うっかりウサギ の
お菓子&グッズ






うっかり日記TOP

Mar. 2015




3月26日 はっと、する時


小さな男の子は言った。

大丈夫。

心配しなくていいよ!


そのブルーム君の声で、

心は決まった。


私は彼の後をついて

花粉が付かないように気を付けながら

ふんわりした花びらの中に滑り込んだ。

不思議に中は明るい。

ミントグリーンの絨毯をどんどん進んで行った。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


やっぱり、美しくて、かわいいものを見ると、

はっと、します。

ずっと眺めていたい気持ちになります。

でも、これは誰にでもある感覚ではないようなのです。

同時にいろいろ面倒な性格も遺伝しましたけど

こういう感覚を持って生まれたことは親に感謝したいです。


3月23日 こねこのぴっち


「こねこのぴっち」という、ハンス・フィッシャーの絵本を買った。

有名な作家らしいけれど、今まで知らなくて。

とある絵本サイトで発見して、心に止まった。

何より、絵が素敵。物語を伝えるだけでなく、全体に芸術的。

部屋に飾りたいページもある。

また、内容もかわいくて、ちょっと切ない。

猫なのに、猫以外のものにあこがれて家を飛び出すぴっち。

他の猫と同じことができないのだ。他人ごとではない。



集団行動が苦手で、協調性がない。。。

どこかで聞いた話で、うちのクラン(まじ猫)も猫ぎらいで猫をみると逃げる。

猫社会からはみって、人間と話している。

うっかりウサギ(まじ人間)は人間ぎらいで、会社をやめた。

やさしいベリー公に世話してもらってます(笑)


3月17日 苺すし


これはDAXに撮影してもらった、2013年の「苺ずし」。

この年は文旦が入っていた様子。

基本的なベースは同じだが、今年は紅芯大根や紫大根が入っていた。

今年はつくしにゅうめんとの組み合わせが、手間が多すぎて大変だったかも。

春なので、急にお客さんが多くなり、予約なく来るお客さんと

丁寧に毎週予約してくださるお客さんと、いろんなことが入りまじり

配席にも 頭を悩ます。

予約は数のキープになり、混雑時は来た順になってしまう。

ある程度の予想はしていたものの、予想を超えてしまい

用意していたツクシが切れたりして、倒れそうだった。

この8年の間で一番多く苺すしを出した。

苺寿司だから、来たのか?春だから、たまたま来たのか?わからない。

たくさん来てくれて嬉しかったものの、

万全の体制でなく、辛かった日もあったので、

疲れて、やりきれない想い。

「忙しい時に来てごめんね!」と、逆に

常連のお客さんに言われたり、申し訳なかった。

質を落としたくないので、ある程度の数を超えると、断る勇気も必要だ。

タウン情報誌掲載も時々めちゃめちゃになるので、内容によって検討したい。

お店は支払いに追われているので、売上もキープしないといけないし、

すべてのお客さんを満足させることはできないだろう。

週替わりの体質上、料理は早く出る時と時間のかかる場合がある。

体力の範囲内で、最大限の手間をかけ、思い入れを注ぎ、

自分が納得できるものを出していこう。


3月11日 つくしとりの幸せ


今日はお休みで、お昼にフレスカでランチしてから明日のランチに使う土筆狩り。

寒くて腰痛が悪化しそうだった。

今日は東日本大震災から4年の日。

去年まで3月には必ずDAXが山田町に行っていて、うっかりウサギもクッキーを届けた。

3年を節目にしたい、ということで今年の春は行かないみたい。

でも、また行くだろう。支援にならなくても、彼は山田町の人が好きだから。


私は吹いたら飛びそうなこの店をずっと守る。

なんとかお店が存続している幸せ。

とりあえず、今日も平和に土筆狩りができることを、ありがたく想う。

自分のことで手一杯で、

誰の役にも立てないけれど、お店にきてくれる人に

ちょっとだけハッピーな気持ちになってもえれば。。。ね。


3月10日 検査に行く


2連休の休みで、高松の病院にレントゲンをとりにいった。

数年前から時折腰痛。

一時は治っていたけれど、最近また調子が悪いのと

外反母趾の悪化も気になり、久々の検査。

背骨が反っているので、腰痛体操しなければならない。

外反母趾はいい加減ヤバいが、なんとか歩けていれば

手術はしたくない。

手術したら2週間の入院と2か月安静だそうで、店がつぶれる。

現状維持できるようにしなくては。。。

バレエ習ってもいいか、先生に聞こうかと想っていたが、

悪化すれば手術と言われ、

怒られそうで聞けなかった(笑)

