2003年 12月


 31日(水)     最低気温:6.0℃  最高気温:11.7℃  一時

どこにも行かないで家でゆっくり年末年始をと思っていたが、やはり出掛ける用が出来てしまった。明日も出掛けなければならい。こうして、休みは終わってしまうのだろう。午前中、休憩所に少し出た、バラのホワイトマジックやスペクトラがまだ咲いていてツボミもあるが切って休ましてやろうと思う。剪定を兼ねて正月休み中に作業をしよう。


 30日(火)     最低気温:9.0℃  最高気温:15.3℃

買い物に出たが年の瀬はどこもいっぱいだ。いつの日もこのくらいお客さんが入ったらお店もホクホクだろう。スーパーで小原紅早生というみかんを売っていたので買ってみた。色は濃いオレンジ色。普通のミカンの色とは全然違う。味も濃いめで甘さも濃厚。レモンと色を比べてみると異様なくらい、色が濃い。


 29日(月)     最低気温:0.5℃  最高気温:14.4℃  時々

仕事納めだった。休み中はゆっくりしたい。春苗を選ぶと言いながらまだ選んでいないので、各社の園芸カタログを見比べてコタツガーデニングを楽しみたい。


 28日(日)     最低気温:1.7℃  最高気温:11.1℃  時々

冬野菜をいっぱい食べようと、夜はお鍋にした。ダイコン、ハクサイ、豆腐、カマボコ、鶏肉が具。名古屋の八丁味噌をいれて味噌煮込み風の鍋にした。野菜と豆腐をいっぱい食べた。ハクサイなどの葉野菜はこれから霜にあたり冷え込むと甘みがましてくる。


 27日(土)     最低気温:4.3℃  最高気温:8.3℃

仕事で疲れて遅く帰ってきて、眠たいのでそのままバタンキューとベッドへ行きたいが、何はともあれ、まず風呂に入る。ゆっくりお湯につかると疲れのとれかたが違う。今日はお湯につかりながら、ついウトウトとしてしまった。朝、時間がなく休憩所に出ていないので鉢の乾き具合が気になる。明日はころ合いを見て水やりをしてやろう。


 26日(金)     最低気温:9.5℃  最高気温:12.8℃  時々

また月末で日付を大きく回って深夜になった。今月は年末なのでなおの事忙しい。今は草木も眠る丑三つ時。ダイコン、ハクサイなどの野菜が、暖冬の影響でおでんや鍋物消費が少なく、だぶついて市場価格は生産費を割り込む安値だそうだ。秋から冬にかけて気温が高く暖冬のおかげで生育はすこぶる順調だったようだが、消費が進まないとは皮肉なものだ。そういえば、わが家も今冬、鍋はまだ数回しかしていない。


 25日(木)     最低気温:3.5℃  最高気温:16.9℃  時々

今朝はこの冬初めての霜が降りた。日中は穏やかであったかいクリスマスだった。休憩所のブルーベリーのティフブルーの枝がだいぶん伸びてきた(左)。昨年、樹形を整えるために株元でバッサリ切っていたものだ。立性の特性らしく真っ直ぐ上に伸びている。地植えのラビットアイ(ブルーシャワー)の紅葉が綺麗だ(中)。北部ハイブッシュの中で唯一、まだ葉をたくさん付けている地植えのブリギッタ(右)。


 24日(水)     最低気温:8.1℃  最高気温:15.8℃  時々

クリスマス・イブで子供たちには雛鳥の足付きローストチキンを焼いてやった。ベリー公には殻付き牡蠣を焼いたものに白ワイン。お金はかからないけど最高の贅沢。


 23日(火)     最低気温:6.5℃  最高気温:14.6℃  時々

ブルーベリーたちに水やりをした。かなり乾燥して乾いていたので、地植えの株も久しぶりに水やりをした。家の窓ガラスの掃除をした。型板ガラスのサッシは雑巾拭きだが、透明ガラスは水を少量含ませたスポンジで擦った後、ゴムのワイパーで水を切る。慣れて要領をつかむと早く綺麗になる。網戸も外したので家の中から外がはっきり見え、明るくて気持ちが良い。


 22日(月)     最低気温:4.7℃  最高気温:14.3℃  時々

『冬至』
これから立春までが冬本番だ。今年の冬は寒くなりそうな気がする。地元志度町のワイン工場、さぬきワイナリーのカタログが送られてきた。知らない間に種類も増え23種類も販売している。ダイエットワインまである。でも今の時期は志度湾で養殖している殻付き牡蠣とワインのセットがいい。殻のまま焼いた牡蠣に白ワインがよく合う。

