も毎週楽しめるように考えます。
年中、サラダと言えばレタスやキャベツの千切りを出す店もありますが、
この暑い時期のレタスは薬がいっぱいで、美味しいものではありません。
夏はキュウリやナス、ズッキーニ、トマトなどの実もの、
それらを使ったサラダを出すべきだと私は思います。

でも、毎日見ていると、晩ご飯にズッキーニを食べようとは思わなくなります。
お店ではお洒落な野菜スープが多いですが
夜はみそ汁とちりめんじゃこ、白ご飯。
もっとやる気のない時はうどんだったり、そうめんだったりです。

夏は厨房が地獄のように暑いので、痩せます。
朝、昼ほとんど食べないで、まともに食べるのは夜だけです。


7月2日 ターシャみたいになりたい


夕方、誰もいないうちの店が一番好きです。
朝、開店前も誰もいなくて、光が差し込むカウンターはとても素敵ですが、朝はランチの準備が気になりとても落ち着きません。

一人、コーヒーを入れて、カウンター席に座ります。
目の前のガーデンをぼーっと眺めて、うちのBGMになっている
フランスの子供たちの童謡に耳を澄まします。。。
遠い、昔、人間だった時のことを思い出したりします。

時々、ターシャの本に目を通します。
文章が綴られているのではなく、ターシャの言葉だけが綴られた本。

「私は想像の中で暮らしています。
もしかしたら、臆病なので、
頭を隠して、世の中の現実を見ないようにしているのかもしれないわね。
でも、それも楽しい生き方ですよ」 

〜思う通りに歩めばいいのよ〜ターシャデューターの言葉より

なんか、時々ドキッとするぐらいです。
想像の中で生きてる、ってところが全く同じ。
ロマンチストで夢見がちです。
一人の女性としても人生はとうの昔にポイした気がします。
うっかりウサギとして生きるほうがずっと楽だし、歳とらないし。。。
休憩所には気の合う仲間たちが集まります。

でも、結婚したとか、子供ができたという友人のメールが届くと
急に現実に引き戻されて。。。
人並みの人生を歩んでほしいと思っていた両親には申し訳ないです。
好きでやってる仕事ですが、半分は自分のため半分は家族のためと思っています。

落ち込むと、
「やっぱり私、人生棒に振ったんかな?」
「この仕事向いているのかな?」 ってベリー公に聞きます。
じゃ〜いつも「早く帰って寝てください」と言われます。。。
いっぱい寝たら、翌日は元気なうっかりウサギに戻ります。







 

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