2006年 8月


 31日(木)     最低気温:20.8℃  最高気温:27.9℃ 一時 のち

農園に行ったが時々雨が降り一時強く降ったので作業はやめて小屋で書類整理をした。4時頃まで雨の様子を見ながら待機していたが、この雨ではまだ不足しているので水やりをした。水やりを終えて小屋に入ったら今度はホントに本格的に雨が降ってきた。かなり降り、水やりしたのが無駄になってしまった。いつもの事だな。。太陽が照らなかったら涼しくて完全に秋の気配だ。半袖では肌寒かった。スーパーで買物をしていて冷蔵ケースの前を通ると 「さっぶ」 と思わず口から出てしまう。今日の夜は久しぶりに「トマト鍋」をした。夏のトマトの美味しい時期に やっぱ1回はやらないと。トマトと豆腐をいっぱい入れた。
『Berry's Life カフェ 2006』 の全メニューの写真をアップしました。シーズン中は来ていただいたお客様に白紙の状態で生で見て頂きたくて あえて一切の写真は載せず チラシにもうっかりウサギが書いたイラストだけでいきました。カフェが無事終わりましたので写真をアップします。⇒Berry's Life NEWS のページへ


 30日(水)     最低気温:23.2℃  最高気温:27.3℃ 一時

ブルーベリーの持っていない品種をいくつか注文したが、既に売り切れの品種が数種類あった。仕方ないな。別に今年でなければならないことはないので また来年注文してみようと思う。それと食味のいいブラックベリー系ももっと殖やしたい。


 29日(火)     最低気温:24.4℃  最高気温:32.7℃ 時々

ラビットアイの収穫が終盤になってきた。自然の休憩所 農園の収穫は全て終わった。自然の休憩所 自宅園で収穫が残っているのは大型角鉢に植えているデライト、パウダーブルー、ウッダード (写真) と地植えのティフブルー、プレミアの 5本になった。


 28日(月)     最低気温:24.1℃  最高気温:33.5℃ 時々

農園のベリーに水をやろうと張り切って行ったが、昨日の午後 スコールのような雨が降ったようで 水やりの必要はなかった。自宅と農園は 8kmくらいしか離れていないのに全然違うものだ。自宅は雨がほんのポロッと降っただけだったのに。でもよかった。うっかりウサギが挿木苗のポット上げをしに農園に来た。昨日はカフェのシェフとパテシェだったけど、今日は農園のおっちゃんとお姉ちゃんに変身だ。このギャップがたまらなくいい。水切れで葉枯れしていた花木にも新芽が見え新葉が展開してきた。


 27日(日)     最低気温:24.7℃  最高気温:33.2℃ 時々

正式カフェは先週で終わりだったが、今日は3名様だけの身内カフェをした。日記に載せてもいいと言ってくれたので記念撮影。




終わってからスタッフ 4人で打ち上げをした。うっかりウサギと二人で 「ベリーとトマト パスタ」(左) 「ひき肉のムサカ」(中) 「ベリーコッペ」(右)などを作った。普段手の込んだ料理はあまり作らないが、作ると楽しいし食べると美味しい。ベリーデザートランチで余分に作っていたデザートもあったので、ベリーデザートディナーになった。


 26日(土)     最低気温:24.3℃  最高気温:32.8℃

近くの田では稲刈りが一斉に始まった。みんな日除けのためコンバインにビーチパラソルを付けている。風で稲がべったり寝ているところは刈り取りしにくそうだ。さぬきの田園にカラフルなビーチパラソルの花がいっぱい咲いた。



 25日(金)     最低気温:23.4℃  最高気温:33.0℃

まだまだ30℃以上の真夏日が続いているが、鉢土の乾き具合は盛夏ほどではなくなり いくぶんマシになってきた。うっかり家のブルーベリーを取りに行った。今日は南出の大型の角鉢に植えた2鉢と丸鉢の1鉢。先日、コガネムシ幼虫被害の治療のため入院しているホームベルも大型の角鉢に植わっていた。計 大鉢 3鉢と 丸鉢 5鉢のブルーベリーは農園に引っ越してきた。治療中のホームベルは新芽も動き根も活着して動き始めたので ICUから普通病棟に移っている。もう少ししたら退院できるので、今日来た うっかり家のブルーベリーと一緒に置いてやりたい。昔からの仲間なので離していると寂しいだろう。しかし これだけのブルーベリーを育てていたなんて、、うっかりウサギも結構やるものだ。今日も ひたすら土作り。小型のミキサーで土のブレンドをしているが、小型ながら重宝する道具だ。


