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2009年 5 月



 28日
支柱、脇芽かきの要らないブッシュトマトを小さめのテラコッタに植えてカフェのカウンター席から見えるデッキに置いている。農園スタッフに新しい仲間が増えた。主にカフェの作業場で鉢増しや水やり手入れなどをしてもらう。これで遅れていた鉢増しがパワーアップするはず。

 


 27日
カフェの休憩所ガーデンではジューンベリーが熟し始めた。いつ見ても熟すまでのグラデーションが綺麗だ。緑⇒ピンク⇒鮮赤⇒赤黒紫 と変化する。ブルーベリーとは違った魅力がある。

  


 26日
ジャスミン・ステファネンセが初めて咲いた。開店前に植えたので 1年半になるが蔓は伸びず株も大きくなっていない。植えたときに休憩所の土も入れずそのまま植えたので土が締まって固くなっているのだろう。秋には掘り返して植え替えてやろう。

 


 25日
休憩所ガーデンにはテントウムシがいっぱいいる。いろんなところに幼虫、成虫がいっぱいいてサナギもいっぱい付いている。これだけアブラムシも多いということかな。種類はナナホシテントウが多いが写真のナミテントウも多い。中にはカメノコテントウもいる。朝日が当たりだすと葉の上でしばらく日向ぼっこをして体を温めてから活動を開始する。

  


  


 21日
クレマチス・プリンセス ダイアナが咲いた。今年は花数も殖えた。数種類いる休憩所のクレマチスの中で一番 華麗で目を惹く。

 


 20日   
広島県のタウン情報誌 Wink福山 の方が取材に来た。アポなしの飛び込みでイキナリだった。さぬき市津田にあるドルフィンセンターに取材に来たようだ。ドルフィンセラピーといってイルカと触れ合うことが良いようで最近人気が高まってきている。ドルフィンセンターに行った帰りに立ち寄りたいスポットとして小さく紹介してくれるそうだ。




 19日   
カフェは定休日。ガーデンのオルラヤ・ホワイトレースが咲いている。こぼれ種でいっぱい殖えていろんなところで咲いている。生え始めの葉はシダのようで雑草と間違えて抜きそうになる。美しい花だ。群集して咲いていると本当に美しい。こんな花ならいくら殖えてもいい。




 


 18日   
昨日雨が降ったので 朝、ガーデンの草抜きをした。雨の後は草が抜きやすい。指で摘まんで引っ張るだけでは抜けない場合は草おこしを突っ込んで根をおこしてから抜く。途中で根が切れないで綺麗に抜けるとちょっとしたストレス解消になる。草は全て抜かない。ある程度 草を残して野趣を壊さないようにしている。花の無い土が見えている部分は野草の賑わいでもいい。一応、抜く草と置いておく草を分けている。ヨモギやスギナ、セイタカアワダチソウなどは置いておくと景観がくずれたり殖えすぎてトンでもないことになるので抜くようにしている。ヨモギを抜くと練馬のTさんから「もったいない」と言われそうだが。。てんとう虫がいっぱいいる。いっぱいいるということはアブラムシがいっぱいいるということかな。ダンゴ虫やナメクジも多い。オダマキの葉はナメクジの好物なのか可哀想にササラにされている。クレマチス・プリンセスダイアナがもうすぐ咲きそうだ。赤い口ばしからチューリップ咲きになる名花だ。今年はオベリスクに格好良く絡まった。夕方はブルーの花は耀いて綺麗だ。スカビオサ(松虫草)みたいな花型も割と好き。

  

 

 


 17日   
昼から雨になって少し蒸し暑い。今日もほとんど一日パソコンの前で事務処理。ランチの始まる 11時30分すぎからどこからともなくお客様がやってくる。雨でもランチの時間帯になると賑やかになる。やはりガーデンの見える窓際カウンターから席が埋まっていく。4人席の半円テーブル、6人席の杉の一枚カウンター、窓際個室的雰囲気の 2人席。雨のガーデンを眺めながらランチをして思い思いの時間を過ごしてくれる。沖縄の平良さんから 海ぶどう が届いた。グリーンキャビアといわれる高級食材だ。沖縄の暖かい海にいる海藻なので保存は冷蔵庫でなく常温保存。それも 25℃くらいがいいらしい。卵みたいだが生物の卵ではなく葉の一部が球状になっているらしい。プチプチの食感を楽しむもので海ぶどう自体にはあまり味はない。サラダやポン酢を付けて食べたり味噌汁に入れてもいいようだ。冷奴の上に乗せてカツオ節をもぶして柚子醤油をかけて食べた。初めて食べたがプチプチして美味しい。




