2007年 5月

5月 1日
玉田 孝人・福田 俊 著 「育てて楽しむブルーベリー12か月」の本、発売します。
農園のお菓子 初夏バージョン新作好評発売中。母の日のプレゼントにも最適です。初夏の農園の風をお菓子に載せてお送り致します。

 31日(木)

夏咲きのクレマチスが咲きだした。クレマチスは春咲き、夏咲き、冬咲きとあるので品種を選べば、ほぼ1年中楽しめる。いつか店の玄関先にパーゴラを作って絡ませたいと思っている。


 30日(水)  のち 

午前中は一時強く雨が降った。休憩所も夏の花が咲き揃いだした。


 29日(火)

這性のカリロエ・インボルクラータが伸びて通路をふさいでいる。花数も殖えて良くなってきた。


 28日(月)

ジューンベリーが熟したので収穫。今年の実は例年より甘い。


 27日(日)

ホワイトポメロに初めて花が咲いた。柑橘系も数種類、育てているがまだまだわからないことばかり。柑橘系とは相性が悪く 栽培は性に合っていない気がする。


 26日(土)

姉の嫁ぎ先に田植えの手伝いに行った。今年も昨年と同じ品種で 『きぬひかり』 だ。炊き上がりが絹のように白くピカピカで粘りがありモチッとしたお米だ。グズベリーやカラントたちが色付いてきた。今年もベリーの季節がやってきた。




 25日(金)

今年のアーモンドの実は 2〜3個だ。やはり受粉樹になるものが必要だ。日本に出回っているアーモンドの品種は、ほとんがダベイだろう。同じ品種同志では実が生らない。桃の花でも受粉できるみたいだ。桃農園は近隣にあるが、その桃の花粉を付けたミツバチ等が来てくれるかが問題だ。愛媛県西条市からS夫婦が農園にこられた。3〜4年前から既に園としての栽培を始めていて 300本くらい育てている。あまりじっくり話す時間が取れなかったがまた情報交換することにした。


 24日(木)  時々 

ブルーベリーの新葉の色が綺麗。最近 風が強い日が多いので強風に吹かれた葉はアントシアニンが形成され赤味がさしている。擦れ痛んで乾燥して縁が茶色く枯れているのも多い。農園の南端に植えているフクベリーから綺麗なシュートが 4本伸びている。農園の南側は大きな樹が生い茂り防風林の役目を果たしくれるので南方に植えているのは被害が少ない。


 23日(水)

スターが色付いてきた。スターの食味の評判は良さそうだが、形が可愛くないので あまり好きではない。この鍔あの部分が普通のブルーベリーみたいだったらいいのに。ホントに特徴のある独特な形だ。


 22日(火)

休憩所のツバメの雛がだんぶん大きくなった。鳴き声も微かに聞こえるかすれた蚊の鳴くような声だったのに今はうるさいくらいになった。親ツバメが雛にエサを与えるとき喉の奥までエサを突っ込む。喉を親ツバメのくちばしで突かないか心配になるほどだ。


 21日(月)

抜き残しのバラは花色が濃いけどやはりマガリのようだ。根株が残っていたのだろう。生命力の強いバラだ。だったらこれからも休憩所でも生き残れるかもしれない。抜かずに置いてみようかと思う。新たな店の設計をしているが 「お客様に伝えたいもの」 を、どう表現するか頭を悩ましている。当店、当園の予備知識もなく何も知らないお客様が初めて来店した時、店の外観・店内の感じ・従業員の応対、商品など全体的な雰囲気を見て、「何かこの店は普通の店とはどこか違う。」 「ただのカフェ、デザート店ではない。」 「何かを伝えようとしている。」 と感じとってもらえるような店を作らなければならない。背伸びせず自分の器の範囲の中で最大限の表現をしたいと思っている。


 20日(日)

アカンサス・モーリスの花穂が伸びない。2mくらいになってほしいのだけど1.2mくらいのまま。植えてもう 5年ほど経つと思うけど花穂の数も少ない。真紅紫のカリロエ・インボルクラータが咲きだした。いつ見ても綺麗な花びらだ。