 24日(木)     最低気温:22.5℃  最高気温:32.6℃

ショップでピートモスやココヤシ製品、栽培用土などの注文が増えてきた。みなさんこれからのシーズン、植替えや植付けに備えて秋の準備をしているようだ。朝から夜まで土作りをした。ピートモスの粉で髪が粉だらけになり、鼻の穴に粉や土埃がはいるのでマスクをしてやった。うちも暑いからといつまでも夏のままの気分でなく、すぐやってくる秋の準備をしなければならない。


 23日(水)     最低気温:23.9℃  最高気温:32.1℃ 時々

『処暑』
昨夜、大きなカミナリが近くに落ちた。雨もすごかった。自然の雨で人も植物も潤えた。近くの田んぼでは稲刈りが始まった。先月受けた人間ドックの結果が送られてきた。昨年は受けてなかったので今年は必須だった。今年はそれまで検査を受けていた病院とは違う 「香川県予防医学協会 健康管理センター」というところで受けた。以前勤めていた会社では費用が全額会社負担だったので1泊コースの検査を病院で毎年受けていたが、今回は時間もなかったので日帰りにした。結果は全て異常なしだった。この年になれば異常や治療の必要性がなくても、血液検査や肝機能検査項目などで一つや二つ、所見指導区分項目がある場合が多いがそれもなかった。内臓機能も体力も30代半ばだそうだ。今の所、検査を受けても毎年こんな感じだったので一安心だ。しいて言うなら 体重が50kgを切ったので、やせ気味の傾向にあると書いているが急激にやせたのでなければ問題なく、太っているよりいいのでそのままの健康管理を続けたほうがいいと書いている。それと、自分の健康、体力を過信しないようにと書いている。そして最近よく言われることだが、今回の検査で1年間の健康が約束されたわけではない。検査を受けた日は異常がなかっただけで、数ヵ月後に癌など病気になる場合もある。というような事を書いている。


 22日(火)     最低気温:24.6℃  最高気温:30.4℃ 時々

朝早くから日中、けたたましく クマ蝉が鳴いていたが、もう勢力を弱め ツクツクボウシにバトンタッチした。そう言えば 福田さんが「東京にはクマ蝉はあまりいない。」と言っていた。確かにこの前、東京や関東に行ったときにはクマ蝉の鳴き声を聞かなかった。その代り、街中でもミンミン蝉が鳴いていた。こちらではミンミン蝉は街中では滅多にいない。ベリー公が子供の頃は街中でもミンミン蝉の鳴き声を聞いていたが、今はかなり山に行かないと鳴き声を聞くことはできない。太陽も傾き、家の中に陽がだいぶん射しこむようになってきた。まだ暑いが太陽の陽も灼熱の燃えるような太陽が陰りをみせ いくぶん陽射しが柔らかになってきた。夕方、木陰では秋風が吹くようになってきたし、夜は秋の虫たちが鳴いている。ツバメたちも集まって旅立ちの準備をしている。休憩所にいつも帰ってくるツバメたちが、今朝は庭の木々に止まったり車庫の中を飛び回っていたので、もうすぐ旅立つので挨拶に来たのかな。


 21日(月)     最低気温:24.2℃  最高気温:34.7℃

春に行なった挿木もまだポット上げせずにそのままにしていたが、うっかりウサギがポット上げを今日から行なってくれた。これで一つ肩の荷が降りた。


 20日(日)     最低気温:26.2℃  最高気温:33.2℃ 時々

3週間ぶりの自宅カフェ。3週間ぶりで感覚が鈍って段取りが悪くなってしまった。来週 お世話になっている方の身内プチカフェがあるが、正式には今日が 『Berry's Life カフェ 2006』 最終日。たくさんのお客様に来ていただき大きな失敗もなく無事に終わることができた。来ていただいた方々に心より感謝いたします。これから今回のカフェの経験を生かして頑張りたいと思います。今後とも Berry's Life をよろしくお願い致します。どうもありがとうございました。


