2004年 10月


 31日(日)     最低気温:14.6℃  最高気温:19.7℃

落ちていたフェイジョアの実を2個 収穫?(拾った)した。まだ木に何個か ぶら下がっている。昨年の収穫は11月初めなので同じくらいかな。山茶花のツボミから赤い花びらが見えてきた。赤い唇を突んぎらせて「ねえねえ。。キスして・・・」と言っているかのよう。
 
ねえねえ。。キスして・・・


 30日(土)     最低気温:15.9℃  最高気温:19.7℃

農業雑誌の『農耕と園藝』10月号の果樹特集に香川県のキウイが載っている。香川ブランドの「香緑」は大きく品質も良く糖度が高いので首都圏の有名デパートでは 1個 1,000円で並ぶときもあるそうだ。「香緑」の中でも特に糖度16度以上の果実を厳選して「スイート16」と名付けて販売している。現在 「スイート16」に適合する果実は全収穫量の1割程度だが人気が上がっているようだ。


 29日(金)     最低気温:10.1℃  最高気温:22.1℃ 時々

各所で菊花展の季節になった。ベリー公は菊の花やサツキなどの魅力は未熟者で良くわからない。通の人から言わせると 「何や この未熟者の若造が」と言われそうだ。
 


 28日(木)     最低気温:8.1℃  最高気温:17.5℃

車で走っていると 見事なダチュラの木を見つけた。オレンジ色のチョウセンアサガオ『フロリダビーチ』と淡黄色の2本あった。あたりには良い芳香が漂い壮観な眺めだった。花は全て垂れ下がって咲くので 見上げて見れるほど大きな木になったほうが見栄えがするな。
 


 27日(水)     最低気温:13.1℃  最高気温:16.4℃ 時々

昼間の冷房もいらなくなったが 夜が冷え込みだしたので暖房の準備が必要になってきた。そろそろ コタツかストーブを出すかな。まだちっと早いかな。


 26日(火)     最低気温:14.7℃  最高気温:17.3℃ のち

夜冷え込んだので 鍋にした。でも白菜や白葱などの野菜は高いのでパス。その代わりにエノキ茸と豆腐。肉も倹約してウインナーと鳥のササミ。そして いくら野菜が高いからといっても どうしても外したくないのはトマト。今の時期 中玉や大玉トマトの赤く熟した品質の良いのは無いので ミニトマトの赤く熟したのを入れた。うちでは鍋やおでん スープなどには必ず入れるトマト。ホントは赤く熟した大玉トマトほど美味しいが 鍋ならミニトマトでも美味しい上に切らずに ヘタだけ取ってプカプカ浮かべられるので色合いも綺麗。


 25日(月)     最低気温:12.0℃  最高気温:23.7℃ のち

トノサマバッタの幼虫がブルーベリーの鉢にとまっていた。この子が今から成虫になるには まだ寒くなる前に間に合うが 昨年は2月にトノサマバッタがいたり 春には冬越ししたトノサマバッタがいたが そんな子はこの時期はもっと小さいのだろう。


 24日(日)     最低気温:11.3℃  最高気温:20.7℃

カマキリたちが食欲旺盛で元気だ。ブルーベリーの木に止まり何やら捕食中のオオカマキリ。食べているのはたぶんトノサマバッタだろう。チョウセンカマキリにカメラを向けるとこっちを見て威嚇している。昨年の秋に植えたドンベア・バージェッシアエが始めて咲いた。美しい淡ピンクで可憐な花形だ。
  


 23日(土)     最低気温:11.9℃  最高気温:20.5℃

『霜降』
ラズベリーのインディアンサマーが秋果を付けていたが この前の台風でいたんでいる。残念だ。
 


 22日(金)     最低気温:12.7℃  最高気温:23.8℃

朝の冷え込みが緩く最低気温が平年より 5℃くらい高い。こんな日が多いと綺麗な紅葉は見られない。平年気温くらいに朝は冷え込んで最高気温と最低気温の差が10℃以上の日が続かないと綺麗な紅葉は望めない。改良園から注文していた苗が各種届いた。おぎはら植物園からも苗が届いたが注文が遅く新採用品種 ホリホック『アプリコット』と ホリホック『ピーチスドリーム』 紫バレン菊と アストランティア『アルバ』が品切だった。


