2006年 7月


 31日(月)     最低気温:24.5℃  最高気温:31.9℃

食用ホオズキのストロベリートマトを収穫した。ケープクズベリーはもう収穫が終わった。写真の上側2個がストロベリートマト、下側3個がケープクズベリー。莢の形も少し違う。


 30日(日)     最低気温:25.0℃  最高気温:31.5℃

ベリーランチに岡山県からガーデニング友達が来てくれた。4年ほど前からの友達だったがお会いするのは初めてだった。共通の趣味を通じてメール等でやりとりしていると初めて会っても すぐに花の話しになってしまう。ゆっくりお相手してお話をしたかったけどバタバタしてあまりお話はできなかった。やはりベリー好き、花好きの友達は老若男女問わず 話していると楽しい。ベリーランチの当日、スタッフは仕込が忙しくて朝食がとれないときが多く、昼食は裏で合間を縫って ちょっと口に入れる程度なので、お客様が帰って片付けが終わってから食事をとる。今日は うっかりウサギが手際よくササッと作ってくれたのが写真のもの。バジルの花と農園で採れた赤と黄色のトマトを添えて ちょっとオシャレなランチになった。



 29日(土)     最低気温:23.8℃  最高気温:33.9℃

クランベリーが実が膨れて色付いてきている。昨年より着果数は多いが綺麗な赤色になるかどうかが問題だ。見るとやはり上だけが赤くて下半分は色付いていない。実全体が綺麗な赤色になるためには・・・これは今後の実験の課題だ。


 28日(金)     最低気温:23.3℃  最高気温:34.6℃

ノリウツギ・ライムライトが綺麗に咲いてきた。でも今年は花数は少なく花房も小さい。アメリカリョウブ・ピンクスパイヤーは盛りを過ぎた。


 27日(木)     最低気温:24.3℃  最高気温:33.9℃ 時々

夏の日差しになった。これから水やりに追われる毎日になりそうだ。ブラックカラント(カシス)が青森県の生産量が3.5トンで全国の9割以上を占めるそうだ。休憩所でもカラントを量産しながら栽培しているが暑さに弱ってうまく生育しない。でもブラックカラント(カシス)(写真上段)は夏でも新しい葉芽が次々に出てきて元気だ。レッドカラント(写真下段)は、ほとんど葉を落として葉芽もあまり出てきていない。ホワイトカラントはレッドカラントほど葉を落としていないが新しい葉芽はあまり出ていない。ブラックカラント(カシス)が比較的暖地に抵抗性があるということだろうか。レッドカラントが葉を落としたのは雨が続いた一週間ほど前からで その期間はそれほど気温も高くなかったはずだ。暑さや強い日差しで落ちたのではないとしたら長雨による加湿でも葉が落ちるということだろうか。まだまだ研究しないとならない。北海道で栽培されているアロニアは休憩所でも問題なく元気に育っているので暖地適応性があるのだろう。




 26日(水)     最低気温:23.7℃  最高気温:31.4℃ 時々

四国地方が梅雨明けした。山ブドウが熟してきた。サンライズエローレモネードは一日花で毎日 次々と咲くいい子だ。やわらかいクリームイエローの色がいい。でも咲いている時間が短い。朝、日が昇ってから開き昼頃にはもう閉じて終わっている。せめて日中は咲いていてほしい。


 25日(火)     最低気温:23.0℃  最高気温:28.3℃ 時々

気温が平年より低くて(特に夜の気温が低いので)凌ぎやすい。でもクマゼミが鳴いているので梅雨明けが近いのかもしれない。アメリカリョウブ・ピンクスパイヤーの花が 今、一番の見頃。香りがとてもよくひっきりなしに蝶がおとずれてくる。ミツバチはあまりこず、どちらかといえばミツバチは横のボックセージの花に集まっている。でもこの花、カタログではオシベの先がピンク色なのだけど休憩所では綺麗なピンク色にならず茶色が強い。


