2004年 6月


 30日(水)     最低気温:23.3℃  最高気温:32.4℃

ラビットアイブルーベリーの実が先日の台風の風で擦れてブルームが剥がれツルツル、テカテカの実になっている。葉も風で擦れて傷みが激しい。ブルームがのいた実は何か不自然で見た目も美味しくなさそうに見える。


 29日(火)     最低気温:23.1℃  最高気温:30.3℃  時々

高松駅横のサンポート高松のシンボルタワー内で地域密着コミュニティビジネス実践セミナーがあったので行って来た。前半の講師は徳島県阿波町でイタリアンジェラート「ドルチェ」を経営している井原まゆみさんだった。この方は29年間勤めた阿波町役場を退職してこの店を開店した。きっかけはスイスへ研修旅行に出かけたとき、近自然工法を学んだこと。そして長野県小布施町に行った時、イタリアンジェラート店「TWELL」でアイスクリームを食べた時、「これだ、これを徳島の阿波町でやろう」と決心したそうだ。店のキーワードは、ナチュラル、ヘルシー、エコロジーで近自然工法で店を設計した。使うフルーツも全部ではないがほとんどが、地元阿波町で採れた新鮮果物。開店から2〜3年で年間売上2,500万円前後をキープし推移している。後半は香川県内で実際にコミュニティビジネスを実際に行っている個人、団体、企業の発表だった。そのなかで環境・食・農業部門で当社も参加し環境関係やブルーベリー栽培の例を発表した。ブルーベリー部門はベリー公が発表した。


 28日(月)     最低気温:22.5℃  最高気温:29.7℃

アルビックから今年のカタログが送られてきた。昨日のシンポジウムの会場で栃木県の大栄資材という会社が防鳥ネットとソーラーで回る防鳥機を展示していたが、このソーラー電源で回る防鳥機、鳥っ駆(トリック)が気になった。10aで2台置けばほぼ完璧に防鳥できるようだ。トリックは10秒回って30秒休んで回る回転体。長く腕木を張れば風などの抵抗で微妙な動きをしたり、30秒休んで不意に動くので驚くだろうという設定。防鳥網を張るのとどちらが有効だろうか。


 27日(日)     最低気温:23.6℃  最高気温:27.5℃ (天気は柳田村)

シンポジウム2日目、午前中は現地報告と講演、そしてディスカッション。昼食後、柳田食産(株)の加工場見学だった。柳田村で作られたブルーベリーは全て柳田食産が買い取って販売、加工してくれる。柳田食産はジャムやワインの製造販売、生果販売を主にしている。今回、初めてシンポジウムに参加したが全国から400名近くの方々が集まっての素晴らしい会だった。これだけの会をするためにはブルーベリー協会、関係者の方々や開催地の方々のご苦労は大変だったと思う。本当に感謝したい。そしてまたぜひ来年も参加したい。


 26日(土)     最低気温:23.1℃  最高気温:27.5℃ (天気は柳田村)

日本ブルーベリー協会の産地シンポジウムで柳田村に行った。家を出て柳田村の会場に着くまで8時間かかった。金沢駅から柳田村までレンタカーで行ったが柳田村に入ったら景色が変わった。その土地の自然環境や雰囲気、自然生物に興味があるが、昔、建築家の端くれだったので、その土地の街形成や風土、建物(特に住宅、民家)に興味がある。人口4000人ちょっとの村(来年春、合併して能登町になる)だが、道路など町形成は整備されている。民家は建坪が大きく、独特の外観だ。切妻で妻側に外から木組みが見える。
 
会場の柳田小学校は立派な建物で体育館も大きく綺麗だったので、少しビックリした。講演は現地の基調報告と玉田先生の土壌と施肥管理で、その後、産地見学だった。この地の土壌は赤土でブルーベリーを植付けたのは水田だった。土壌改良で今までいろんな方法をやって苦労をされ、最終的に今やっている方法は水田の土の上に全面に約70センチの木材チップや籾殻を敷き詰め植穴に80リットルのピートモスを入れて樹皮チップでマルチをしている。畝には排水溝を掘って籾殻を入れて暗渠にしている。またラビットアイにハイブッシュを接木していた。
  