 19日(土)     最低気温:26.4℃  最高気温:33.2℃ 時々

近くの田んぼの稲が台風の風の影響で倒れている。風の道があるのかミステリーサークルのように幾何学模様になっている田んぼや べったり寝そべっているところもある。もうすぐ刈り取りなのに稲が寝てしまうと機械で刈れないので大変だ。休憩所の風の被害は鉢が少し寝たくらいで大したことなかった。昼から陽射しが強くなって蒸し暑くなったが、夕方 鉢土を見ると水やりが必要なほど乾いてなかった。寝ていた鉢は雨水が当たっていないので水をやって、他は葉水をたっぷりやった。


 18日(金)     最低気温:25.0℃  最高気温:31.6℃ 時々

台風の影響で南から暖かい湿った空気が入って来ているので 湿度が高く蒸し暑い。雨が断続的に降るが足りないので雨に打たれながら水やりをした。今秋には またブルーベリーの品種を少し殖やそうと思う。育ちが芳しくないない品種も新しく株を購入しようと思う。現在の農園に植える品種も本数も決まっているが ある程度の品種を1本づつでもいいから確保し、休憩所の土地気候、ベリー公の育て方に合う品種を見つけておいて挿木で苗を殖やし将来の農園の品種更新などに対応していきたい。


 17日(木)     最低気温:25.4℃  最高気温:33.3℃ 時々

台風の外雲の影響で時折 雨が降り強風が吹く。淡路島の洲本市の 『L’ISOLETTA』(リゾレッタ) という店にブルーベリーリゾットを食べに行った。昨年、淡路島ブルーベリー園に行ったとき、オーナーの坂東さんからブルーベリーリゾットの話を聞いた。淡路島ブルーベリー園のブルーベリーを使ったリゾットだ。その日はちょうど月曜日でリゾレッタは定休日で行けなかった。どうしても気になり 一年後 「今年こそは!」 と食べに行った。運ばれてきたリゾットは 藤色で和菓子の桜餅のようだ。数粒入っているブルーベリーは赤飯のアズキのようにも見える。これは ミスマッチ と思ったが食べてみると意外だった。ブルーベリーの味も香りもきつくない。でも一般の人でこのメニューを好んで注文する人は少ないと思った。注文する人はブルーベリーに携わっている関係者か研究のために食べる人 くらいではないかな。北米ワイルドブルーベリー協会のHPにはブルーベリーリゾットのレシピが載っている。見た目の色も雰囲気もリゾレッタのリゾットとは全然違う。でも リゾレッタは雰囲気もスタッフの感じもよく、センスのいい店で、他の料理も美味しい。


 16日(水)     最低気温:25.0℃  最高気温:31.6℃ 時々

バジルの花が綺麗だ。上段左は紫葉が特徴のダークオパールバジル、中がシナモンバジル、右がクシャクシャ葉がポイントのレタスバジル。下段左はスイートバジル。どの子も自宅カフェでお客様の器を彩っている。シナモンバジルは元気がよくて花もよく咲き育てやすい。





 15日(火)     最低気温:24.3℃  最高気温:34.1℃

農園作業に梅干を持っていった。飲みものもお茶でなく水を持っていった。先日、T&Fの福田さんに会ったとき、「梅酢がいいよ。」と教えてくれたが梅干でもいいと言ってたので試してみたが なかなかいい感じだ。水切れ株の救出をポット苗の小さい株から行なっている。大株の鉢植えは順番待ちをしている。水切れをおこした株はなかなか立ち直らない。地上部を切り詰め根鉢にじゅうぶん水を吸わせての植替えが必要だ。それまで順番待ちの株に一日数回、少しづつ水やりをする。朝夕には葉の表裏にたっぷり水をかけてやる。葉がないか葉が弱っている株はあまり水をやりすぎると反対に根腐れをおこすので注意が必要だ。子供に任せていたとはいえ こんなに水枯れをおこしてしまうようでは なにがベリー公だ! 「ベリー枯らし公」 に名前を変更せないかん。