 24日(月)     最低気温:22.4℃  最高気温:26.0℃ のち

ミントの花が綺麗に咲いている。はるか昔、ハーブに出会い 初めて育てたのがミントだった。葉に触るとホントにミントの香りがしたのに感動した。そして花が咲き、初めてミントの花を見たとき 可愛くて何時間も眺めていた。花の形も色も 当時こんな花はあまり見たことがなく、とても新鮮だった。その時は ちょうど朝露が雌しべや雄しべの先に丸く付いてキラキラ光っていた。


 23日(日)     最低気温:22.8℃  最高気温:26.6℃ のち

『大暑』
カフェはA時間 6名様、B時間 4名様 の計10名様のお客様だった。今日のお客様は先週来てくれた方が再度 別のお友達を連れて来てくれたり、一度来てくれた方の勧めで その方の姉妹ご夫婦が来てくださった。紹介やリピートで来てくれるのはとても嬉しい。どれだけベリーの魅力が伝わっているか、自然の休憩所イメージが伝わっているかわからないけど一生懸命やって何かを残していきたい。


 22日(土)     最低気温:22.2℃  最高気温:27.6℃ 時々

先週のカフェでだした食用ホオズキ、ケープクズベリーは珍しがって人気が高かった。もう一種の食用ホオズキ、ストロベリートマトは休憩所では冬を越した。日本では一年草扱いをされているが実は多年草。非耐寒性多年草だがストロベリートマトの方は休憩所くらいの温度があれば冬は越すようだ。試しに落ちた実をそのままコボレ種にして芽がでるかどうかやってみたが写真の通り芽が出た。ストロベリートマトは今、実が数個生り初めでケープクズベリーより遅い。写真は全てストロベリートマトで樹姿は立性、ケープクズベリーは樹高も低く横に広がる。実の莢はストロベリートマトはスマートでケープクズベリーより少し小さい。




 21日(金)     最低気温:21.8℃  最高気温:28.5℃ のち

アロニアを収穫した。アロニアは果実の中でもポリフェノール含有量が高く、ポリフェノールの一種のアントシアニンをブルーベリーの2倍の量を含んでいる。生で食べると酸っぱい渋いで不味いのだが、シャーベットやゼリーなどに加工すると色も綺麗で美味しくなるそうだ。うっかりウサギが10年以上育てている一番古株のホームベルがコガネムシの幼虫に根を食害され弱っていたので農園に持って行き手当てをした。鉢をひっくり返してみると幼虫がゴロゴロと出てきた。中には成虫に羽化しているものや蛹になっているものもいた。ヒメコガネだ。うっかり家は街中のコンクリートジャングルで受粉昆虫のミツバチやマルハナバチはいないのにヒメコガネはいるようだ。土を全て落とし地上部を切り詰めて植え替えた。水やりも腰水式給水で雨の当たらない日陰で養生して様子を診たい。自然の休憩所 ICU にしばらく入院して元気になれば農園に植付け戦力になってもらう。


 20日(木)     最低気温:20.8℃  最高気温:23.0℃

涼しく少し肌寒く感じる一日だった。雨が多いので最後のハイブッシュは実が傷んでいる。やはり傷みが多いのは デニス、サファイア、ハーバートだ。今年は特にデニスとサファイアの雨による品質が悪い。以外だったのはエリザベス。休憩所では昨年まではエリザベスの収穫は少なく実の評価をできるに至っていなかったが、今年は一挙に多く収穫できた。味は風味もよく美味しい。