 19日(土)  時々 

時々 雨が降る天気だったが鉢土に浸み込むほど降っていない。雨が上がったのを見計らって水やりをした。先日の強風で枝葉が擦れかなりダメージを受けてストレスを感じているようなので海藻エキスたっぷりのトヨケルプと疲労回復に効くスーパーリカを混ぜて与えてやった。Berry's Lifeのネットショップのお客様が全国に拡がるまであと3県(山形県・福井県・鳥取県)と昨年の12月の休憩所日記に書いたが、その後すぐに山形県と福井県の方々から注文を頂き、今ではその2県にも複数のお客様がいらっしゃる。でも何故か鳥取県の方からは注文が入らないままだった。ところが昨日、ついに鳥取県の方から注文を頂いた。これで全国47都道府県にBerry's Lifeのお客様が拡がった。ありがたいことだ。皆様、本当にどうもありがとうございます。これからも益々努力し頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します。


 18日(金)  時々 

風は止んだ。昨日の風は何だったんだろう。。ブルーベリーを回ったが風で枝葉や実がかなり飛ばされている。葉は擦れや強風の乾燥により傷んでいる。自然剪定、自然摘果と思うしかない。うっかりウサギが数日前から鉢増ししている 1年生苗は農園の中でも比較的風当たりの少ない場所に置いているので被害が無い。小さい苗なのに実がいっぱい付いている。見ていると可愛い。小さな苗は花芽を取るのがセオリーだが 園に植付ける苗でもないので早く大きく木を育てなくてもいい。


 17日(木)  時々 

昨夜の風はひどかった。朝、農園に行くと種蒔きトレーを置いている棚とカンレイシャは飛ばされ物置は倒れ、カゴやBOXは飛ばされて散乱していた。芽が出ていたトレーは昨日、野生の勘だろうか、何か気になって棚から降ろして下に置いて帰った。それが幸いして飛ばされなかった。棚板が上から落ちてきたので少し苗が折れた程度だった。強風は今日一日吹き荒れた。鉢植株は倒れたまま。ほとんどの鉢が倒れている。この農園に来て以来、一番の強風だ。強風は大嫌いなので閉口してしまって手も足も出ない。


 16日(水)  のち 

夕方から雨になった。雨が降るだろうと思って水やりをしてなかったのでちょうどいい。夜になって少し風が出てきた。桃色昼咲き月見草がよく咲いている。この子は斜め向かいの奥さんからもらったもの。数株だったがよく殖え よく咲く。抜いても抜いても広がりすぐに殖えるのでいい。群集して咲くので見栄えがする。道路のアスファルトの上に桑の実が落ちている。まだ未熟だけど、これは正に休憩所の桑の実だ。鳥が咥えて飛んで行くときに落としたのかもしれない。


 15日(火)  時々 

うっかりウサギからプリンが届く。シフォンを作ると卵の黄身が余る。シフォンは卵の白身だけ使う。いっぱいシフォンを作るといっぱい卵の黄身が余る。店を開店していれば黄身を使ったお菓子やデザートが作れるので無駄がないが今は偏ってしまう。ケーキは黄身と白身と別々に使う場合が多いので、今はどちらかが偏って余る 面白い現象が起っている。


 14日(月)

朝夕は涼しいが昼間は暑い。春の花から夏の花への変わり目だ。草の勢いがすごい。農園では葛の蔓が伸び放題だ。


 13日(日)

今日は農園作業を早めに切り上げて、高松に一人で住んでいる母親のマンションに行った。うっかりウサギに作ってもらったMother's Day用に特別デコレーションしたミニピンクベリーシフォンを提げて行った。母の日なんて何も期待していなかったようで、とても喜んでくれた。


 12日(土)  時々 

ノースランドが色付いてきた。この子は他所から先月来た子だ。ずっと露地で育てられたのならこんな早く熟さないので、前の所ではビニールハウスの中で育苗されていたのだろう。


 11日(金)

昨日の朝、農園に行ったときは雨が降っていたので帰って事務処理や所用を片付けていた。自宅の志度はその後も断続的に雨が降っていたので農園も降っているだろうと思っていた。ところが今日、農園に行くとバケツに水が 1cmほどしか溜まっていない。鉢土を見ると風で倒された鉢はもちろんだが、倒されていない鉢土もカラカラに乾いていた。萎れているのもある。慌てて水やり。途中で水切れ・・・ また明日も再度水やりだ。


 10日(木)

昨日、一昨日は夏だったが、今日は雨が降って少し肌寒かった。風も強くて嫌な天気だった。風で倒された鉢は、いくら起こしてもまたすぐ倒れるので起こさずそのままにした。そんな倒れた鉢は鉢土に雨が当たらずいくら雨が降っても水が浸透していないので明日様子を見てやらなければならない。