植替え処置を終わった株からは新葉が展開してきたのもある。葉は枯れても株は生きている。ブルーベリーの生命力はすごい。




日頃、農園のあるカフェにする。とかベリーの魅力を伝えるとかカッコイイこと言っているけど ホントはこのとおり。栽培は大変だ。農業が基礎・土台で 農業の延長線上にベリーのデザートとかの加工調理があり、カフェのサービス業がある。基礎・土台の農業がこけたら全てこける。しっかりしないと、栽培のほうをもっとちゃんとやらないと頭でっかちで終わってしまう。農園のあるベリーカフェでなくて ベリー農園からベリーを仕入れるカフェのほうが気が楽でリスクが少ないので、そっちの方がいいかな って時々思うけど・・・ でも、栽培の苦労ができない。栽培の大変さを体験できない。苦しみを味わえない。 そして楽しみも喜びも夢も激減してしまう。何よりもベリーと一緒に居られない。これからブルーベリーやベリーで生活していく身だから・・・ベリーたちにご飯を食べさせてもらう身だから。ベリーたちを物として扱うわけにはいかない。でも「ベリー様」と崇め奉るつもりはない。ベリーと一緒に歩いていきたい。どちらが先走ってもいけない。今までもベリーたちはいろんなことを教えてくれた。いろんなものを与えてくれた。若い頃は真の友達を作るのに時間がかかったのに、ブルーベリーを栽培していると全国に友達の輪が一気に広がる。ブルーベリーというだけで何年も付き合っていたかのように一瞬で旧知の仲のようになる。やはりブルーベリーやベリーを育てているのではなくて、自分がベリーたちに育てられているのだ。


 14日(月)     最低気温:25.2℃  最高気温:32.5℃

一雨ほしいが降りそうにない。時々入道雲がでてゴロゴロ聞こえるが夕立まではいたらない。農園作業で汗をかくと ついつい冷たい飲みものなどをがぶ飲みしてしまう。冷たいものの飲み過ぎは良くないことはわかっていても、やはりキンと冷えたお茶やアイスなどに手が出てしまう。ホントはあまり冷えすぎていない水、少量の塩分、クエン酸などを補給するのが良いそうなのだが・・・。昔、サッカーをしていたころは レモンを輪切りにして塩に漬けて食べていた。やはりレモンか梅干だな。明日は梅干 買って農園の冷蔵庫に入れとこ。


 13日(日)     最低気温:24.3℃  最高気温:32.8℃

未熟果の耀きが美しい。未熟果の白、ピンクにブルームがかかりスリガラスのように くすんだような透明感のある透きとおった微妙な耀きがとても美しい。吸い込まれそうになって魅入ってしまう。未熟果の耀きはハイブッシュ種よりラビットアイ種のほうが美しい品種が多い。




 12日(土)     最低気温:24.3℃  最高気温:31.9℃

ラビットアイのパウダーブルーが収穫最盛期になってきた。パウダーブルーはティフブルーによく似ているといわれる。よく似ているがティフブルーより裂果が少なく保存性、輸送性に優れている。風味もティフブルーとよく似ているがパリッとした食感があるのでパウダーブルーのほうがいいという人も多い。でも果実の大きさはティフブルーの方が大きい。パウダーブルーも信頼性がある品種なので、パウダーブルーがあればティフブルーは要らないという人もいる。ベリー公は何度も言っているがラビットアイでは一番好きなのがデライトで二番目がパウダーブルーと言っている。でもティフブルーも大好きだ。やはりパウダーブルーとティフブルーは両方 要る。果実の風味もティフブルーのほうが甘いと思う。休憩所のカラミンサが暑さに負けず元気だ。ほんと暑さにピクリともしない。侵略性がありどんどん殖える。


 11日(金)     最低気温:24.7℃  最高気温:33.6℃

2季生りのラズベリーにツボミがついてきた。ブラックラズベリーが元気に生長している。来年は実を収穫できるだろう。ブラックラズベリーの茎は白い薄皮がかかったような感じだ。ブルームのような粉ではなく薄い皮だ。


 10日(木)     最低気温:23.1℃  最高気温:31.8℃

昨日は高松で最高気温が37.8℃だったようだ。日記の気温を記載している引田の気温は海風が吹くので34.4℃といくぶん低い。志度や農園では高松と引田の中間くらいだろうか。でも連日のうだるような暑さとジリジリと照りつける太陽の強さに夏が好きで暑さに強く、汗をかいても平気なベリー公も少し弱り気味。ラビットアイの早生品種は収穫が終わり 中生、晩生品種が最盛期になってきた。天気がいいので色付いて熟す日数が早くなってきた。休憩所の地植えのラビットアイ品種から水切れサインがでてきたので今年初めて潅水した。休憩所の地植えハイブッシュ品種にはまだ潅水していない。農園の地植え株にも まだ一度も潅水していない。