ついでにリウマチの血液検査もした。母がリウマチなので安心はできない。


やっと気になっていた整形の検査が終わった。

健康診断にも行かなきゃ。

高松市民のままなので高松の病院、とおもうと

ついつい先延ばしになってしまう。


3月4日 苺の新しいメニュー


今年、はじめて苺リゾットをやった。

「苺と茎わかめのリゾット」

ポイントは茎わかめを白ワインで下味をつけたこと。

最後に苺のピュレを上にのせて、その上にローズマリーの花を飾る。

ご飯の「白」

苺の「赤」

むらさき大根の「紫」

黒大根の「黒」

私の好きなピンク&紫の組み合わせで

カラーコーディネイトもバッチリ!

色とデザインが決まった!と、感じた時ほどうれしいことはない。



しかし、メニューを見て

ドン引きして帰ったお客さんも、やはりいた。

ドン引きさすのはけっこう好きだ。

頭で考えたり、理解しようとしてはだめだ。

体で感じてほしい。

よくわかんないけど、不思議に美味しかったと評判で

来年もやるかもしれない。


3月3日 自動パン焼き器


最近、また自動パン焼き器で食パンを焼いている。

お店では販売してなくて、ご自宅用。

「きたのかほり」という北海道の粉が風味がいい。

スーパーで安いパンはたくさんあるけど

保存料のない手作りを家族に食べさすことが、唯一できる親孝行。

漬物マシーンも500円で買って、残り野菜で浅漬けも作り、

テルさんに持って帰ってもらう。


がしかし、よく食べるテルさん。

焼き立てのパンを渡すと家に帰るまで(高松まで30分)に

パンが2枚ぐらい減ってしまうらしい。。。

製造が追いつかない。


3月2日 もうすぐ春なのに帽子を買う


この前注文した帽子が届いた。

大きなウサギの尻尾がついた、なんともメルヘンな帽子でおきにいり。

会社勤めならとてもかぶれないかも(笑)

変わった店の人なので、もうどんな格好でも平気なのだ。

ベリー公も青い帽子かぶってほしい。


3月1日 ついにYさんが戻ってくる。


今年はイースターが早いので春が早いのかもしれない。

毎年2月は寒すぎてお客さんが少ないのだけど、
先週ぐらいから若干もどってきた感じ。
例年3月から忙しくなる。
4月〜ベリーの時期が終わるまでは
毎日ぼろ雑巾のようにクタクタになる。

昔は年中暇で、うっかり日記もまめに描いたし、ネットの焼き菓子も
がんばっていた。まあ、若くて元気やったのかも。。。
今はほとほと毎日の雑務に疲れて、パソの前に座ると寝てしまう。

うっかり日記にゴタゴタしたことは書けなかったけれど
ここ1〜2年は本当に人手不足に悩まされた。
お店は毎年少しずつ忙しくなってきて、そんな矢先に
一昨年、開店の日から苦楽を共にしてきたYさんのまさかの産休。
彼女が抜けるとわかった時、他に頼りになるスタッフが誰もいなかったので
情緒不安定になりそうだった。
めでたいことなのに、お店のことが心配ですぐに喜べなかった。

彼女の不在の1年半の間、数人のスタッフに助けられ、
中でも一番パワフルなOさんのおかげで、
去年1年は過去最高に忙しかったのになんとか乗り切った。

4月から産休明けのYさんが戻ってきてくれる。


店というのは一人ではできない。
スタッフが誰かいないと料理が運べないので開けられない。
暇な時は暇だけど30人も超えることが頻繁なランチをまわすことは
相当大変なことで、
この仕事が好きなことと、かなりの体力、精神力、判断力が
要求される。

そして、オーナーのベリー公とうっかりウサギは
病的な料理へのこだわり、美意識にうるさい。
普通の店のバイトよりしんどいだろう。。。
お金を稼ぐだけなら楽な仕事は他にいっぱいある。

でも、それでもここで働きたい、
この素敵なランチを運びたい、
ここで働いていることを誇りに想ってくれれば言うことはないのだが。
期待しすぎてもいけないけれど
いつかスタッフ全員がそうなってほしいな。。。と、私は心より願う。

本当に何もない、うっかりウサギ。
この店だけが今まで生きてきたすべてで、誇りかなぁ。
きっとベリー公も同じ。
何もかもなくなったけど、この店だけが残った。







 

©2005-2015 Berry's Life All Rights Reserved