夜は交流会で思う存分、食べて飲んだ。T&Fの福田さん御夫婦に会えた。奥様も福田さんも気さくで楽しい方だ。お会いしたのは初めてだったが、すぐ話が弾んだ。福田さんに「楽しそうですね」って言われたけど、イエイエ、福田さんの方こそ、楽しそうですよ。福田さんはHPの写真で見たより、かなりスマートになっている(何か楽しいことをされているらしい)。定年後が楽しみだって仰っていた。またお会いしてゆっくり話したい。


 25日(金)     最低気温:22.2℃  最高気温:25.6℃  時々

明日、朝早くからブルーベリー協会のシンポジウム参加のため能登半島の柳田村に行く。昨年は行けなかったので楽しみにしている。先進地の視察ができるのも楽しみだが、ブルーベリーの先輩諸氏の方々に会えるのが何よりの楽しみだ。


 24日(木)     最低気温:22.5℃  最高気温:26.4℃ のち

ツルバラの木製フェンスを一先ず外した。それをつたえにして伸びていたツルバラ、スペクトラも枝が何本か折れていたので木バラ風に剪定して刈り込んだ。トマトやキュウリの支柱もやりかえなければならない。


 23日(水)     最低気温:22.7℃  最高気温:30.5℃  時々

昨日、収穫しようかどうしようか迷ったが、もう1日完熟させてからと思い収穫しなかった、あまつぶ星、ラビットアイのクライマックス、ベッキーブルーを収穫した。写真は全てあまつぶ星で実は大粒で形が良い。未熟果も美しい。群馬県の品種だがこちらでも良く育ち元気良く、新梢もいっぱいでている。味は親品種のコリンズに少し甘みを加えた感じ、香りはコビルより良い。おおつぶ星は今年、実を付けなかった。でも元気は良く来年が楽しみだ。


 22日(火)     最低気温:21.4℃  最高気温:31.3℃

休憩所の被害は散々たるものだった。ブルーベリーの実は完熟果、未熟果の関係なく所かまわず飛び散っている。ツルバラの木製フェンスは根元から折れてる。ブルーベリーやベリーの枝、その他の木の枝は折れて飛んでる。花や野菜なんかは寝そべって起きてこない。裏の植木鉢や苗ポットはどこに飛んだかわからない。とても写真には撮れない。倒れた鉢は子供たちが何度も起こしてくれたようだが、他のものには手が回らなかったようだ。子供たちは、僕で言うたら「ゲームのデーターが全部壊れたって感じやな(弟)」、僕で言うたら「携帯がボロボロに壊れたって感じやな(兄)」。まあ、そんなもんかもしれんなあ。自然摘果、自然剪定、自然摘芯と思えばいいか。飛び散ったブルーベリーの実を拾ったらバケツの半分くらいまであった。自然の織り成す事なので逆らえない。こんなので自然の調和がとれてるのかもしれない。会社の園でブルーベリーのチャンドラーを収穫した。500円玉に少し足りないが、堂々の大きさだ。重さも1個5.6gあった。パテスリー・ブランには今日は270gのみの納品だった。
 


 21日(月)     最低気温:25.3℃  最高気温:27.3℃  時々

『夏至』
台風、四国上陸だった。休憩所直撃は避けられたが被害大。早朝から風雨強く、昼過ぎで雨は止んだが風は吹き返しで夕方まで吹き荒れた。夜帰って子供たちから被害の状況を聞いたが、夜は休憩所に出なかった。明日の朝は片付けに追われるだろう。明日はブランにブルーベリーの実を納める日だが、熟した実は全て風で飛ばされているんのではないだろうか。


 20日(日)     最低気温:23.3℃  最高気温:32.1℃ のち  時々

鳴門市の鳴門公園近くにある大塚製薬が運営する大塚国際美術館に行って来た。今まで何度も前を通って行く機会に恵まれずに横目で見送っていたが、今日はその機会に恵まれた。入るときにまずビックリするのは建物で、入り口の玄関で入出の構造物だけであとは建物が見えない。山の地下の洞窟内に建てられたという感じで玄関から上は山肌そのままで自然の木が生い茂ったままだ。入るとまずスケールの大きさにビックリする。建物の中に建物が幾つもあるようだ。昼の12時過ぎに入って中のレストランで急いで食事をして、普通の速度で観覧すると閉館の5時には全部見切れない。ゆっくり休憩しながら全部見ようとすると1日はたっぷりかかる。おそるべし美術館だ。陶板名画でほとんど全ての作品が原寸大に再現されている。展示画は古代壁画から現代までの1,100点余りが展示されている。中にはゴヤの家やモネの大睡蓮、大聖堂や礼拝堂などがある素晴らしいところ。ベリー公的には争いや死、憎しみ、苦しみ、悲しみなどの暗い絵、また宗教的なものや邪鬼、悪魔を表現した絵は苦手。空の色が青い明るい絵、楽しい希望や愛、あったかい楽しい絵がいい。
 