 9日(水)     最低気温:23.8℃  最高気温:34.4℃

通常業務に戻ったが水対策は今日も必要だった。農園に水道がないので水汲みが大変だ。


 8日(火)     最低気温:24.9℃  最高気温:32.2℃

『立秋』
香川に帰りゆっくり休む間もなく農園と休憩所の水やり。軽トラにタンクを積んで何往復もした。留守中の水やりは子供たちに任せていたが水切れ状態のものがあり救出が必要。


 7日(月)     最低気温:23.7℃  最高気温:34.3℃

横浜の元町、汐汲坂ガーデンに行った。元町商店街から少し汐汲坂を登ったところにある。通りから店に入るまでの空間の雰囲気がいい。狭くなく程よい広さの路地風な感じでガーデンテラス席もある。看板犬のラブラドールレトリバーは寝ていた。




それから新百合ヶ丘のリリエンベルグに行った。お茶とケーキを食べれるカフェ棟とケーキを作り販売する店舗棟と自宅、資材置き場と商品ラッピングができる作業棟と4つの建物が調和して独特な雰囲気を漂わせている。最初に建ったカフェ棟はロッジ風の建物だが他の建物がいい。こんな建物は童話の世界かジブリの世界の中だけかと思っていたが実際にあるなんて。店の中も楽しい。ゾーニングが素晴らしく一歩、中に入るとワクワクするような建物だ。ある種のテーマパークのようでウロウロ、キョロキョロ見てしまうが、従業員オンリーで「立ち入りご遠慮ください」という看板がアチコチにある。元住宅デザイン設計の仕事をしていたので血が騒いでしまった。洗練された・・・ シックな上品な・・・ センスの良い・・・ というイメージはないが単にメルヘンチックな建物と一言で言ってしまえる建物ではない。こんな設計ができる人が日本にいるのだろうか?と疑問を持ってしまった。肝心のケーキは、カフェで食べられるケーキはベリーのケーキがなかった。木苺のタルトがあったがカフェでは売り切れだった。いつもベリーが入ったケーキを食べるがなかったので他のものにした。でもここのケーキは素材が生きていた。桃も生きている。そして何よりケーキの表現が上手い。ケーキも美味しくて変に手を加えないで素材やそのものの食感や味を生かして大切にしている印象を受けた。ケーキを食べてから店舗の建物に行った。ショーケースの中には木苺のタルトが並んでいたが売り切れ間近だった。人気があるのだろう。食べることはできなかったが木苺やブルーベリーが生き生きしていた。はっきり言ってケーキ自体の味ではここよりも美味しいケーキ店は数店あるが総合点では、いままで回った洋菓子店の中ではトップだ。うちの店が追い求めているベリーの魅力を表現するためのケーキではないが、素材が生きているケーキだ。見た目 タメ息がでるような芸術品化したケーキではなく素材を大切にしているのが手にとるようにわかるケーキだ。






 6日(日)     最低気温:14.1℃  最高気温:33.8℃

T&F の福田さん宅を訪問した。福田さんはブルーベリーの趣味栽培の草分け的存在で、ベリー公が本格的にブルーベリーの栽培を始めた頃は雲の上の人だった。2000年に初めてメールを送ったのがきっかけ。それからベリー公の師匠になってもらっている。前から訪問したかったがスケジュールが合わずできなかったので、今回は一番に予定を入れた。朝、ご自宅に行くと ご夫婦で温かく迎えてくださった。車庫上の福田さん育成種の「ふく」(フクベリー)の原木をじっくり観察した。実は大粒で中に極大果が混じっている。ブルームが多く美しい実。食べると皮が薄く種も少なく気にならない。果汁が多くて風味がよかった。魅力的な品種だ。いつもHPで見ている車庫上が実際に見られて感動した。随所に工夫がみられた。




その後行く予定にしていた「温々」が夏季休業中で行けなかったのが残念だったが、魅惑のブルーベリーのM農園を見学した。地植のハイブッシュも元気に育っていた。道路際の木柵が素敵だった。


