2003年 7月


 31日(木)     最低気温:23.6℃  最高気温:29.7℃

やっと少しは夏らしい天気になった。でもまだジリジリ照り付ける太陽はやってきていない。トマト、キュウリ、ピーマンの夏野菜がコンスタントに収穫できている。多く採れる日は、ご近所におすそ分けもできるようになった。朝採れの採れたて野菜を満喫したい。


 30日(水)     最低気温:23.1℃  最高気温:29.4℃

明け方前まで雨が降っていた。クマ蝉は夜明けと共にけたたましく鳴き始め、10時〜昼前くらいになるとあまり鳴かなくなる。アブラ蝉や他の蝉は昼間や夕方でもよく鳴くがクマ蝉は早朝のみが多い。朝、公園や街路樹など木が多いとこではクマ蝉の「シャワシャワ」シャワーにみまわれる。蝉は幼虫時代、土の中で約7年間暮らし、成虫になって4〜7日の命だ。幼虫が羽化するときは夜8〜10時頃、土の中から地上に出て羽化する木に昇る。そして気に入った場所を見つけて一夜過ごし、夜明け前に羽化する。蝶や蝉が羽化するときは新しい命の誕生という感じで感動する。

 29日(火)     最低気温:23.9℃  最高気温:28.5℃  のち 一時

香川県の早い所では早場米のコシヒカリの刈り取りが始まった。3月下旬に田植えを行った所だ。背丈も倒れにくいように少し短く(約80p)改良したもので台風シーズン前に刈り取りできように植え付けたものだ。


 28日(月)     最低気温:21.2℃  最高気温:30.1℃

アロニアを初めて収穫した。今年は収穫が極少なく数粒では加工などできないので、まずは生食してみた。食べた感じは皮が厚く、果汁が少なく渋く酸っぱい。香りはあまりない。収穫時期が悪かったのかもしれず、初めて実がなったので味がのっていないのもあるだろう。でも生食向きではなく加工向きのようだ。


 27日(日)     最低気温:22.4℃  最高気温:28.8℃

『土用の丑の日』
昨日やっと梅雨が明けた。平年より9日遅れ。香川県の梅雨の期間(6月10日〜7月25日)46日間で日照時間は142時間、降水量は235o、平均気温は24.5℃。平年値との比較では気温や降水量は平年並みだが日照時間は100時間以上も少ない。降水量が平年並みで日照時間が100時間以上少ないということは曇りや小雨の日がいかに多かったかということだ。この日照不足で農作物に被害がでている。桃やブドウ、ナスなど、その他の作物も生育不良になっている。プールや海も閑散としている。たしかに連日涼しいので海に行く気はまだおこらない。やはり夏は暑く太陽ギラギラで、冬は寒くならないと自然は狂ってしまう。


 26日(土)     最低気温:19.8℃  最高気温:29.0℃

『四国地方梅雨明け』
やっと青い空になり晴れたという感じだ。陽射しがカッと照りつけジリジリと焼ける感じになる。でも湿度が低いせいか日陰にいると涼しい。青い空に一直線の飛行機雲。飛んでいる飛行機も気持ち良さそうだ。早くもツクツクボウシが鳴きだした。夜は志度の夏のイベントで花火大会もあり一気に夏らしくなってきた。


 25日(金)     最低気温:23.5℃  最高気温:29.7℃  時々  のち 一時

今日はかき氷の日らしい。昭和8年の今日、山形市で日本の最高気温40.8℃を記録したことから制定された。かき氷は暑い日に体温を0.5℃ほど下げる効果があるそうだ。


 24日(木)     最低気温:24.6℃  最高気温:32.1℃  時々

朝からクマ蝉が元気にけたたましく鳴いている。雲が多くカラッとは晴れない。京成バラ園のカタログが送られてきた。見るとほしくなる。でももう殖やすのをやめようか?う〜ん、毎年この葛藤がしばらく続く。


 23日(水)     最低気温:24.2℃  最高気温:28.2℃  のち

『大暑』
ラビットアイブルーベリーをいくつか収穫した。ハイブッシュに比べると生食では皮の厚みと種の食感が口に残るが、味の方は決してハイブッシュに負けていない。左から若実の赤色が可愛いブルーベル、T-172・フェスティバル、ベッキーブルー、ボールドウィン。どれも甘く美味しい。
   