 16日   
肌寒い日だった。土日は第二農園に植付けに行く日だが今週は事務処理などの雑務が溜まっているのでそちらをしている。農園の水やりや土作りなどの農園仕事はテルさんにたのんで 1日事務所にいた。カフェの苗や休憩所ガーデンの水やりだけは待ってくれないのでそれだけはやって後はパソコンの前に居た。




 15日   
今日は北海道からお客様がみえた。高松に用事があったついでに寄ってくれた。第二農園を案内した。北海道と香川では気候が違うし育つ植物も全然違うので、あまり参考にならなかったと思うが熱心に聞いてくれた。ベリー公はブルーベリーを育て始めて足かけ通算 22〜23年ほどになる。本格的に栽培に取り組んだのは10数年ほど前からだが、ラビットアイにはあまり興味がなく、ハイブッシュ種に興味があった。当時からどうやれば香川県でハイブッシュ種がうまく育つか、その研究ばかりしてきた。用土や剪定、日ごろの管理など。ラビットアイは品種を揃えるためと収量アップのために栽培しているが、今もハイブッシュ種に重きを置いている。そのため休憩所では挿木苗や鉢植えはラビットアイ種よりハイブッシュ種のほうが育ちが良い。ラビットアイ種はあまり相手にしてもらえないのでイジケているのか 可もなく不可もなく といったところ。ハイブッシュ種の地植えではまだまだわからないところが多く育ちが悪い品種も多い。品種を揃えるために新品種も導入しているがお気に入りの品種は北部の比較的古い品種が多い。食味、風味の良いのは北部の古い品種に多い。新品種、特に南部ハイブッシュ種は外国の機械収穫に適するように作られたため、皮が厚く身が硬い品種が多く、海外輸出に耐えれるように日持ちが良く早採りでも酸味や渋味の少ない品種が多い。当店のように完熟で収穫して自店ですぐ使う場合は日持ちなどより完熟果の風味が重要になってくる。趣味栽培などの場合も日持ちや早採り風味などより完熟摘みたてで美味しい品種が好まれる。営利栽培の場合はブルーベリーをどう使うか、どのような経営展開(摘み採り園、直売、市場出荷、洋菓子店・レストラン卸し、生食か加工かなど)をするかによって品種選定は自ずと変わってくる。休憩所ではこれからもハイブッシュ種を殖やし研究に研究を重ねていきたい。




 14日   
フウロ草 ジョリービー が咲き始めた。青花だけど気温や咲く過程で微妙に色が変化する美花。フウロ草としては大きな花の部類。中心が白いのもお気に入り。清楚な白花、フウロ草 サンギネウム アルバム。花びらがまだ完全に開き切っていない咲き始め。透き通るような美しい白花。見ているとすい込まれそうになる。自宅庭の旧休憩所から移植したが大株だったので二つに株分けして植えた。それともう一つ、サンギネウム ストリアタム。和紙地のピンク花。こちらも旧休憩所から移植した。アルバムと同時期におぎはら植物園から購入したがあまり育ちが良くなく根付くかどうか心配したが花数も殖えてきたので心配なさそうだ。葉全体がビロード状の綿毛に覆われたバーバスカムが急に大きくなった。花穂も上がってきたので今年は花が見れそうだ。この花が咲くのを楽しみにしているお客さまがいる。この時期はちょっと見ない間に急に大きくなったり、伸びが早い。ついこの前、誘引したクレマチスはもう枝先がうな垂れるほど伸びている。トードフラックスが綺麗に花穂を伸ばしている。休憩所にはブルーの子とピンクの子がいる。ブルーの子の方が元気が良く大株になっている。この休憩所ガーデンはコンビニの駐車場だったところをガーデンにしている。アスファルトを剥がして建設残土混じりのカコウ土を入れた。アスファルトの破片や下地の砕石が完全にとれなかったのでゴロゴロしていて硬く植物を植える土壌としては決して良くない。苗を植え込むときに少し大きめに植え穴を掘り、当店のブレンド土、休憩所の土やハーブ専用土をたっぷり鋤き込んだ。たっぷり鋤き込んで植えた株は大きく元気に育ったが、そのまま植えた株は萎縮したように育ってなく花穂もフン詰まりのようになっている。秋に休憩所の土をたっぷり鋤き込んで植え替えてやりたいと思う。