 21日(日)     最低気温:1.0℃  最高気温:10.0℃

冬将軍の第一陣は去り、風もなく穏やかなポカポカ陽気の一日だった。休憩所に出て陽だまりで草抜きや植替えをして楽しんだ。落葉樹の剪定は来月にするが、その時はブルーベリーの剪定はしないで、2月末〜3月初に剪定してそのまま挿木をしようと思う。年度末で忙しくなる前の3月初旬までに行いたい。


 20日(土)     最低気温:2.1℃  最高気温:6.1℃  時々

今日は平野部でも時折、チラチラと雪花が舞った。昨日の讃岐山脈の初冠雪は平年より8日遅く、昨年より9日早いようだ。イチゴの「らくちん栽培」は香川県が開発したようだ。今では全国で採用されている、日当たりが良く立ったままで手入れや摘み取りができるベッド式の栽培方法は香川県の三木町が発祥の地らしい。1995年、香川県(三木町)や香川大学農学部が共同で開発した方法だ。


 19日(金)     最低気温:6.3℃  最高気温:9.0℃  時々

朝、南の山を見ると薄っすらと白く雪を被っていた。今日は一日風も強く、冷え込んだ。冬将軍の第一陣の到来だ。風がビュービュー、ゴーゴーと音をたてながら吹き荒れている。今夜も山は雪が降りそうだ。


 18日(木)     最低気温:6.4℃  最高気温:11.1℃  時々

休憩所のアカンサスモーリスの葉が今秋になって勢い良く伸びてきた。いよいよ来年は花が期待できるかな。クレマチス種のセンニンソウも葉が繁ってきたので来年は花が期待できそうだ。とても楽しみだ。

 
アカンサスモーリス                 センニンソウ


 17日(水)     最低気温:4.2℃  最高気温:13.6℃  時々  一時

変な天気で寒かった。10月29日に行った(有)グリーンテックの社長、藤田氏に逢いに荘内半島の詫間町に行ってきた。いつ行っても眺めのいい美しいところだ。訪れた人に分け隔てなく景観美の魅力を見せてくれる。藤田氏に逢ったのは今日で3回目だがブルーベリーなどの話に花を咲かせあっという間に時間が過ぎた。山口県のベリー栽培の仲間の方が今月の1日の日記に書いた「はなっこりー」という野菜をわざわざ送ってくれた。見た目は黄色い花のツボミがたくさんありブロッコリー風の菜の花という感じだ。早々ゆがいて食べてみた。食感は確かにアスパラガス。癖も青臭さもまるでなく甘味があり美味しい。送っていただいた方はゴマ和えが美味しいと言ってくれた。今日はマヨネーズとカツオ節をふってユズ醤油で食べてみたが、ホウレンソウやブロッコリーよりも美味しく気にいった。
 


 16日(火)     最低気温:4.9℃  最高気温:11.4℃  時々

仕事も街もあわただしくなってきた。このまま忙しいだけで何もしないうちに今年が終わりそうだ。来月になると剪定や寒肥の準備にはいらなければならない。植替え作業もまだ残っているし、病気らしい変な葉は拾って処分しておきたいし・・・ボチボチ、のんびりやりましょうか。


 15日(月)     最低気温:3.5℃  最高気温:12.7℃  時々  一時

晴れたかと思うと雨が降ったり風が強く天気がさだまらない不安定な一日だった。今日は会社の忘年会で久しぶりのJR通勤だった。各園芸会社の注文する品種を確定しようと、カタログを見返しているが以前、ページに折り目を付けたり付箋を付けたりしているページがたくさんあるが、このページのどの苗を注文しようと思ったのか今になって不明?う〜〜ん、もう末期症状かも?


 14日(日)     最低気温:2.6℃  最高気温:13.2℃

ぽかぽか陽気のいい天気だった。休憩所に出て庭仕事をした。バラやハニーサックルたちはまだまだ元気だ。オキザリス・パーシーカラーの咲いた顔も見ることができた。
  


 13日(土)     最低気温:5.8℃  最高気温:12.1℃  時々  一時 

ブリティッシュシードから2004年版のカタログが送られてきた。いろんな変わった品種や最新の品種が写真付で載っているので見ていて楽しい。見るだけでなく買って自分で種蒔きして育てて、思い通りの花が咲けばこんな嬉しいことはない。その楽しみとチャンスを与えてくれるカタログだ。チルターンシードのカタログは写真は無く英文ばかりなのでその中から宝さがしをする楽しみはあるが、写真付、日本語文のカタログはそのものズバリを教えてくれる。休憩所のスノーフレークの葉が出てきた。オキザリス・パーシーカラーも知らないうちに出てきてツボミが付いている。日中の陽が当たるときにしか開花しないので、まだ咲いた花を今年は見ていない。春から秋の間は地上部に何も出ていなく、冬になると芽が出て花が咲く数少ない冬の花だ。
 