 22日(火)     最低気温:24.0℃  最高気温:29.6℃  時々

朝、クマ蝉の鳴き声をやっと聞いた。もうそろそろ梅雨明けが近いなと思ったら、今日は南九州が梅雨明けを迎えたようだ。今週中には四国も梅雨が明けるようだ。ラビットアイブルーベリーの収穫時期に入って鳥の摂取量が多く、人間にまでまわってこない。昨年もそうだったが、鳥がハイブッシュの時期にはまだあまり気が付いていないので被害が少ない。それがラビットアイの時期になる頃には鳥も段々と覚えてしまい端から食べられる。


 21日(月)     最低気温:22.0℃  最高気温:30.3℃  のち  時々

夜明け前はだいぶん雨が降っていたが昼頃にはあがり、その後晴れてきた。蒸し暑かった。家でつくったトマトをキンキンに冷やして塩をふりながら丸かじりする。これが何といってもメチャメチャウマイ。汗をかいて乾いた喉には一番だ。


 20日(日)     最低気温:23.5℃  最高気温:31.3℃  のち

『土用の入り』
休憩所に出て草抜き、剪定などの作業をした。昼から飯山農協の桃の直売所を見に行った。桃ソフトクリームを食べた。250円だったがホンとに桃という感じのソフトだった。気になる桃は高いので12個、7000円の『あかつき』。『清水白桃』は14個、4000円くらいだった。見るからに美味しそうだ。でも当然手が出ない。聞いた18個で1800円〜は規格外のキズあり、虫食い多少ありの値段だった。


 19日(土)     最低気温:23.6℃  最高気温:30.5℃  時々

ボイセンベリーが豊作だ。まだたくさん出来ているので冷凍で貯めて今年はジャムを作ってみようと思う。休憩所に出ると蚊がすごくてすぐに刺されてミミズ腫れのようになる。痒くて仕方がない。


 18日(金)     最低気温:23.2℃  最高気温:27.8℃  時々

涼しい。梅雨はまだ明けないようだ鬱陶しくてしかたがない。サンサンと照りつける太陽が待ち遠しい。香川県で桃といえば飯山町。170戸の農家が100haほど栽培し、収穫量は年間700t。桃の出荷時期だけに飯山農協にオープンする直売所が人気だ。その日採れたてのみずみずしい桃が1800円〜(1箱18玉入り)。その他に桃で作ったシャーベット、アイスクリーム、ソフトクリームなどがある。ぜひ行ってみたい。


 17日(木)     最低気温:19.3℃  最高気温:27.7℃  のち

小豆島の内海町のオリーブビーチでハマボウ(ハマツバキ)が満開となったそうだ。ハイビスカスに似たアオイ科の黄色い花だ。南国ムードの漂う花だ。南国ムードといえば、なぜか幾つになっても心踊りウキウキ、ワクワクする。


 16日(水)     最低気温:20.6℃  最高気温:26.8℃

久しぶりのすっきりと晴れた青い空だった。湿度が低かったのか蒸し暑くなくカラッとして気持ちの良い夏の1日だった。ブルーベリーのバークレイの葉が茶色に縁から枯れだし調子が悪い。とりあえず被害にあっている枝を主幹元から切除したが、ほとんど枝がなくなった。最初、葉が淡く黄色っぽくなったのでクロロシスかなと思ったが、その後黄色が濃くなり(写真上段左端)茶色に枯れだし広がっていった。何の病気だろうか?少し様子を見てみようと思う。
  

 


 15日(火)     最低気温:19.5℃  最高気温:27.0℃  時々

ここ数日間は涼しくて過ごしやすい。夜も涼しく窓を開けて寝ると朝方は寒いくらいだ。ボイセンベリーを収穫した。酸味の中にほのかな甘味があり、そしてコクがある。


 14日(月)     最低気温:21.3℃  最高気温:27.2℃  時々

ブルーベリーの収穫をしようと朝、休憩所に出るが最近は鳥に先を越されて回ってこない。ちょうどハイブッシュや南部ハイブッシュが終わりラビットアイの収穫の初期なので端境期で少ないのもあるが、ほとんど口にしていない。ラズベリー系はファールゴールドがまた少しづつ実ってきたのとボイセンベリーが黒く熟してきた。