 19日(土)     最低気温:21.4℃  最高気温:30.7℃ のち  時々

ブルーベリーを収穫してブランに納めた。店のオーナーに話を聞くとあまり大きすぎるブルーベリーはショートケーキには使いにくいようだ。反対に小粒はパイや他のケーキに数粒乗せて飾りに使えるので良いようだ。収穫初期のスパータンやノースランドなど大粒種の方が良いだろうとこちらで勝手に思い込んでいたがそうでもないようだ。形の良い中粒より少し大きめのガク痕が綺麗にそり返ったブルーレイなどが適しているようだ。


 18日(金)     最低気温:21.4℃  最高気温:29.1℃

ベリー苗や花苗の注文は済ませた。大関ナーセリーには注文を済ませたが、あとのブルーベリーの苗はどうしようかと思案中。気に入った品種の本数を増やすか新品種を注文するか。気に入った品種は挿木で殖やせばいいしなあ。南部ハイブッシュの新品種に限らず最近の新品種は実が硬めでしっかりしていて皮も厚めの品種が多い。アメリカ内での輸送性や日持ち、機械収穫に対応した品種をつくっているのだろう。


 17日(木)     最低気温:19.2℃  最高気温:29.9℃

以前の会社で一緒に仕事をしていて定年退職をした方がブルーベリー園を見学に来てくれた。その方は定年退職後、農業関係の学校に通っておられ、その学校で知り合ったお仲間2人(合計3人)と五色台の山で気ままに野菜や果樹を栽培してスローライフな生き方をしている。先日、その山を訪ねたが、気軽に迎えてくれて楽しい時間を過ごせた。3人とも気さくな方々で気が合い話がはずんだ。今日は、うちの会社のブルーベリー園を3人で見学にこられてブルーベリーに興味を持ってくれた。山に植えてみようか、何本か家で育ててみようか、とか言ってくれて嬉しいかぎりだ。帰りに山で朝、ちぎったばかりのビワをおみやげにくれた。楽しい美味しさだった。


 16日(水)     最低気温:18.2℃  最高気温:30.9℃

オキザリス・デッペイが久しぶりに綺麗に咲いた。だんだん花数が少なくなり昨年はあまり咲かなかった。ヒメシャラの根元に植えているので木の根に負けて球根が太れないのかもしれない。そろそろ今年の秋には掘り上げてやらなければならない。


 15日(火)     最低気温:16.5℃  最高気温:29.4℃  時々

パテスリー ブランに納めるためのブルーベリーの収穫をした。デニースブルー、サファイア、サウスムーンの実はボールのような球形でまん丸で大きい。一般的なブルーベリーの実の形はカボチャ形だが、この種類たちはビー玉のようだ。

  
デニースブルー                          サファイヤ            サウスムーン


 14日(月)     最低気温:14.6℃  最高気温:27.3℃

グズベリーが少し色づいてきた。大玉スグリ(右)は大きな実だ。昨年より一段と大きくなっている。名前の通りの大きさだがアメリカングズベリーの1.5倍は余裕である。昨年は初めての収穫で本領発揮できず両種類とも期待はずれの味だったので、今年は少し期待している。

 


 13日(日)     最低気温:16.6℃  最高気温:26.7℃

いい天気だった。クランベリーに幼果が付いてきた。ブラックカラントも黒く色付いてきた。今年は数個できそうだ。
 


 12日(土)     最低気温:20.1℃  最高気温:24.8℃  一時 

愛媛県松山市砥部町のこどもの城でイベントがあった。当社のペレットストーブを出展していたので行ってきた。環境や自然をテーマにしたイベントで心配した雨も大したことなく、暑くもなかったので人出は多かった。環境に興味のある人や自然を見直そうとする人が段々増えてきているような気がした。良いことだと思う。


 11日(金)     最低気温:21.4℃  最高気温:22.7℃

各種苗メーカーの秋用のカタログが揃った。大関ナーセリーからもカタログが来た。あれこれ見比べて選ぶ楽しい時期だ。今回はベリーをまた少し増やしてみたい。特にラズベリー系の品種を増やしたい。