 19日(水)     最低気温:21.4℃  最高気温:25.5℃ のち

ハイブッシュの収穫がほとんど終わり、ラビットアイの収穫もまだまだ走りで序盤なので 今が一番収穫の少ない時期だ。先週のカフェは16〜17日と2日続けてだったのでブルーベリーの量が足り苦しかった。ついついたくさん採ろうと完熟を待たず少し早採りしたのもあるかもしれない。また雨で傷んでいたものや、撥ねるべき過熟果を収穫時に選別したつもりでも混ざっていたかもしれない。やはりいくら数が足りないからといっても完熟果でないものや品質の悪いものの混入は絶対避けなけれならない。うちのような店は特にそれが必要だ。量が少なくても その日採れた数で回し、喉から手が出るほど少々の未熟果などを摘みたくても 諦める勇気、実がないと断る勇気が必要だ。今年の今までのカフェで、お客様から 「こんなにブルーベリーが美味しいものだとは知らなかった。」「ブルーベリーは酸っぱくてあまり美味しくないものだと思っていたけど、こんなに甘いのですね。」「今までも国産の他所のブルーベリーを食べたことがあるけど ここのブルーベリーは美味しい。」 生果だけでなく「ベリーのデザートもとても美味しい。」「こんなに素敵なデザートは初めて。」「オシャレで幸せな気持ちになる。」 などとお言葉をたくさんいただいた。なかにはお世辞もあるかもしれないけど、満更でもないと思う。いままで来ていただいたお客様は冷凍のブルーベリーもしくは輸入のブルーベリーを使った生ケーキ、その輸入果を使ったアイスやシャーベットやジャムなどの加工品しか食べたことがなく、国産の完熟ブルーベリーを食べたことがない人がほとんどだから、今まで食べたブルーベリーやブルーベリーデザートよりも美味しいのはある意味当然かもしれない。だから我々はこれに満足してはいけない。まだまだ始まったばかりで完全でないことばかり。栽培技術や収穫技術に磨きをかけ続け、今以上の品質のいいベリーを作り、ベリーの美味しい食べかたを探求し続け ベリーデザートに磨きをかけ続けなければならない。ブルーベリーやベリーの魅力、本当の美味しさは誰が一番よく知っているかといえば、やはりそれを栽培している人だ。野菜でも果物でも同じだけど、それを栽培している農家さんが一番よく知っている。トマトを栽培している人はトマトの魅力、本当の美味しさ、一番美味しい食べごろの時期、サラダに向く品種、加熱や料理に向く品種などの品種ごとに合った美味しい食べかたを知り尽くしている。でも農家さんのほとんどは市場や直売店に出荷、一部の料理店に卸しているだけ。レストランなどで実際に料理をするシェフたちでそれぞれの食材の魅力や本当の美味しさを栽培農家以上に知り尽くしている人がどれだけいるだろうか。一番よく知り尽くしている栽培農家さんが市場などに出荷するだけというのは何とも勿体なくて仕方がない。野菜の魅力にハマったシェフが栽培農家を回り、果ては自ら畑を耕し野菜を作るのは究極の食の追求だろう。ブルーベリーやベリーもその通りで、ベリーを扱うパテシェやシェフでどれだけの人がベリーの魅力やベリーの知識、本当の美味しさを知っているだろうか。有名な洋菓子店の腕のいい一流パテシェに品質のいい完熟の国産ブルーベリーやラズベリーなどのベリーを持っていきベリーデザートや生ケーキを作ってもらえば、それは素晴らしく素敵で美味しいケーキやデザートはできると思う。でも、それはケーキなのである。ケーキを作るための材料としてベリーを使っているのである。ケーキを美味しく表現するため、ケーキを美しく見せるためにベリーを使っているのである。それではベリーの魅力は伝わらない。ベリーの本当の美味しさは表現できないと思う。パテシェはケーキの魅力は十二分に知り尽くしているのでケーキの魅力は表現できてケーキは美味しいものになると思うが、ベリーの魅力は栽培している人ほどは知り尽くしていないからである。うちの店は生ケーキや焼き菓子、デザートなどを販売する店ではなく、ベリーの魅力を販売する店である。ベリーの魅力や美味しさを伝える一つの表現方法として生ケーキやデザート、焼き菓子などを作っている。ケーキを作っているパテシェとは順番が逆である。ケーキが主役でなくベリーが主役なのである。だから有名洋菓子店の一流パテシェが作るような凝った美しい生ケーキやお菓子は作れない。生ケーキもケーキ自体の美味しさでは敵わないかもしれない。でも生ベリーの美味しさ、ベリーケーキやベリーデザートの美味しさ、ベリーの魅力を最大限に引きだしベリーをより美しく華麗に美味しそうに見せる表現力では絶対に負けたくない。ブルーベリーやベリーの本当の味、本当の美味しさを提案し続け、一人でも多くの人にベリーの魅力を知ってもらうために、ベリーの栽培農家で終わることなく ベリーの魅力を伝える店として開店する。途方もなく果てしなく過酷である旅に終わりはない。