 13日(日)     最低気温:23.0℃  最高気温:24.8℃

一日雨だった。今日も休憩所に出て昨日に引き続き作業をしようと予定していたが雨だったので中止した。知人が金沢に行ったおみやげにと、ウメサ食品の『とうふのみそ漬』をくれた。栞によるとこの珍味は、中国や沖縄より伝承されるとうふの味噌漬を参考に、秘蔵の味噌に白峰地方の堅豆腐を180日間漬込んで作ったもの。沖縄の豆腐ようとは違うが食べるのに最初、勇気がいる。でも食べると味わい深い味噌そのものの中に豆腐の味がほのかにして、食感はチーズのようだ。一度に食べず、酒の肴に少しづつ食べると美味い。地元では高級料亭などで小鉢料理としてでるらしい。


 12日(土)     最低気温:25.4℃  最高気温:32.6℃  時々

暑かったが休憩所に出て草抜きや花殻摘みなどをして過ごした。汗をびっしょりかき、Tシャツが絞れるほど。汗をかくと気持ちが良い。仕事でスラックスをはき、Yシャツにネクタイ姿で汗をかくのは嫌だが、休みの日のTシャツ姿ならいくら汗をかいても良い。ということは仕事もTシャツに短パンでやれば良いということか。夕方は早くから風呂に入った。浴室に西向きの窓があるので日があるうちに風呂に入ると明るく陽が入り温泉気分を味わえ気持ちが良い。風呂上りのキンキンに冷えたビールがまた良い。


 11日(金)     最低気温:24.6℃  最高気温:33.4℃  時々  のち

パッとは晴れないが今日は入道雲がでていた。でも夕方から雨になった。またしばらく天気が悪くなりそうだ。梅雨明けはまだ遠しかな。街路のノーゼンカズラの花が咲いている。このオレンジの花を見ると夏だなと思う。ほんと夏に良く似合う花だ。キョウチクトウも夏の花だが、この花を見ると思い出すことがある。昔、広島を旅行したとき現地のバスガイドさんが話してくれたことだ。広島に原爆が落とされ焼け野原になったとき、人々は最低50年はこの地に草も木も生えないだろう。と言ったそうだ。実際、数年間は何を植えても育たなかったそうだ。そして数年後、そんな広島に初めて花を咲かせたのはキョウチクトウだったそうだ。キョウチクトウには毒があり、その毒が毒を制したと言っていたそうだ。


 10日(木)     最低気温:24.7℃  最高気温:34.0℃  時々

クマゼミはまだ鳴かないがそろそろ梅雨明けの気配だ。松山に出張だった。JRでいつもは海が見える窓側に座るのだが今日は山が見える側に座った。山の緑は香川県よりも愛媛県の方が濃い。山に生えている木の種類も違う。畑に植えている野菜もそれぞれ違う。同じ風景を見ても考え方感じ方で全然違うし新たな発見があり面白い。


 9日(水)     最低気温:24.5℃  最高気温:32.1℃  時々

雨が多かったので、しばらく水やりをしなくて良かったが、今朝は久しぶりに水やりをした。キュウリやトマト、ピーマンなどを収穫したりと朝は忙しかった。うちのキュウリはU字型に曲がったのが多い。四国のNPO法人が高知県と徳島県の県境の剣山系でツキノワ熊の写真撮影に成功したそうだ。絶滅の危機になっている四国のツキノワ熊は20頭前後が生息している模様と発表されているが、その裏付けになったようだ。昨年は民間団体が撮影しており3年連続で四国の山でツキノワ熊の写真が撮影された。今後も生息調査を続けていくようだ。四国にはまだまだ自然は残っている。日本最後の清流、『四万十川』、日本一の清流といわれる、『仁淀川』など残したい自然は多い。


 8日(火)     最低気温:23.7℃  最高気温:31.7℃  時々

街路でヒマワリの花が咲きだした。ヒマワリはやはり昔ながらの高さが2mくらいあって花の直径が子供の顔より大きく幹も太いのがいい。こんな大きなヒマワリが群集しているのを見ると『夏』と感じる。今ではこんな大きなヒマワリは少なくなったが、子供の頃は小学校の花壇には必ずあった。ヒマワリはミツバチがいっぱい来る花でもあった。