 9日(水)

今日は昨日よりも日差しが強く暑かった。バラが咲いた。この場所は以前に マガリ、フレンチレース、香澄を植えていたところだ。バラは病虫害が多くベリー公では力不足で上手く育てられないから、原種に近いハマナス 1本だけ残して、バラは全て株から根から取り去ったはずだったのに。残っていたのかな? でも マガリにしては花色が違いすぎる気がする。マガリ本来の花色はもっと鮮やかなコーラルピンクのはずだ。


 8日(火)

立夏を過ぎたら いきなり夏のような日差しだった。これから水やりに追われる。水やりの感覚がまだ冬〜春のままなのでついついやるのが遅れてしまう。最近、コガネムシ誘引剤のニューウィンズパックの注文が多くなってきた。ブルーベリーだけでなくバラ栽培の方もコガネムシの幼虫に頭を悩ましている。バラ栽培の方からの注文も多くなってきた。


 7日(月)

フウロソウ・サンギネウム アルバム(左)が咲きだした。いつ見ても美しい穢れない清楚な白花だ。見ていると身も心も洗われる感じがする。野ブドウ(中)の花はいい香りがする。キツイ香水のような香りでなく清涼な香りだ。オキザリス(右)は花数が少なく毎年、辛うじ咲いてくれているような感じだ。土が合っていないのか植えている場所が合っていないのか・・・


 6日(日)

『立夏』
一日雨だった。少し肌寒かったが風もなくて冷たい雨ではなかった。農園に行こうかどうしようか迷ったが、これだけ降れば諦めがつく。開き直って事務処理をした。


 5日(土)

アノマテカ(ヒメヒオウギ)が今年も顔を見せてくれた。今年の子はピンク。他に白と赤の子がいるが咲いてくれるだろうか。耐寒性が弱く霜に当たったり雪を被ると弱いらしい。それでも全滅はせずどこからか咲いて顔を見せてくれる。ハマナスが咲いた。虫害もなく綺麗に咲いてくれた。夜になってうっかりウサギから子供の日の 鯉のぼりケーキが届いた。うろこ模様がイチゴで可愛い。


 4日(金)

農園の南部ハイブッシュを植付けるスペースに苗や鉢を置いていたので移動を始めた。移動する時に前から気になっていた鉢土の草を抜いて品種毎に並べて整理して置いた。その後、これも前から気になっていたポット苗の草と苔を処理した。これで水やりのたびに気になっていた事の中の一つが終わった。水やりを自動化したいと考えているが、水やりをしながら虫を捕ったり調子を聞いたり、しなければならない仕事がいっぱい見えてくるので もう少し手でやろうかと思う。水やりをしない地植えの株は見回る回数も少なく見回っても足早に回るので見逃していることが多い。ハコネウツギが咲きだした。クリーム色かかった白花から淡いピンク、赤紫色に花色が変化する。


 3日(木)  時々 

世間はゴールデンウィーク中で車も人も多い。県外ナンバーも多い。うどん屋廻りもまだまだ健在のようだ。サラリーマンの時は日曜日や連休、ゴールデンウィークが待ち遠しくて楽しみだった。日頃働いて休みの日はゆっくり休んで好きなブルーベリーを触っていたい。連休はどこかに遊びに行こう なんて思っていた。今は・・・好きなことを仕事としてやっているので苦にならないし、休みが待ち遠しいこともない。休みがなくても平気だ。でもゆっくり休めないのは確か。う〜ん。。どっちがいいんだろう??


 2日(水)  時々 

昨年の12月にガーデニング仲間から送ってもらった皇帝ダリアの芽が出た。先月、見たときに何も出ていなかったので もうダメだと思っていたが、もしやと思いそのまま置いていた。太い方はダメだったけど、細い方は芽が出た。この皇帝ダリアは大事な挿し穂だったので芽が出てほんとに嬉しい。トマトなどの芽も出揃ってきた。


 1日(火)  のち 

T&Fの福田さんが書いた本、『育てて楽しむ ブルーベリー12か月』 Berry's Life ネットショップにて発売します。栽培資材、農園のお菓子などと一緒に送れます。本のみのご注文はメール便(送料160円)でお送りできます。



by Berry公