例年どおりの寒さのはずですが、何だかスイッチ入りません。

志度に引っ越してはじめて耳にしもやけ。

毎年、1月末は調子が出ません。

寒すぎて、ランチも暇なこの時期、今週からパーフェクト賞のディナーはじまります。

毎月、八栗参りは欠かしませんが、

1月は大窪寺にお参りに行きます。

大窪寺でさしみこんにゃくを買って、ランチのサラダに使うのもお約束。

今日の大窪寺には先週の雪がまだ残っていました。

神頼みだけでもお店は続きませんが、

毎月のお参りもけっこう大切な気がしています。

気合と根性と、強い信念です。

10年目スタートしました。今年もよろしくお願いします。

本当に本当に涙がこぼれることが新年早々ありました。

昨年末、9年間高松からランチに通ってくださっているお客様が

混雑時のお席の移動により元気を失い

お店に来れなくなる事件がありました。

行けなくなった理由を綴った年賀をいただき、

元旦早々、大ショックのうっかりウサギでした。

また来てください、なんて書けません。

ただ、「みんなに夢を届けるどこにもないお店を目指してきたはずなのに

申しわけない想いで胸がいっぱいです」と書きました。

もう、二度と来てもらえないかもしれないと思っていましたが、

新年最初の日曜に、いつもどうりランチに来ていただけて、

もう、涙が止まりませんでした。



確かに、お店は昔に比べると忙しくなって、

混雑時とか、丁寧なサービスができているか、心配な時もあります。

常連のお客様はおきに入りの席があって、

なるべくお気に入りのお席をおとりしたいのですが

状況により無理な時もあったりします。

本当に、気を引き締めた正月になりました。



一見さんお断りなのかと思えるほど常連率の高いお店です。

長年通っていただいているお客様との間には絆がありますが、

ご来店いただけるのが、当たり前と思ってはいけません。

年齢の高いお客様には特にデリケートなのだと再認識しました。

私達の感性とか創造性の価値を評価してくださっている常連のお客様を

大切にしてきたから、このお店は続いてきたのです。

いつも、ちょっと幸せな気分で帰れるように、スタッフ全員でがんばろうと

決意を新たにしました。

「あんたとこの、経営理念は、ようできとる。

病気にならん限り、今年も来るから。」

と、お客様からお言葉いただき、また涙がこぼれました。

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経営理念

価値ある商品・感性に訴える料理・サービスを
提供することで、人の生きる意味の根本となる
食べることの喜びや楽しさを伝え
命をはぐくみ明日に繋げることで命の大切さを伝えます