 10日(木)     最低気温:20.7℃  最高気温:28.6℃  一時 

ブルーベリーのデュークの実がパンパンに膨れている。子供が口いっぱいに物を食べて、ほっぺの皮がもうこれ以上伸びないくらい両頬を膨らませているようだ。


 9日(水)     最低気温:19.0℃  最高気温:26.1℃  時々

夜、帰って道路の苗を見たら全部なくなっていた。みんな誰かがもらってくれた。朝、車で通う通勤の道は3通りある。1つは高速道路使用で寝過ごした時や早出のときにしか使わない。他の2つの道はその日の朝の気分でどっちを通るか決める。距離も時間的にも大差なく63キロくらいで、たっぷり2時間はかかる。1本は海際の道、もう1本は山の中。ちょっとしたドライブとは言いがたいが楽しみながら走ることにしている。その1つの道中にモウズイカが生えて咲いているところがある。
   


 8日(火)     最低気温:19.8℃  最高気温:24.0℃  時々

道に並べた苗はキュウリは全部なくなっていた。トマトはあと5本残っている。それにしてもよくもらってくれたものだ。ブルーベリーの実をブランに納めた。今日は全部で1sを超えた。パックも250g入りが4パックになった。


 7日(月)     最低気温:21.6℃  最高気温:29.3℃  一時 

一時雨が降る天気だった。休憩所のバラが虫害の間をぬって、やっと・・・やっと綺麗に咲いてくれた。嬉しかった。咲いてくれたのはホワイトマジックとスペクトラ。スペクトラの春〜夏の花は黄色が強い。秋の花はピンクとオレンジが強くなる。バラはもうやめようと思ったが、虫害のヒドイ時に綺麗に咲いてくれた花姿を見ると可愛くて愛おしい。
 


 6日(日)     最低気温:19.2℃  最高気温:28.9℃ のち  時々

種蒔きしたトマトとキュウリの余剰苗を久しぶりに道端に並べた。昔は種蒔きした花の苗などを並べていたが、余った苗のご奉仕。通った人でほしい人がもらってくれる。


 5日(土)     最低気温:17.6℃  最高気温:27.8℃

『芒種』
パテスリー ブランにブルーベリーを納めた。5/28の初収穫、ウェイマウス、ポラリス。6/1はアーリーブルー、デュークに続いて今日はブルーヘブン、ノースブルー、サファイア、クロートン、パトリオット、ジョージアジェム、オニール、チッペワ、ナイトジェム、エイボンブルー、シャープブルー、サウスムーン、コビル、サンライズ、シェラの収穫をした。


 4日(金)     最低気温:16.0℃  最高気温:28.6℃

爽やかな天気だった。夜は少し蒸し暑くなってきた。休憩所のレッドカラントが赤く色付いて熟してきた。休憩所の夏の花、サルビア・コクシネアが咲きだした。綺麗な淡いピンクだが、中にはサーモンピンクの花色も混ざる。この花が咲くと夏という感じだ。
 


 3日(木)     最低気温:18.9℃  最高気温:26.8℃  時々

観音寺周辺の海域でサメが水揚げされた。外洋には普通にいるサメだが、瀬戸内海の内海に入り込んでくるのはあまりないそうだ。今回、サワラの流し網にかかったのは体長2.5mの頭が金づちのようにT字形をしているアカシュモクザメ。先月は体長2.7mのヨシキリザメが見つかっている。


 2日(水)     最低気温:16.2℃  最高気温:23.7℃  時々

湿度が低く、カラッとして朝夕は涼しく感じるくらいだ。休憩所のハニーサックル、ペリクリメナムが咲きだした。ペンステモン、フスカーレッドも咲きだした。相変わらず産毛のようなものに覆われている。
 


 1日(火)     最低気温:16.8℃  最高気温:25.6℃  時々

ブルーベリーを初納品した記念すべき日だった。自然の休憩所とBlue Heaven Farm(会社の農園)の実を合わせて480g収穫できたので、ケーキ店に納品した。納めたケーキ店は1日平均1.0〜1.5kgブルーベリーを使うので、うちだけではまだまだ足りないが、とりあえず今年は週2回、火曜日と土曜日に実を納めさせていただくことにした。納めるケーキ店は観音寺市に本店があり、丸亀市に支店がある、『パテスリー・ブラン』
 



by Berry公