夕方、誰もいないうちの店が一番好きです。
朝、開店前も誰もいなくて、光が差し込むカウンターはとても素敵ですが、朝はランチの準備が気になりとても落ち着きません。
一人、コーヒーを入れて、カウンター席に座ります。
目の前のガーデンをぼーっと眺めて、うちのBGMになっている
フランスの子供たちの童謡に耳を澄まします。。。
遠い、昔、人間だった時のことを思い出したりします。
時々、ターシャの本に目を通します。
文章が綴られているのではなく、ターシャの言葉だけが綴られた本。
「私は想像の中で暮らしています。
もしかしたら、臆病なので、
頭を隠して、世の中の現実を見ないようにしているのかもしれないわね。
でも、それも楽しい生き方ですよ」
〜思う通りに歩めばいいのよ〜ターシャデューターの言葉より
なんか、時々ドキッとするぐらいです。
想像の中で生きてる、ってところが全く同じ。
ロマンチストで夢見がちです。
一人の女性としても人生はとうの昔にポイした気がします。
うっかりウサギとして生きるほうがずっと楽だし、歳とらないし。。。
休憩所には気の合う仲間たちが集まります。
でも、結婚したとか、子供ができたという友人のメールが届くと
急に現実に引き戻されて。。。
人並みの人生を歩んでほしいと思っていた両親には申し訳ないです。
好きでやってる仕事ですが、半分は自分のため半分は家族のためと思っています。
落ち込むと、
「やっぱり私、人生棒に振ったんかな?」
「この仕事向いているのかな?」
ってベリー公に聞きます。
じゃ〜いつも「早く帰って寝てください」と言われます。。。
いっぱい寝たら、翌日は元気なうっかりウサギに戻ります。
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