 21日(木)     最低気温:17.4℃  最高気温:23.4℃

台風から一夜明ければ 秋晴れの素晴らしい天気で お日様は何事も無かったような顔をして優しい光を放っている。「それは ないやろ・・・ 昨日の台風はあんまりやで それが今日になったら何があったん?って顔はないやろ・・・」って思うけど 自然とはそういうもので人間がとやかく言える領域ではない。今年の台風の異常発生 最近の異常気象は環境破壊によるものだろう。地球上の生物の中で自然環境を破壊しているのは人間だけだ。日本人は便利なものにはお金をかけるが 自然環境を守るためのものにあまりお金をかけない。本当は少し高くても自然環境に優しいものを購入したり 自然を守るためのものにもっとお金をかけるべきだと思う。日本人全てがすぐには無理だが 一人でも二人でもそんな人が増えるように 自然の素晴らしさ その自然を守る大切さを伝えていきたい。


 20日(水)     最低気温:17.9℃  最高気温:20.0℃

台風直撃のため今日のビジネスマッチングは中止になった。残念だが仕方が無い。今年は台風が多いため香川県内はズタズタ。幾度の台風で地盤は水分を含み飽和状態だ。河川や水路は氾濫し いたる所で道路が冠水し土砂崩れ崖崩れも多く 通行止めで身動きできない。山側からは水が滝のように流れ道路が川になって勢いよく流れている。満潮と重なり排水が間に合わない。低い水田では田んぼが浸かり 稲刈りは終わっているのでまだ良いが 田が何枚も一面水に浸かって池か湖のようになっている。これ程までヒドイ年は今まで無かった。ここまでやられると 「マイッタ もうどうにでもしてくれ」って気持ちになる。今回の台風には「おい台風よ お主なかなかやるのぉ でも少しやり過ぎだろ」って言いたい。


 19日(火)     最低気温:18.4℃  最高気温:21.5℃

ビジネスマッチングの1日目 ブルーベリー苗の予約販売の申込みは今日は無かったが感触はまあまあだった。平日の開催で趣旨がビジネスマッチング(異業種交流会)なので 土日で開催される一般向けのイベントとは違い 企業相手なので苗が売れなくても 『香川県でブルーベリーを栽培している企業がいる』 『ブルーベリーを使ってこんなビジネスを開始しようとしている』ということが少しでも告知できただけでも収穫があった。
 


 18日(月)     最低気温:13.5℃  最高気温:24.0℃ のち

明日からのビジネスマッチングのための準備だった。ブルーベリーは今の時期 花も実もなく紅葉には少し早いしで特徴のない鉢植えだ。今回 当社はブルーベリーの苗を販売するので 2年生の挿し木苗を購入して1年間育てたら このくらいの大きさ 2年間育てたらこのくらいの大きさになるというのがわかるように 3年生 4年生 5年生の鉢植えを並べて育ち具合がわかるようにした。当社と同じコーナーではイチゴ栽培農家の「いちごハウスやぶき」さんがイチゴの苗販売 自然素材を使って手作りの石鹸を販売する「藍色工房」さんがメンバーで 『自然の休憩所』からの贈り物と題して自然に拘った商品を販売する。


 17日(日)     最低気温:13.3℃  最高気温:22.5℃

19〜20日にサンメッセ香川で行われるビジネスマッチングに出展するブルーベリーの手入れをした。明日が準備の日で持ち込んで設営しなければならない。休憩所のミニモクセイ『ピッコロオリーブ』が咲いていた。フェイジョアの実が大きくなった。熟したサインと収穫時期がイマイチよくわからない。落ちたものを収穫しても良いといわれるので いつも落ちるまで待っている。落ちてから収穫しても 樹上完熟で収穫しても室内でしばらく追熟させないとならない。
 


 16日(土)     最低気温:11.0℃  最高気温:22.0℃

サンメッセ香川で今日・明日とウッディフェスティバルが開かれた。当社もペレットストーブを出展したので午前中行ってきた。他のブースを廻ると木で作ったオモチャや雑貨 木工やログハウスなどが展示されていて見ているだけでも楽しい。ベンチや木工細工をいくつか買った。
  


 15日(金)     最低気温:10.8℃  最高気温:19.7℃

朝は冷え込んだが爽やかな秋晴れだった。休憩所のプルーン パープルアイの花が咲いている。狂い咲きのようだ。確か昨年の秋も狂い咲きしたと思う。花数は年々増えているが実はまだ付いていない。来年は期待している。