 5日(土)     最低気温:23.9℃  最高気温:30.4℃

産地見学。エザワフルーツランド、八万台地区ブルーベリー園、孫の手くらぶブルーベリー園、和田農園・ベリーの森 を見学した。エザワフルーツランド「ブルーベリーの森」の江澤さんの植穴にピートモスも入れない、水も一滴もやらない、スパルタ栽培方法がスゴイ。参考にはなるが江澤さんしかできない、真似できない栽培方法だ。確かに普段から水をやれば水を欲しがり、自分で水を獲ようと努力しなくなるので水をやらなければならない。幼苗の時からその栽培方法でやると順応性があるので適応してくると言う。弱いものは枯れるので また株を更新し淘汰され強いものが残る。シンポジュウムが終わり東京湾アクアラインを通り東京へ。シンポジュウムでは講演、パネルディスカッション参加は約700名、交流会・産地見学は400名で大勢の方が参加した。ブルーベリー馬鹿ばかり集まったシンポジュウムは楽しい。あちらこちらから一日中「ブルーベリーは・・・」 「ラビットは・・・」 「ハイブッシュは・・・」 という会話が聞こえる。全国の友に会える貴重な二日間だった。



世田谷区成城のマルメゾンへ視察に行った。ここは有名な洋菓子店で宍戸園のブルーベリーを使っている。有名店だけあってケーキも美しく上品だ。味もいい。宍戸園のブルーベリーを使っているということだったので少し期待してきたのだが、やはりそれはケーキだった。ケーキを美しく美味しくみせるための材料としてブルーベリーは使われていた。それも輸入のブルーベリーの代わりに宍戸園のブルーベリーを使っているという ブルーベリーのすり替えだった。それは洋菓子店だから当たり前のことだ。でも ちょっとブルーベリーが可哀想で、それなら無理に宍戸園のブルーベリーを使わなくてもいいような気がした。最近の洋菓子店のケーキは芸術品化しているような気がしてならない。いろんなケーキがいっぱいショーケースに並んでいると宝石のように輝いて見え まるで貴金属を見ているように見える。


 4日(金)     最低気温:24.2℃  最高気温:32.8℃

日本ブルーベリー協会シンポジュウムに参加した。東京湾アクアライン経由の高速バスで東京から木更津へ入った。東京湾を横断するアクアラインは本四橋の瀬戸大橋や明石大橋とは違う趣があった。パネルディスカッションでは一番聞きたかった岩田さんの話が聞けなかったので残念だった。交流会では「はみだし園芸マン」の大津さんと初めて会って話をした。あのホームページの語り口とおりで楽しい人だった。交流会でもっと交流を図りたかったが時間が足りずできなかった。


 3日(木)     最低気温:23.8℃  最高気温:32.7℃

今日から出張のため とにかく水を朝、夕方と2回 たっぷりやった。農園と自宅の水やりと収穫でいっぱいいっぱい。これから日本ブルーベリー協会のシンポジュウム(千葉県木更津市)と関東地区視察に出掛ける。8日(月曜日)に帰る予定。


 2日(水)     最低気温:24.8℃  最高気温:32.8℃

ラビットアイの全ての品種が収穫時期に入った。ラビットアイで一番好きな品種 デライト(写真 左)が魅力的。今年は剪定方法を変えてみたので例年より大粒になった。次に好きなパウダーブルー(写真 中)も収穫した。ウッダード(写真 右)が今年は豊産だ。ウッダードの風味が例年より格段にいい。甘くいい香りがあり風味がある。休憩所に来て 5年目でやっと品種特性が発揮できたようだ。


 1日(火)     最低気温:24.4℃  最高気温:32.3℃

梅雨明け後、連日の炎天下が続いている。ポット苗の根鉢はすぐにカラカラになってしまう。乾燥に強い品種と弱い品種の区別がよくわかる。根鉢がヘチマタワシのようにカラカラになっていても葉の変色もなく平気な顔をしている品種も多い。うっかりウサギが先週作ったクッキーの写真を撮った。左はタイムの葉を一枚入れた可愛いラング・ド・シャ。右はベリーランチのデザートで使っているブルーベリーの葉をイメージしたもので刻んだミントの葉が入っている。




by Berry公