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2009年 9 月



 27日   
「しかや」(←クリック参照)のどらやきを当店で焼いてもらった。「しかや」のどらやきは従来のどらやきとは全然違う。生地に使う小麦は自家栽培、烏骨鶏や鶏を飼い、その卵を使う。餡には自家栽培のトマトやピーナッツ、青シソなどを使った斬新なもの。生地の材料や餡の具材はできるだけ自家栽培している。どらやきの大きさも小ぶりにして可愛くオシャレに演出したもの。どらやきの伝統的な手法はそのままで斬新な発想を取り入れているので、今までの どやらきのイメージが一変する。当店で出したのは カボチャ餡、ピーナッツ餡、トマト餡の3種類。カボチャはこちら香川のものを使ったが、ピーナッツ、トマトは しかや自家製。ピーナッツ餡は餡に粉末のピーナッツを練り込み炒った粒々をトッピングしている、ピーナッツの香ばしさを損なわないように甘さを抑えた絶品餡。トマト餡はトマトジャムでもなくピュレでもない、トマトの風味を生かした和菓子に合う歴とした餡だ。これは好き嫌いがあるかもしれないがトマト好きなベリー公としては一押しの逸品。今日はランチのデザートに一口サイズのピーナッツ餡のどらやきを作ってもらった。ティータイムにはデザートメニューに「しかやのどらやき」を入れて一品モノで出してもらった。採らずに完熟後の樹上熟成させていた フクベリー、パウダーブルー、ウィトウの一部を今日のために収穫して器を彩った。今日はランチのデザートはしかさんが作ってくれるし、おさるさんが油場でランチのエビの巻揚げやベニエを揚げてくれたり洗い場で洗い物をしてくれたので、うっかりウサギは楽だった。



どらやきを焼く しかさん。(専用の鉄板が無く当店のホットプレートで焼いてもらった)
 


ランチデザートのピーナッツ餡どらやき。和菓子用Berry's Life焼印もやっとデビュー。
  


ティータイムの一品デザート「しかやのどらやき」



 26日   
千葉県からお客さまが来た。しかさん と おさるさんご夫婦。しかさんは和菓子職人でうっかりウサギのお友達。2006年、2007年の2回 東京で講習のあったお菓子のスクーリングに うっかりウサギが参加したが、その講習に千葉県から和菓子専攻の しかさんも参加していた。二人とも将来、店を開店する目標を持って参加していた。しかさんとうっかりウサギは目指すものやお菓子に関する考え方やコンセプトなどが似通っている。おさるさん(奥様)経営の「しかや」(←クリック参照)は2009年5月に開業した。しかさんは本業があるので、ボランティアの家業手伝いで「しかや」の和菓子を作っている。本業はシカ博士。日本でも有数の権威ある鹿の博士なのである。現在は東京足立区北千住の「葉っぱカフェ」(←クリック参照)で月2回出張出店で「どらやき」を焼いている。当店が一足先に実店舗開店したので視察を兼ねていろいろ話を聞きに来てくれた。せっかく来るならということで明日、当店で「どらやき」を焼いてくれることになっている。今日はゆっくりランチを食べてもらい農園を案内したり挿木の仕方を教えてあげたりしながらいろいろ話をした。




 25日   
ピートモス(ミズゴケピートモス)を使わないブルーベリー専用用土を発売した。それはピートモス採掘が環境破壊につながるから。常に水のある湿地のような大自然で水苔や禾木類が少しずつ堆積してピートモスができる。1年に 1〜2ミリ 水苔などが堆積する。1メートル堆積するのに 500〜1,000年かかる。カナダの巨大なピートランドでは 10メートル堆積しているところもあるそうだ。10メートルというと 5,000〜10,000年かかってる計算になる。何千年〜何万年もかかり水苔が堆積してピートモスができる。広大なピートランドという大自然。植物や昆虫、動物たちになくてはならない自然環境。ピートモスを使うということは、この貴重な大自然を破壊していることになる。ブルーベリーを栽培することが環境破壊につながることはどうしても避けたい。そんな思いから自然の休憩所では 2006年秋からミズゴケピートモスを使わない栽培用土の実験に取り組んでいた。北部ハイブッシュ、南部ハイブッシュ系を中心に多品種に対して栽培実験を繰り返し、やっと納得のいく栽培用土が出来あがった。ココヤシの殻を原料にしてココチップやココファイバー、ココヤシピートモスができる。このココヤシ繊維を使った用土。品質の安定した良質のブラックCoCoをベースにしてCoCoチップ、CoCoファイバー、パーライトを配合した用土『デネブCoCoブレンド』。デネブシリーズのラインナップに加わった。