 14日(木)     最低気温:14.0℃  最高気温:22.8℃ 時々

山野草や盆栽 コケ玉仕立がブームになっている。普通の花屋やスーパーの花コーナーにも盆栽やコケ玉仕立が並ぶようになった。でも山野草は専門の山野草を扱っている店でコケ玉仕立てや盆栽を買うほうが良い。山野草類はむつかしく 昔から興味があり幾度か挑戦しているが 未だうまくいった試しがない。でも今年も挑戦するつもりで京都の春草園にいくつか注文したし 地元の山野草店でも盆栽やコケ玉仕立をいくつか買った。


 13日(水)     最低気温:16.1℃  最高気温:23.6℃ 時々

秋晴れの気持ちの良い天気だった。でも昼間はまだ暑い。キンモクセイを植えているところが多いのでどこを歩いていても どこかしら芳香が漂ってくる。街で見かけるカリンの実も大きくなっている。こちらではカリンのことを別名「食わず梨」という。カリンの花は花姿形 色もよくて好きな花だ。樹形も気に入っているが今まで植えようと思わなかったのは実が生食できないからかなあ。
 


 12日(火)     最低気温:17.9℃  最高気温:27.0℃ 時々

朝早くは曇っていたけど 日が高くなるにつれて晴れてきた。休憩所の山茶花のツボミが大きくなってきた。まだまだ咲かないが今年はツボミの数が多いような気がする。何処にでもある普通の山茶花だけど白バラに似て清楚で美しいのでいっぱい咲いてほしい。


 11日(月)     最低気温:19.1℃  最高気温:25.6℃ 時々

注文していた秋苗の各種が次々に届いている。休憩所のカマツカの実が赤く色付き熟してきた。
 


 10日(日)     最低気温:18.8℃  最高気温:26.9℃ のち

せっかく東京まできたので 都内のケーキ屋さんやカフェなどを勉強のため視察することにした。六本木 渋谷 青山 自由が丘などを建物の外観や質感 街の景観や雰囲気 店内のディスプレイやインテリア 街を歩く人たちの雰囲気や動向などを眺めて歩く。良かったのは自由が丘。有名な店だということで「モンサンクレール」に行った。1時間くらい待って店内のカフェに座ることができた。ケーキも食べたが実に美味しい。ハーモニーのある味だ。のっている赤ラズベリーとブラックベリーもしっかりしていて風味も良い。これは輸入物ではなく国産ベリーだと思う。後から この店のオーナーシェフは辻口博啓さんで現在37〜38歳。石川県の和菓子の長男で生まれ 18歳から都内やフランスで修行を重ね 23歳の時に全国洋菓子コンクールに史上最年少で優勝して以来 数々の全国大会で優勝し 世界大会に日本代表として出場し 4度の優勝経験を持つ天才パティシエで1998年に自由が丘に「モンサンクレール」を開店した。今や日本一・・・いや世界一の店だった。スゴイ・・・


 9日(土)     最低気温:18.2℃  最高気温:23.0℃ 時々

朝 雨は降っていたがたいしたことなく予定通り東京に行けた。東京に着いて天然酵母を使ってパンを焼いている渋谷区富ヶ谷のルヴァンに行った。台風接近中で店は12時で臨時閉店するそうだ。横のカフェでコーヒーでも飲みながらパンを食べようと思っていたが カフェは外の鉢植えの花や木を台風対策で店内に取り込んでいて 今日は臨時休業だった。でも店のオーナーが気を利かせてくれてパンの店内のコーナーにあるテーブルをわざわざあけてコーヒーをいれてくれた。ここのパンは硬い。外側はパリッとして中はモッチリ。今はフワフワの軟らかいパンが好まれるが ルヴァンのパンは正反対。ベリー公にとっては新感覚 新食感で初めて食べたパンだ。でも しっかり存在感があり噛むほどに味がある。はっきり言って美味しい。好き嫌いがハッキリ分かれるパンで 好きな人はハマってしまい普通のパンでは物足りなく感じるだろう。店内の雰囲気も良く オーナーの人柄だろうか たくさんいる若い子たちがみんな楽しそうに働いていて本当にイキイキして輝いている。こんな雰囲気だから楽しく働け 美味しく良いものが出来るのだろう。午後からは日本ブルーベリー協会のシンポジウムに参加した。当日のパネリストで輸入のブルーベリーを初めとした輸入ベリーを扱っている(有)文孝やジャムなどの加工食品のアヲハタ(株)のスピーチによると 無農薬栽培の品質の良い国産ブルーベリーを求める声はあり需要は十分あるのだが まだまだ国産ブルーベリーの場合は安定供給ができない状態で規格もバラバラなので扱えないのが現状のようだ。契約で決めた数量を毎日コンスタントに納めらられなくてはならない。「台風で実が飛ばされたから今日はこれだけです」とか「ハイブッシュとラビットアイの端境期で数日納められません」・・・などと言っているのではダメだってことだ。その問題と品質 規格などをクリアできれば輸入ブルーベリーよりも高い値段で取引できることは可能のようだ。