  

 

 


 13日   
今日もカフェは休み。月に一度の連休。カフェのエントランスガーデン『休憩所ガーデン』が華やかになってきた。まだまだ土が見えている所はあるけど花や樹が育ってきていい感じになってきた。ヒロりんが寄植えしてくれた樽鉢もこんもりと花盛りになってきた。ガーデンの手入れをして水やりをした。

 

 

 

 


 12日   
カフェは定休日。いつもは近くの農産物市場で野菜を買っているが、今日は他所の農産物市場を回った。他所といっても同じ香川県内だから変わったものはなかった。値段もそう大差はないがいつも買っているところが少し安いかなという感じ。農産物店を回っていると旧友の釣り師 O氏から携帯電話がかかってきた。鳴門でメバルが釣れたので持って行くと言ってくれたが、外出しているので帰りにもらいに寄ることにした。今日は久しぶりに生きのいい魚が食べれそうだ。いつもは仕舞ったままの出刃包丁と刺身包丁が出番だ。今時期のメバルは産卵を終えて体力回復のために食いがあがり脂が乗りはじめる頃。アラを土鍋に入れてダシをとり『しゃぶしゃぶ』にすることにした。身は薄く切らず皮を付けたまま少し厚切りにした。白身で淡白なのでいくらでも食べられる。久しぶりに魚でお腹いっぱいになった。おいしかった。




 11日   
昨夜からの霧が午前中まで残っていた。霧の中にいると喉には優しいかな? 支柱のいらないブッシュトマトを鉢に植えた。支柱もいらないし脇芽も欠かなくていいというコンパクトサイズのトマトだ。どんなふうになるか少し楽しみだ。




 10日   
朝は第一農園の水やり、愛媛県からのお客様がいらしていたので、話をして農園を案内した。一家 5人で来られて熱心なご家族だった。夕方カフェの苗とガーデンに水やり。




 9日   
遅くなって伸び伸びになっていた種蒔きをした。花や野菜類は時期遅しなので今季は諦めてバジルなどのハーブの種蒔きをした。




 8日   
雨は朝方まで降っていた。たっぷりよく降った。風が無かったので良かった。ネットショップの発送がまとまってあったのでその処理に一日追われた。




 7日   
連休中 休まず営業したので今日は振替休日。昨日植付けしたので今日の雨は良かった。




 6日   
午前中 カフェの作業場で大苗の植替え。ランチの時間帯はお客様が多かったので厨房を手伝った。テリーヌの付け添えにするキノコとアスパラをオリーブオイルで炒め、ごはんにのせるキヌサヤをゴマ油で炒めた。2時過ぎまで厨房仕事をして第2農園へラズベリーの植付け。インディアンサマー、ブラックラズベリー、タイベリーを植付けた。品種を殖やそうと注文している苗が一部まだ届いていないのがあるが、これでラズベリー、ブラックベリー関係は一段落だ。




 5日   
今日は火曜日なのでカフェは休みだがゴールデンウィーク中なので営業した。振替休日は休み明けの 7日に取る予定。雨が降ったり止んだりで天気は良くなかったが寒くなかったのと風がなかったのでお客様は結構来てくれた。県外からのお客様も多い。ゆっくりお会いできなかったが先日は福島県伊達市からネットのお客様が来てくれた。第2農園ではコメツブツメクサが群集して生えている。黄色い小さな花で可愛い。背丈が無く地面を這うように群集して生えるので草抑えとしても良さそうだ。乾燥にも強いのか岩場みたいなところにも生えている。花期も長く 5〜10月まで咲くようだ。ヨーロッパからの帰化植物で一年草だけどこの子たちは抜かずにおいて殖やしたい。群集すれば他の草が生え難くなるだろう。今、チップに生える草でカラスノエンドウやスズメノエンドウが多く大きくならないうちに抜かないと蔓手をブルーベリーに絡み付けて巻き込んでしまう。