なぜ、ブルーベリーはピートモスでなければならなかったのか?
1、酸性である。
2、保水性がいい。
3、有機物100%である。
この 3点くらいが思い当たる。「ピートモスが水はけがいい。」とは決して思えない。
今まで用土実験を繰り返した結果、結論から言えば、ピートモスでなくてもブルーベリーは育つ。少しくらい pHが高くても保水性、排水性、通気性に富んだ用土であればブルーベリーは育つ。ブルーベリー栽培用土には強酸性というのは必ずしも必須ではないようだ。水はけと通気性の良い有機物用土(植物由来の繊維質用土)主体であればpHはあまり気にしなくてもいいようだ。保湿性を持ちながら、とにかく水はけ、通気性の良い気層を確保できる多孔質用土が必要だ。pHが上昇するとブルーベリーが調子悪くなるのは、ピートモスが分解して汚泥化するとpHも上がるが排水性、通気性が極端に悪くなるから。逆に言うと、排水性、通気性の悪い用土で育てると高pH障害が出やすいということだ。そんな用土でpHを下げる対策を用いても一時凌ぎしかならない。ココヤシ製品の pHは 5〜5.8前後だが、排水性、通気性がいいので高pH障害はでない。しかしながら排水性、通気性の良い用土で、なお且つ適性pH(pH4.5前後)が一番良いのは言うまでもないが環境保全に興味がある方から順次 デネブCoCoブレンド に移行してほしいと思っている。




 24日   
遅れていた植替えをやっている。ポット苗のまま長く置いていた苗は植替えしても生育が悪い。1ヵ月経っても新芽が出ない。地中部でも新しい根が出ていないのだろう。根を洗って土を全て落とし根切りをし地上部も少し切って植替えると復活するものもある。




 23日   
ニッポン緑産や天香園からカタログが届いた。これで主なところの果樹苗や各ナーセリーの花苗のカタログが揃った。秋は楽しい季節だ。カタログを見ているだけで楽しい。大関ナーセリーは今年から品種登録苗も 1本から購入が可能にしている。それからブルーチップの苗生産を中止したそうだ。実の品質は良いのだが病気にかかりやすく育たないためのようだ。ニッポン緑産からスパータンとアーリーブルーの接木が発売されている。昨年からニッポン緑産と天香園から自社のブルーベリー品種登録苗が発売されているがどうだろうか? ニッポン緑産は10本縛りにしているが天香園は1本から買える。参考のため試しに天香園の一番お勧めらしい 天香ブルーN105を 1本買ってみようかと思っている。




 22日   
田舎の田園地帯では誰も住まなくなった家がちょこちょこある。改造すればいい感じになる小民家も多い。田畑付きで貸してくれる小民家もあるようだ。田舎暮らしや農的暮らしが流行っているので今後、こんなのが増えてくるだろう。

 


 21日   
シャシャンボツバメスガの被害がスゴイ。ハマキムシも多い。9月が一番被害が多いかな。虫も好きな品種と嫌いな品種があるみたいで新梢がことごとくやられ全滅な品種と被害が少ない品種がある。系統別に見るとラビットアイの方が被害が多い。発生地域も限られているのか関東以北では被害例をあまり聞かない。

  


 20日   
赤茎つるむらさきの花が咲いた。咲いたというか、これはツボミだと思い花開くを楽しみに待っていた。でも開かずコロコロ丸々の形のまま。これが花らしい。でもピンクで先が尖がって何となくカワイイ。つるむらさきはホウレン草より鉄分が多く、その他カルシウムやビタミンも多い栄養野菜。株が弱ったり食べる部分の葉が固くなったりするので何の野菜でも花穂を伸ばしたり花を咲かせないようにしないとならないが、どんな花が咲くか興味があてついつい咲かせてしまう。バジルも花を咲かせてランチやデザートの飾りに使っている。

  