 12日(金)     最低気温:8.0℃  最高気温:12.6℃  時々  のち

冬型の気圧配置で季節風が強く吹いた。ミカンを食べていて果汁が衣服に付くことがあるが、早ければ洗剤などで落ちやすい。でもブドウやイチゴ、ブルーベリーの果汁のシミは落ちない。これはブドウ、イチゴ、ブルーベリーの色素はアントシアニンなどの物質でポリフェノールの一種だ。ミカンなどの色素はβ(ベーター)カロチンでカロテノイドと呼ばれるものだ。アントシアニン系の物質は分子構造の手を持ち木綿などと接着力が強い、カロテノイド系の物質は分子構造の手を持たないので接着力が弱い。このためのようだ。


 11日(木)     最低気温:5.0℃  最高気温:10.3℃

一日雨が降った。朝起きるのがだんだん遅くなる。朝の休憩所の作業はいっぱいあるのだが、必務の水やりの作業がほとんど無くなったので、ついつい起きにくくなってしまう。日の出も遅くなり暗いので余計だ。でももっと早く起きよう。


 10日(水)     最低気温:5.0℃  最高気温:12.7℃  時々

昨日、食堂の照明器具がつかなくなった。どうも電灯の球切れのようだ。食卓のすぐ上で食器を並べていたので照明器具のカバーを外して球の取替えをしなかった。台所と居間の電灯をつけて食事をしていたが中途半端な明るさなので、いっそのこと照明を全て消してアロマキャンドルとロウソクをつけてみた。目が慣れてくると、ほのかな温かみがあり良い感じだ。気に入ってしまって、電灯を交換しないでしばらく食事はロウソクを灯すことにした。今日いろんなロウソクを買い込んだ。子供たちはロウソクの光の影で遊び始めた。昔遊びのように手で犬や蝶を作って影絵で遊んでいる。昔の子供が障子に映る影絵で遊ぶのと同じだ。今の照明器具ではできない遊びだ。考えてみれば昔は電灯などの照明はなくロウソク、焚き木の炎、オイル(油)などの灯火しかなかった。人間は燃える炎を見ていると懐かしく温かくなり安心する。電気などの照明とは違う感覚がよみがえる。やはり暖炉などが部屋の中にあると良いと思う。それと綺麗な水の流れを見ていると清々しく気持ちが良い。やはり機械文明の現代になっても、火(炎)と水に安らぎをおぼえる。また最近はクリスマスのイルミネーションを楽しむ家庭が増えてきた。自治会などの街ぐるみで一般個人宅のイルミネーションを行っている地域も増えてきた。各家庭毎に思考を凝らして楽しい雰囲気だ。
 


 9日(火)     最低気温:7.1℃  最高気温:12.8℃  時々

オリーブ加工品の新製品「オリーブ茶」が昨年の1月に発売されたが売れ行きが好評のようだ。先日の特産品フェアでも販売されていたが買いそこねてしまった。ペットボトルとティーバックと両方ある。ポリフェノールなどが含まれるため苦味があり、独特の後味で、すっきりとした味わいのようだ。買っとけばよかった。


 8日(月)     最低気温:2.8℃  最高気温:10.4℃  時々

少し寒い一日だった。今までが暖かだったので少し寒くなると一段と寒く感じる。昨日の香川県の特産品の話だが資料が入ったので公表したい。香川県の誇る日本一の生産物が結構たくさんあるのに驚いた。その中で興味のあるものだけ取りあげると企業関係の日本一は仏壇・仏具の製造販売「ずずや」、通信販売の「セシール」、和室天井板の販売「南海プライウッド」、おもり・分銅の生産「日本秤錘」、冷凍食品の販売「加ト吉」、足袋の生産「フクスケ」、金の生産「三菱マテリアル直島精錬所」、建材レンガの生産「タマモ陶業」、ごま油の生産「かどや製油」、そして特産品の日本一は、座卓の生産、うちわの生産、手袋の生産、桐下駄の生産、オリーブ加工品の生産、うどんの生産。そしてもっとも気になる農産物関係の日本一は、玉ネギ種子生産、金時ニンジン、松の盆栽、マーガレット(花)。その他上位に位置するものは、はだか麦2位、レタス3位、にんにく2位、たまねぎ5位、アスパラガス7位、パセリ5位、そらまめ5位、なばな2位、もも8位、はっさく6位、びわ2位、カーネーション9位、きく9位、そうめん3位、しょうゆ4位。以外だったのは、うどんの原料の小麦が22位(もっと上かと思った)、キウイは12位(新品種開発や栽培技術的に意欲的なのでもっと上かと思った)、温州ミカン16位(これももっと上かと思った)。キウイは隣県の愛媛県が生産量は1位だ。愛媛県はみかん、はだか麦の生産でも1位だ。こうしてみると地元香川県のことでも知らないことが多い。隣県や同じ四国のことになるともっとあやふやだ。


