一人で歩いてランチにこられる、８０代の女性がいる。

ほぼ毎週、お気に入りのカウンター席に座り、

慣れた感じで本をとりにいく。

ターシャの本をみたり、せとうちぐらしの雑誌を見たり、

すっかりお店の雰囲気に馴染み、世界に入っている。

人とはあまりじゃべらず、一人で静かにいるのが好きみたいだ。

そして、食べるの早く、ご飯もしっかりたくさん食べるし、葉っぱ１枚残さない。

同じメニューで２回くる時もたまにあり、

「ここの料理は綺麗やから、毎週見るんが楽しみなんじゃ。」

と、お婆ちゃんは言ってくれたそうだ。

帰りはきちんと椅子を直して帰る。

お店は、お客さんが少なくてシーンとした日もあれば

急にたくさん来て、 戦争みたいになって自責の念にかられる時もある。

お婆ちゃんは、静かな店も、戦争みたいな店も知っている。

ハーブの使い方も、開店当初はよくわからず

ただ、サラダに葉っぱを混ぜることしかできなかった。

今は、ビネガーにエキスを抽出してドレッシングにしたり、

お茶にしたり、ハーブ水にして化粧水にしたり、

ずいぶん広がった。

去年、漬けこんで、香りがすごくよかったモナルダ。

今年から販売したいので、ベリー公が株を増やしたらしい。

花もかわいくて、素敵。

今日からビネガーラベル用のモナルダの絵を色鉛筆で描く。

去年の夏、DAXに撮ってもらった写真を見ながら描く。

まずは色鉛筆をカッターで削るとこから。

花びらとか鳥の毛みたいで、気が遠くなりそうだ。

現在の「うさぎパレット」というランチに落ち着くまで

カフェメニューに関してはいろいろ悩みました。

今は圧倒的に野菜のランチのイメージができ、

1種類しかないメニューですが、誰も文句言わず

多少文句があるかもしれないけど、誰も残さず野菜のランチを食べてくださり

本当に本当にありがたく、仕事がやりやすくなりました。

いろんなメニューが選べて、同時にいろんなメニューができあがる他店はすごいなぁ

とおもいます。

サンドイッチとかいろいろ試した時期もあったけど

同時にいろんなことすると、すべてが満足いく出来上がりに作れないので

結局、最高におすすめのランチ1種類にしました。


そして、軽食で唯一生き残ったのがパンケーキ。

ブルーベリーのパンケーキは通年やっていますが、

小腹の空いた時、ランチを食べそびれた時間外のお客さんに

静かに人気になってきているのが「野菜のパンケーキ」

今は、ルタバカ、ビーツ、じゃがいも、黒大根、菜の花など

その日に使った野菜をのせて、焼きます。

塩とオリーブオイルで完成。

これが、美しくて、けっこう豪華な感じで、好評。



どんくさいので、器用なことはできませんが

この野菜のパンケーキだけは他では食べられないでしょう。

いつも変わった野菜とハーブでいっぱいですし、

季節季節で入る野菜が変わっておもしろいです。

真夏に忙しいうちの店は、場所柄と季節柄、2月は暇です。

だから、久々にイラスト再開！



パレットの時間はこんな感じで仕事してます。

はじまりのジュースは毎回、人数分調合してだします。

そして、サラダの盛り付け。

その時に炒めたり、ゆでたり、できるだけ

「瞬間的に作るサラダ」を目指しています。

塩が入ったりマリネしたら、すぐに食べるほうが美味しいと

うっかりウサギは思います。

ギリギリの塩加減がよいのです。

ピクルスとか漬物はつかりすぎて野菜そのものの味がわからないので

好みません。

作り置きしないので、土日とか人数の多い時はかなり大変です。

うっかりウサギと背中合わせで、ベリー公が野菜のグリル。

喜々としてやっております。

ベリー公の後ろ、うっかりウサギの隣に実際はオーブンがあり、

焼き物がある場合はオーブンも熱く、ガスも熱く、

厨房は冬でも暑い。

2月になって、バレンタインとは関係なく、春だけに焼くネコクッキー、

キリン、ゾウと子熊のセットクッキーを出しました。

うさぎと同じ、きび砂糖のサブレで、胸キュンの可愛さです。

写真とれたら、来月ネットにも出します。

今日は、新しい貝のマドレーヌの試作。

今日のマドレーヌは発酵バターのシンプルなタイプ。

美味しいけど、まだ、少し改良したい感じがします。

今年は、イースターのお菓子も作りたいです。

お店が忙しくなってくる、3月末まで、いろいろ研究したい。

ベリー公がベリーの品種のデータを夜な夜な編集してました。

死ぬまでに、ベリーとエアルームトマトの研究データを残すそうです。

ノートにメモったり、外国の文献をみたり、野菜の種袋の整理したり、

病気です。



私は、死ぬまでに、何ができるんだろ。。

儲けに関係のない次元の仕事でいえば、

たくさん絵を描くことと、お菓子を作ることかな。

今年、「モナルダ」のビネガーを新発売予定なので

絵も描かないと。

たまにしか描かないので、もう描けないかも。。。

と、いつも思って、億劫になってる。

スイッチが入らないだけなんだけど。

ベリー公はコツコツやるタイプだけど、

うっかりウサギは極端な怠け者。たまに、がんばる。。。（笑）

今年1回目のカカオラボさんによる手作りチョコワークショップ無事終了しました。

6名の参加で、みっちり、充実したワークショップでした。

毎回、手焙煎のチョコ、最初はジョリジョリして不思議な感じがしますが

本当にクリアで雑味がない味、という竹林さんの言葉がだんだんわかってきた感じです。

次回は、春ごろ？ボンボンのワークショップになりそうです。

手作りチョコを生地に入れたパンケーキも予定しています。

今回、告知が遅れたので、次回はうっかりしないように気を付けます。

うっかり2月です。
1月は後半寒かったり、腕を痛めたり、囲炉裏ディナーの準備で忙しかったり。

バレンタインの準備もできてません。
あまりバレンタイン関係ない店ですが、
この時期しか作らないチョコのクッキーとか
去年大好評だった、チョコのスコーンだけは作りたいですね。

明日から、がんばろ。
11日ごろには少し並んでいる予定です。

明日から、セロリアックのスープ。
初登場の不思議野菜です。
今週は東京からカカオラボさんが来られるので
少し、はりきり目のメニューです。
白菜のグリルも年に一度、
「いつやるの？」の問い合わせの多い名物メニューです。
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ＦａｃｅＢｏｏｋのほうだけで、日記に書くのを忘れてました。
2月5日の14時半から、カカオラボさんによる
手作りチョコのワークショップがあります。
手焙煎のカカオ豆から作る、本格的板チョコ。
うっかりウサギからは、金柑とゆず茶と白菜のスフレを出します。
カカオラボさんのチョコソースをかけて、召し上がっていただきます。
参加費3000円、お土産チョコ、手焙煎のコーヒー付き。

めったにない、ワークショップで、
メニューにはない焼き立てスフレも出て、充実した内容です。

じゃりじゃりした本物のチョコレート、ぜひご体験ください。
今からでも申し込み間に合います。