 19日   
昨年、秋に苗木を買ってくれた方にデネブエクストラO2を届けに行った。近所の方だが足を挫いてあまり歩けないらしく免許も持っていないし運転してくれる人も居ないので土を配達してほしいと電話があった。デネブEXO2の16L袋を3袋持って訪問すると植替えの途中で昨年買っていたデネブが足りなくなったようだ。7号スリットから10号に植替えをしていた。品種ラベルをみるとパウダーブルーとフェスティバルだった。大きく立派な株になってシュートもいっぱい出ていた。4号苗とスリット鉢、デネブEXO2と肥料を買って教えられた通りに自分で7号に植替えたらしい。おかげで今年はいっぱい収穫できた。と喜んでいた。来年またいっぱい採りたいので10号に植替えると張り切っていた。こんな話を聞くと嬉しくて仕方がない。




 18日   
今年の新米が出回りだしたのでランチの ごはん 用に買い出しに行った。香川県産こしひかり を 20kg買って、富山県産てんたかく があったので 10kg買ってみた。てんたかくは富山県民の 95%が美味しいと認めた品種。母親がハナエチゼンで父親がひとめぼれ。お米の世界も交配が盛んで毎年新品種がでて大変だ。野菜モノは 1年草が多いので毎年品種更新できるので育てるのは良いかもしれない。果樹は木なので品種を増やすと本数がどんどん増えていく。最近野菜の苗が全国的に売れているようだ。不況になったので野菜でも自分で作ろうという傾向なのか。花苗や観賞用苗の売上が落ち込んで野菜苗、果樹苗の売上が伸びているようだ。

 


 17日   
休憩所ガーデンでゼフィランサス・エージャックスが一斉に咲いた。この子たちは先月にも一斉に咲いている。繰り返し咲く花なのかな? 何度も繰り返し咲いてくれるのは良い。

 




 16日   
JAFのドライブ企画、ぷち旅プランがWEB上のJAFなびに掲載された。http://jafnavi.jp/ 会員機関誌「JAFメイト」10月号にも掲載される。JAFメイトは今月 20日すぎに会員 1,200万人に送られるそうだ。このプランはTVチャンピオンになったルーヴの川村シェフに習うお菓子作り体験実演と見学がメインの企画だが、ランチに当店を入れてくれたありがたい企画。1回目は 10月 7日、2回目は 11月 11日。この日のランチは貸切で対応する予定。いっぱい来てくれるかな?




 15日   
近くのイオンのメガマートとマックスバリュが今日で閉店。最終日なので行ってみたが売場は陳列棚で 1/3ほどに区切られて縮小されていた。商品もほとんどなくなっていた。20〜30〜50%OFFだったので普段使う消耗品などを買った。13年間続いて良く利用していただけに閉店になるのはさびしい。運営会社が イオンリテール(株)から マックスバリュ西日本(株)に変わって 11〜12月に再オープンするようだ。




 14日   
鉢植のリンゴ・王林が狂い咲きしている。リンゴの花は綺麗で好きな花のひとつ。

 


 13日   
昨年、一昨年から施用実験を繰り返して納得のいく肥料を数種類、新発売した。




 12日   
ネットショップに掲載が遅れていた肥料やBT剤、微生物製剤などをアップしている。




 11日   
昨日、おぎはら植物園からカタログが届いた。禁断の書である。このカタログを見るとほしいものが増えるので 見てはいけない本なのだ。見てはいけないけど見てしまい、ついつい無意識にページの隅を折って印を付けている。クレマチスは もう買ってはダメ と言われているので見ないで飛ばす。アストランティアをうまく育ててガーデンにいっぱい花を咲かせてみたい と思うけどこちらの気候では上手くいかない。植えたその年の夏前に花を見ることができるが、夏を越せずに枯れてしまう。




 10日   
今週のランチは なすと豚肉の田舎風テリーヌ。テリーヌはオーダーが入ってお客さまに出すときは切って盛り付けるだけなので その時は時間はかからないが作り込みなどの仕込が大変だ。テリーヌは うっかりウサギの得意料理で当店のランチによく登場するが今回のは秀でて手間がかかるようだ。これだけ手間隙かけて仕込んでお客さまが少ないと甲斐がないが、反対に多いと仕込が大変で寝る暇が無くなる。この商売はちょうど好い加減になかなかしてくれないので今週もどうなることやら。。