 


 4日   
午前中 発送処理。厨房を少し手伝ってから農園へ。今日も第2農園へラズベリーの植付け。今までは品種が混ざるといけないのでルートポットに植えてチップの中に埋め込んでいたが、量産用のインディアンサマーとファールゴールドはそのままチップに直植えにした。この2品種は量産用なので本数を多く植える。少々地下茎を伸ばして植列を離れて繁殖してもレッドはインディアンサマー、イエローはファールゴールドのみなので品種が混乱することもない。それくらい旺盛に育ってくれればの話しだが。。取り越し苦労の感のような気もする。




 3日   
今日は曇り。強い日差しはないので外作業はしやすく過ごしやすい。午前中は休憩所ガーデンと売場の苗木などに水やり。ランチのお客様が一時集中したので厨房を手伝ってから農園へ。第2農園の植付け、イエローラズベリーを植付けた。ルートポット40cmに植えてチップの中に埋め込んだ。




 2日   
フウロソウ・サンギネウム ストリアタムが咲きだした。この子は旧休憩所(自宅庭)から掘り上げてカフェの休憩所ガーデンに移植した。根付いてくれて良かった。ピンクの和紙のような素材感がいい。休憩所に数種類あるフウロソウの中では早咲きだ。クレマチスの誘引をした。前にしてから間があいてしまったのでかなり伸びている。下垂れしてしまって自分の根元や横の木々に絡み付いている。そして強風に晒されたので誘引したところから折れてヒビ割れている。木々や株元から外してゆっくり戻して誘引した。兵庫県宝塚市からお客様。昨年も5月頃に来てくれたので今日が2回目。

 


 1日   
ブルーベリーは他家受粉で結実が良くなる。同系統間(ラビットアイならラビットアイ間の異品種、ハイブッシュならハイブッシュ間の異品種)の受粉でないと結実しにくい。と思っていたらそうでないようだ。ハイブッシュとラビットアイ間でも受粉できるようだ。ガプトンとスパイアーズ 1994 によるとサザンハイブッシュとラビットアイ間での受粉実験をしている。玉田先生も北部ハイブッシュとラビットアイ間での受粉報告をしている。これによると果実中の種子数 1果実重が若干少なくなる傾向があるようだが問題なく受粉できるようだ。これは交配親にハイブッシュを持つラビットアイ、交配親にラビットアイを持つサザンハイブッシュなどのハイブリッドでない純然なラビットアイと純然なハイブッシュでも可能ということだ。今までは同系統でなければならないと頭から思っていたので不思議とは思わなかったが、そう言えば以前、移動の関係でたまたまラビットアイ(パウダーブルー)1品種をハイブッシュ数品種と ひと夏置いていたことがある。その時もパウダーブルーは普通に結実していた。この時おかしいなあとは思ったが、近所にラビットアイブルーベリーを栽培している家があるのだろうと安易に思っていた。今、カフェに苗木を買い求めに来るお客さんに同系統でなければだめと言っているが、お客さんが「うちはラビットアイとハイブッシュ 1本づつだけど毎年いっぱい実がなる」という話を時々聞くが、それにも安易に答えていた。考えを新たにしなければならない。
今日、ベリー公の古巣だった会社の人がカフェに来たが、景気が悪くかなり厳しいようだ。いい話は一つもないようだ。モチベーションが下がり覇気がないそうだ。これからのブルーベリー業界の未来はどうだろう? そんなことを考えていても始まらない。こんな時こそ、未来に向かって種を蒔こう。苗を植えよう。明日になればまた新しい日が昇る。どんな時代が来ても、種さえ蒔けば 苗さえ植えて育てば やがて花が咲き実が生る。例え人類が滅亡して居なくなっても。




 
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