 7日(月)     最低気温:22.7℃  最高気温:32.7℃  時々  のち

『小暑』『七夕』
晴れていて蒸し暑いと思っていたら夕方から突然の雨とカミナリ。そしてスゴイ雨。もうこれで梅雨が明けるのかなあ。
今やっている仕事の外構(植栽)の木を選ぶために造園屋さんと植木屋さんに木を見に行った。そこで最近ひそかにブームになっている「トネリコ」という樹を薦められた。この樹はもともとは「シマトネリコ」で沖縄地方などの亜熱帯に自生している樹で10〜18mになる半落葉高木だ。シマトネリコは本土でも育つが枝先にしか葉が付かず高木で庭木としてはあまり美しくない。この樹を本土の庭木用に中木にして常緑に品種改良したものが「トネリコ」だ。樹幹も細く株立ちで葉も綺麗で、姿が美しい(写真)。これは庭木として流行ると思う。今回選んだ樹はトネリコ、オリーブ、ヤマボウシ、エゴノキ、ハナミズキ。以前は庭木の株立ち種としてシャラ、ヒメシャラ、ケヤキも使っていたが、夏の陽射しや暑さ、乾燥に弱いのか、こちらの気候に合わずシャラ、ヒメシャラは弱く枝先から枯れこみ樹姿が美しくならない。ケヤキは大きくなりすぎで植えたときはいいが年数が経つと庭木には向かない。


 6日(日)     最低気温:22.1℃  最高気温:29.3℃  時々

ブルーベリーたちの葉が何者かに食害されていたので、誰だろうと思っていたが今日その正体が明らかになった。オトシブミだった。この虫は葉を器用に切ってユリカゴを作りその中に卵を産むのだが、成虫が葉をこんなに食害するなんて知らんかった。ブルーベリーの葉が被害が多い。



 5日(土)     最低気温:20.5℃  最高気温:25.4℃  時々

大玉スグリの実が今年、1個だけ生ったが赤紫色に熟してきた。この子はヨーロッパスグリのオオスグリと思っていたが違うようだ。オオスグリなら緑白色の実だ。バラの花がたくさん咲いたが雨と虫害でボロボロだ。ボイゼンベリーが黒く熟してきた。


 4日(金)     最低気温:23.0℃  最高気温:27.4℃  時々

梅雨明けはいつだろうか?雨でブルーベリーの実も裂果が多い。リベイルが意外にも裂果が多い。熟す初期に強風が吹く日が多かったので実が葉や枝に擦れて光沢を失い茶色になっているものが多い。


 3日(木)     最低気温:20.6℃  最高気温:25.9℃  時々

今日はイサキを買ってきて塩焼きを食べた。昨日も立ち寄ったスーパーでイサキを売っていたが1日獲れで前日のものだったので見送った。今日は3日獲れのものが並んでいたので早速買った。赤穂の焼き塩をふって焼いた。美味しかった。


 2日(水)     最低気温:18.7℃  最高気温:28.6℃

『半夏生』
昨日の赤潮の原因は「シャットネラ ベルキュロサ」というプランクトンの仕業のようだ。被害は増え、1日正午現在で養殖しているカンパチ34万匹のうち、計1万400匹がへい死したようで被害額は2500万円。まだまだ増える見込みだそうだ。ほんと自然は時に恐ろしい、陸地で何も起こっていなくても海ではこんなことが起こっている。またその反対もある。でも赤潮なんかは人間がこれまで自然破壊をしてきたことに起因する場合が多い。今回取り上げられたのはカンパチの養殖業だけだが、瀬戸内海のこの辺の海では他にもたくさん養殖をしているが、被害はなかったのだろうか。


 1日(火)     最低気温:20.5℃  最高気温:23.6℃

香川県の引田沖の海で赤潮が発生して養殖カンパチが約7900匹死んでいたそうだ。最近は赤潮の被害はあまりなかったが海でイケスを浮かべて養殖している場合は赤潮が発生するとどうしようもない。また発生するかもしれないので被害は増えるかもしれない。



by Berry公