 18日(火)     最低気温:22.3℃  最高気温:30.2℃ 一時

先週末からカフェの仕事の関係で手がとれず、インターネットショップのお客様が待ってくれていたので その対応と発送の仕事の開始だ。農園で作業をしていると釣り師のO氏が鳴門で釣った真鯛を持って来てくれた。60cmは優に超える大型の雌の真鯛だ。いつも釣りに行って数匹連れた時は必ず寄って魚を置いてくれる。今日のは大物で うちの3人家族では今日 明日のおかずに十分だ。ホントにいつもありがとう。ベリー公も釣り師をやめて もう8〜9年経つので、こんな立派な釣り魚をみると釣り師の血より釣り魚料理師の血が騒ぐ。釣り魚料理店は昔やってみたいと思っていたので ベリーに出会わなければ、ベリーに出会ってもベリーの魅力に気付かなければ、うっかりウサギに出会わなければ 釣り魚料理店 『雑魚』 をやっていたかもわからない。でも 今のベリーに携わる仕事のほうが夢があるし魅力的だ。


 17日(月)     最低気温:22.7℃  最高気温:30.7℃ 一時

曇りで一時雨が降り、植物も人間も一息付けて凌ぎやすい一日だった。今日は遠方の徳島県から1組様、大阪府から別組で2名の方が来てくれた。大阪の一人の方は 4年ほど前に花の種の小分け配布で知り合って以来 ガーデニングの友達でいる方だが お会いするのは今回が初めてだった。パワフルな楽しい方で花の話し ガーデニングの話しと 話しは尽きない。昨日は11名、今日も11名のお客様が来てくださった。仕込などの裏仕事は大変で神経を使うので疲れ 忙しいが、お客様とのやり取りが楽しいし、お客様の笑顔を見ると疲れも吹っ飛ぶ。


 16日(日)     最低気温:25.2℃  最高気温:35.3℃

自宅カフェのベリーランチに県外(高知県)からの方が来てくれた。ホームページをいつも見てくれていてブルーベリーを趣味で栽培されている方との ブルーベリー談議は楽しい。わざわざ来てくれて嬉しい。その方は日本ミツバチも養蜂されていて 「ミツバチも楽しいですよ。」と 『8ちゃんねる』 というホームページを教えてくれた。ずっと前からミツバチは興味があったのでやってみたいとは思っていた。


 15日(土)     最低気温:24.3℃  最高気温:33.2℃

梅雨明けのような陽射しと暑さだ。今まで雨や曇りの日が多くて蒸し暑くても陽射しがなかったので農園作業もできていたが、陽射しが強くなると日中は能率があがらない。時間配分を変えて早朝から昼まで、陽が傾きかけた15時頃から暗くなるまでの20時くらいまで作業をして昼食後から15時までは事務処理や銀行などの外回り、何もなければ昼寝にあてようかと思う。


 14日(金)     最低気温:24.8℃  最高気温:32.3℃

水やりと収穫に追われるが今週は16日、17日と続けてのベリーランチなので忙しくなる。ハイブッシュの収穫は終盤で残り少なくなった。少量だけどまだ収穫できているハイブッシュはサファイア、デニスブルー、デキシー、ダロウ、ハーバート、エリザベス、サミット、ブリジッタ、ネルソン、ブルージェイだ。終盤に入り小粒で硬く実の品質の悪い品種もある。デニスブルー、サファイア、ハーバートなどは数日前の雨で痛んでいる実が多い。


 13日(木)     最低気温:24.0℃  最高気温:31.5℃ 時々

シャシャンボツバメスガの被害が多くなってきた。以前は知らなくて水不足による新梢の萎れだと思っていた。シャシャンボツバメスガの被害と水不足の萎れの違いは虫穴がある。指で枯れた部分を取るとポキッと虫穴から折れる。水不足の場合はポキッとは折れないし虫穴もない。下段右端の写真だけが水不足による新梢の萎れ。糸を張っているのは萎れた新芽のところに宿った別の蛾の幼虫か?