 8日(金)     最低気温:19.7℃  最高気温:21.6℃ 時々

『寒露』
またまた台風が来るらしい。明日は日本ブルーベリー協会のシンポジウムに参加するので朝早くから東京に行く。台風の影響で飛行機が飛ぶかどうかわからないが自然に任せるしかない。演題が「ブルーベリー産業の将来展望」 「ブルーベリー産地の取り組みと課題」 「ブルーベリーの流通実態と今後の普及課題」 なので 今 自分が香川県でブルーベリーの普及活動を促進しようとしているので大いに参考になると思うので楽しみだ。自分なりに香川県でのブルーベリーの動向と将来の見通しと普及問題をまとめているので それが当てはまるかどうかも検討したい。


 7日(木)     最低気温:17.0℃  最高気温:25.8℃ のち

街角のイチョウの葉がちらほら 黄色く色付いてきている。今年の紅葉はどうだろう 綺麗だろうか。ここ数年ブルーベリーの見事な紅葉は見れていないので期待しているが 今年の気温の日較差は10℃以上の日が少ないので望みうすだ。最低気温と最高気温の差が10℃以上ある日が続かないと綺麗な紅葉は見られない。


 6日(水)     最低気温:17.6℃  最高気温:25.3℃

寒くなったので今日も鍋をした。白菜や豆腐などの野菜を中心の湯豆腐。でも フグを入れた。それも高級なトラフグでなく『ナシフグ』というもの。このナシフグは天然のフグで 愛称『讃岐でんぶく』といって香川ブランド 『K』マークになっている。トラフグに勝るとも劣らない うま味・甘味・口触りを持っている。 


 5日(火)     最低気温:18.5℃  最高気温:21.2℃ 一時

おぎはら植物園に注文をすませた。宿根草を少し増やす予定。山野草専門店 京都の春草園に屋久島イチゴという木苺を注文した。それと暑さに強く日なたで育てられる山野草を数品種注文した。


 4日(月)     最低気温:16.8℃  最高気温:25.2℃

一段と冷え込むようになった。今朝 出勤道の歩道の街路樹に銀杏並木のところがあるが 信号待ちで何気なく見ていたら スーパーの袋を持って何やら拾っている人がいた。良く見ると銀杏を袋いっぱい拾っている。街路樹などでは実が落ちて踏んづけたりすると 臭いの問題で実がなる雌の樹は植えない と聞いていたが たまには雄雌を間違えて植えることもあるものだ。注意してみると やっぱり 他にもほんの数本 雌の樹が混ざっている。


 3日(日)     最低気温:18.5℃  最高気温:22.0℃

休憩所のカラントやグズベリーたちが秋になって新葉が展開してきた。夏の暑さに弱って 夏の終わりに葉を全て落としてしまうが秋にまた新しい葉を展開する。プックリした葉芽からジョウゴ型の葉を展開するカラント類はカワイイ形で思わず微笑む。そして棘の上から葉芽がでるグズベリー類。花や葉が展開する模様は ホント愛くるしくって仕方がない。
   


 2日(土)     最低気温:16.3℃  最高気温:27.9℃ 時々

香川県内の柿の産地といえば香南町だ。香南町は最盛期には62.4haに富有柿が主に栽培され年間300トンを出荷していた。今では41haになったが年間200トンを出荷しているようだ。多品種化が進み今の時期は大秋(太秋)という品種が出荷の最盛期を迎えている。柿の生産量は香川県全体では2,000トンを少し超えている。休憩所の取り残しのブルーベリー ティフブルーの最後の実を採った。これで今年のブルーベリーの夏が終わった。


 1日(金)     最低気温:16.2℃  最高気温:26.5℃

久しぶりの爽やかな秋晴れだった。日中は汗ばむくらいだった。街並みの柿が色付いてボツボツ収穫の時期を迎えている。実りの秋だが ベリー栽培家にとっては秋はさびしい。秋に採れるベリーといえば二季生りのラズベリーの秋果 クランベリー・・・などで数少ない。どうしてもベリーは実りの夏になってしまう。



by Berry公