 7日(日)     最低気温:9.8℃  最高気温:13.6℃  時々

『大雪』
晴れたものの雲が多く風が強かった。サンメッセ香川で「香川県産品フェスティバル」があったので行ってきた。香川県の美味しい特産品や伝統工芸品、民芸品などが一堂に集めたフェアーだった。うどんはもちろん醤油、オリーブ製品、キウイ、和三宝、庵治石、うちわ、手袋、桐下駄、漆器、家具などなど・・・懐かしいものや見直したいものなど全国に誇れるものが多数あった。ああ、これも香川の特産品だったんだと、少し感動した一日だった。この前、見損なった香川県産キウイの新品種「さぬきゴールド」もあり、香粋、香緑、讃緑の三兄弟もあった。


 6日(土)     最低気温:10.5℃  最高気温:18.8℃  時々

風が強く吹いたり雨が降ったりで天候が荒れてきた。子供たちは早々とインフルエンザの予防接種を終えていたが、やっと今日、予防接種を受けてきた。子供の頃は別にして今まで受けたことがなく、初めて受けたが、今年は受けていた方が良いような予感がする。もうワクチンが残り少なくなっていた。


 5日(金)     最低気温:5.7℃  最高気温:15.2℃  時々

福岡県ぶどう栽培農家のふくおか八女では巨峰栽培で二度切りブドウの出荷を11月中から行っているようだ。もう出荷は終盤だが一年に二度結実させるこの技術は、早期加温栽培で5〜6月に一度目の出荷を終了し7月に剪定して11月にもう一度収穫しようというもの。早期加温栽培で燃料費などの経費はかかるが、二度切りで秋の副収入が得られるのでメリットがあるという。木を弱らせないようにローテーションさせながら取り組むのがポイントのようだ。ブドウと形態(生態)が良く似ているとベリー公が勝手に思っているカラントやグズベリー類に応用できるのでは?と思う。


 4日(木)     最低気温:6.2℃  最高気温:15.8℃  時々

今朝は久しぶりにブルーベリーたちに水やりをした。タキイ種苗からカタログが届いた。これで主要なところからのカタログが届いたので、あれこれ見比べる楽しみができる。


 3日(水)     最低気温:6.9℃  最高気温:15.9℃  時々

天気良く暖かかった。日・水曜日が休日の生活にもだいぶん慣れた。連休はあまりないが2日間仕事して休み、3日間仕事して休み。慣れると体は楽だ。ブルーベリーの鉢植えの植替え作業をした。今年も福島県の「無袋栽培によるほんとうの味を作る、福島フルーツ研究会」のリンゴ『サンフジ』を知人から送っていただいた。切ってみるとスゴイ蜜の量、昨年より多い蜜だ。切るとリンゴのいい香りが瞬時に家中に広がる。今年の夏以降の悪天候下の中でこの出来栄え。素晴らしい。味、香り、どれをとってもこれはもうリンゴの絶品だ。簡単に無袋栽培というが大変なご苦労がたくさんあると思う。ありがたく感謝して大切にいただいた。こんなリンゴの味を覚えると他のリンゴは食べられない。


 2日(火)     最低気温:9.5℃  最高気温:15.9℃  時々

ブルーベリーの葉が散り始めた。北部ハイブッシュは半分以上、葉を落としている。鉢植えのブルーベリーも地植えのブルーベリーも北部ハイブッシュは葉が寂しくなった。でもブリギッタだけは半分緑の葉を残してまだまだ元気な様子。狂い咲きまでしている。

 


 1日(月)     最低気温:12.0℃  最高気温:15.0℃

勤めている会社には愛媛県出身の人も多い。その中には実家がミカン農家、親戚・知り合いにミカン農家がいる人が多く、さすがにミカン王国という感じを受ける。取引先の人から、ミカン摘み取り園で摘んできたのでと、たくさんミカンを頂いた(ただし香川県産)。そのミカンをみんなで分けて食べたのだが愛媛県の人は、ミカンの皮の上から少し触る(つまむ)だけで、これは美味しくない、これは甘くて美味しい、これは少し酸っぱい、などと言う。それがピタリと言い当たっているので驚いた。さすがミカンの国の人たちだ。あなどれない。山口県が中国野菜の「サイシン」と「ブロッコリー」とを交配して、茎やツボミ、小葉も食べられる「はなっこりー」という野菜を作った。食感はアスパラガスに似ているが、味は甘味があり癖がなく美味しいようだ。



by Berry公