 12日(水)     最低気温:23.8℃  最高気温:29.8℃ 時々

ミルタス・シルキーベリーは先週末 綺麗に咲きそろってお客様をお迎えしてくれたが花期は過ぎたので今週末は移動しなければならない。昨日は綺麗に咲いていたハマナス(写真左)はもう散っている。一時バラにも凝った時期があって集めていたが むつかしくて本数が多くなると無農薬ではなかなかうまく咲かせられなくなってきたので 今はバラはやめている。バラではないが バラの仲間のこのハマナスだけは残している。バラと同じ時期に始めたクレマチスは休憩所の育て方に合うので全て残していて、今でも種類が増えている。ローザリアンにはなれなかったがクレマチストにはなれそうだ。ターネラ科のサンライズエローレモネード(写真右)は次々と咲くいい子だ。今週末はどの子がお客様をお迎えしてくれるかまだわからない。


 11日(火)     最低気温:24.4℃  最高気温:31.7℃ 時々

ラビットアイに完熟サインがでていたのでクライマックス、ブライトウェル、ベッキーブルー、オースチンの4種を初収穫した。ラビットアイも今年は品質がよく実も大きくなっている。クライマックスとブライトウェルは先日続いた雨での裂果が目立った。


ブライトウェル完熟サイン     クライマックス完熟サイン




クライマックス完熟サイン     ベッキーブルー完熟サイン




完熟まであと2〜3日           完熟まであと4〜5日           完熟まであと7日〜


 10日(月)     最低気温:25.4℃  最高気温:29.6℃ 時々

徹夜の疲れが残っていた。昔は仕事や遊びで よく徹夜してあくる日平気な顔で仕事に行っていたが、もう無理はできない。農園でショップのお客様の発送処理をして 支払日なので支払処理をした。


 9日(日)     最低気温:23.3℃  最高気温:30.9℃

昨夜からのベリーランチの仕込みと 本番中に手際よくできるように材料を計量して小分けしていたら東の空が明るくなってきた。それから当日ベリーの収穫、ハーブや花の切り採りをしていたら一睡もできなかった。今日はA時間、B時間とも満席の6名づつで 計12名のお客様だった。中学1年生時の同じクラスだった方が来てくれた。30数年ぶりだった。はじめ見たときにわからなくて失礼してしまったけど懐かしくて嬉しかった。先週よりも少し手際よくできたので一安心だった。今日もお客様の驚きの顔と「おいしい」という笑顔にいっぱい出会えてよかった。


 8日(土)     最低気温:22.5℃  最高気温:26.5℃ 時々

明日のお客様を迎えるための用意をした。夜中までバタバタと部屋の設えなどをしていたのでベリーランチの仕込みの取り掛かりが夜中過ぎになった。


 7日(金)     最低気温:22.4℃  最高気温:27.2℃

『小暑』
ブルーベリーはほとんど農園に移動しているので 休憩所にいるブルーベリーは地植えハイブッシュ9本、地植えラビットアイ6本、大鉢植えラビットアイ3本だけになった。地植えハイブッシュで調子のいいのはブリギッタ、ブルージェイ、エチョータ、ネルソン、コビル(?)の5本。サンライズ、ハーバート、ブルーレイは調子が悪い。シェラは株元一挙剪定で枝の更新中。コビル(?)は品種違いなので品種不明株にしている。今年はブリギッタ、ブルージェイ、エチョータ、ネルソンが品質のいい実(写真)が生っている。粒も例年より大きい。特別なことはしていないが 愛情のかけ方が変わった。昨年までは目をかけてやるのは手入れと収穫の時くらいで普段はあまり声もかけず見回りもそこそこだったが、手入れをしなくても葉に触れ声をかけ目を向けた。ラビットアイの地植えは無剪定でマルチも水やりもしてないが元気だ。