 9日   
第二水曜日でカフェは月に一回の連休。昼間、休みだと知らずにランチに高松市内のイチゴ農家の方が二人来てくれた。この方たちはベリー公に相談に来て4年前からブルーベリーの栽培を始めた人たちだ。本数はそんなに多くないが、もうだいぶん大きくなっているようだ。高松市内でも今年は特にミノムシが多いと言っていた。夕方、カフェの苗置場回りとガーデンに水やり。日が暮れるのが早くなった。夕方は涼しく水やりが終わる頃はとっぷり日が暮れて寒いと感じるほどだった。これだけ気温が下がると蚊もいない。




 8日   
カフェは定休日。スリット鉢や肥料等の在庫品のチェック、整理をした。自宅の1階はスリット鉢のダンボール箱が占領している。玄関ホール(2坪)〜居間(6坪)〜食堂(4坪)〜台所(3坪)はダンボール箱だらけ。家で炊事も食事もしないので支障はないが。。ガレージには肥料や硫黄などが積み重なっている。




 7日   
今日はランチの貸切があった。女性農業士と新規就農女性交流会 と香川県農業経営課、農業改良普及センターの方々 18名。女性農業者研修の名目で県内 3ヶ所の農業者を現地視察。昼食の時間帯に当店を入れてくれた。今週のランチ、ムサカにブルーベリーソースを添えた。デザートにはブルーベリーシフォンと終盤になったブルーベリー生果(パウダーブルー)を召上っていただいた。そしてベリー公の講演、質問、談話。他の研修地は 東かがわ市のミニトマト溶液栽培をしている農業士、国分寺で菌床しいたけ栽培をして加工、販売まで一貫して行なっている女性農業士。




 6日   
カフェのお客さまの入店数は昔から水ものと言われるように多い日と少ない日があり予測が付かない。ランチのお客さまが「何かあったのか?」と思うくらい多い日が週に一度くらいあり、土日のお客さまが多い日が月に 1〜2度くらいの割合である。今日はその多い日だった。しかもバイトのスタッフが一人休みで今日は うっかりウサギとスタッフ一人の日。バイトが休みで手薄な日。仕込が不十分でモノが無い日、準備が間に合って無い日。いつもこういう日をお客さまは知ってか知らずか狙ってくる。反対に準備万端で「いつでもどうぞ」と余裕で構えていると誰も来ない。でも今日はお客さまも少しずつ時間をずらして来てくれたのでベリー公が少し加勢するくらいで何とか難を逃れた。




 5日   
今年はホントに害虫が多い。ブルーベリーの新芽はことごとくハマキムシにやられている。見るも無惨な姿になっている。イラガも多い。それとミノムシが特に多い。ヤマボウシなどは気が付くのが少し遅くてミノムシに丸坊主にされた。フェイジョアやアロニア、ブルーベリーにもたくさん付いている。ミノムシを袋いっぱい収穫した。




 4日   
今日は 3時頃からカフェ周りの水やり。カフェは東向きで遮るものがないので朝日は窓から まともに射し込む。しかし真夏でも 10時半過ぎには窓は陰になり陽が射し込まなくなる。すぐ西側に 5階建ての建物があるので 3時頃には休憩所ガーデンも陰になる。夕方は蚊の猛攻に遭うが 3時頃はまだ少ない。今が水やりのチャンスタイムだ。しかし水やりが終わるのは 5〜6時頃になるので猛攻は避けられない。でも 2〜3時間ずっと蚊に刺されっぱなしよりはマシかな。




 3日   
秋になってイラガなどの毛虫・青虫類の害虫が目立ってきた。本数が多くなると年々害虫も増えてくる。

  


 2日   
肥料販売の件で所轄官庁と打ち合わせ。内容が少し変わるだけで担当の窓口が違う。これは県、この場合は国の農政局。同じ県でもこれは○○課、これは○○課。窓口を一つにしてほしいといつも思う。




 1日   
カフェは定休日で溜まった事務処理や雑務処理。ランチの食材の買出し。今週のランチはムサカ。ムサカはギリシャ、トルコ、エジプトなどの地中海東部一帯でポピュラーなオーブンを使った郷土料理。なかでもギリシャのムサカが有名で定番はナスと挽き肉、じゃがいもを使ったもの。当店はオーダーをうけてからオーブンで焼いて出来たて熱々をお持ちする オーブン料理 が得意。今週のムサカも当店ならではの料理。うっかりウサギがセルクルに具材を4層に詰めて手間をかけ心を込めて作っている。




 
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