 6日(木)     最低気温:22.5℃  最高気温:26.1℃

ミルタス・シルキーベリーの花が咲いた。この子は淡いピンクがかったカワイイ白花。山ブドウも少し実になっている。クランベリーは昨年より多く結実している。休憩所にはブルーベリーとラズベリー以外は少量多品種のベリー類がある。何種類のベリーがあるのか最近数えていないのでわからないけど ほんの少量しか収穫できないベリーも多い。ある程度の人数分の量がないと店に出せないとも考えたが 冷凍にするとか身内で食べてしまって お客さんの目に触れない、陽の目を見ない のも勿体無いので その日採れたベリーは例え少量でもデザートの飾りにしたり、あしらい にしてお客様にだしたい。この少量ベリーも今年の週末カフェでタイミングが合えばお客様のデザート皿を彩る。来年オープンすればその日のベリーとしてお客様のデザート皿を彩るが 数人分・・・いや 一人分しかないベリーも多い。


 5日(水)     最低気温:23.4℃  最高気温:29.2℃

ケープグズベリーを収穫した。ストロベリートマトより少し大きい。甘酸っぱく美味しい。ほんのりパイナップルの香りがする。ハイブッシュの早生種の収穫が終わり 中生、晩生のハイブッシュ種に変わり大実の種は少なくなった。今週末のお客様に合わせて 今はできるだけブルーベリーの収穫をしないで調整しているが ジュウエルなどはすぐに過熟果になって落ちてしまう。お客様のない平日に収穫量が多くなったり、肝心な週末に収穫量が少なくなったりする。もうすぐハイブッシュ種の収穫が終盤になりラビットアイ種にバトンタッチするが 毎年この端境期に生ブルーベリーが一時 無くなる。やはり 「お客様に合わせて花は咲かない。実は生らない。」 ということだ。花が咲いたり、実が生ったりするのを薬や光・温度などの調整で遅らせたり早めたりする方法はあるみたいだが、どうもそんなのは良いと思えないし気乗りがしない。自然の摂理で 花が咲くときに咲き、実が生るときに生ればいい。と思う。物を造っているのではなく命を育てているのだから 物品を製造する機械か工場のような ベリー製造機にはなりたくない。ベリーも栽培種に改良されているとはいえ 命を持った自然の生きもの。一般の農作物のように市場出荷や得意先卸しをするのなら ○○製造機にならなければならないが、うちは農園のあるカフェで その日採れたベリーを味わってもらう店。だからその日によってデザートに使っているベリーは違ってくる。もしかしたら、同じメニューを注文したのに隣の人とお皿にのっているベリーが違うかもしれない。その日、その時、旬のベリーに出会える店。


 4日(火)     最低気温:21.8℃  最高気温:26.8℃ 時々

ラズベリーの収穫をしながら、ラズベリーの剪定をした。1季生りは収穫の終わった枝は株元から切除する。2季生りは収穫した果房の節で切り戻す。チペワ(写真左)、ノースブルー(写真中)、ブルーレカ(写真右)に早くも来年の花芽が形成されている。


 3日(月)     最低気温:22.5℃  最高気温:26.8℃ 時々

休憩所のラビットアイブルーベリーのオースチン、ベッキーブルー、ブライトウェル、クライマックスが色付いてきた。ハイブッシュの早生品種は収穫がほとんど終わった。今週末のカフェのお客様を迎えるためにハーブや花の植付けをした。


 2日(日)     最低気温:21.9℃  最高気温:30.4℃ 時々

『半夏生』
ブラックベリーのソーレンスを初収穫した。このソーレンスは うっかりウサギ がうっかり家で育てていたものを株分けして農園に持ってきたもの。ブラックベリーの中では早生のようだ。


 1日(土)     最低気温:22.4℃  最高気温:25.3℃ 時々

地元の農産物売場にはイチゴはもう姿が消えて 桃、ビワ、すもも などが並んでいる。修理に出していたデジカメが直った。保証期間は過ぎていたがメーカークレームとかで無償で修理してくれた。一通り点検してくれて指摘していない一部の部品も交換してくれていた。どうも雨に濡れたのが原因でなかったみたいだ。このデジカメは もう型が古くて重くて大きいが、気に入っているので長く大事に使いたい。ベリー公はデジカメやプリンターはキャノン派だ。




by Berry公