天然生ハチミツ 100％非加熱 RawHoney ～自然の休憩所～ Berry's Life

天然生はちみつ

非加熱、無加温、無添加の100％天然生はちみつ

巣箱から搾ったまま、何も手を加えず、何も混ぜていない天然完熟生はちみつです。

ミツバチが花から採ってきた花蜜はまだハチミツではありません。そのままでは水分が多く薄いのでミツバチは羽ばたきと体温で水分を蒸発させます。花蜜のショ糖はブドウ糖と果糖に変化しハチミツになります。ミツバチが朝から夕方まで花を巡って巣房に花蜜を溜め夜間に水分を蒸発させて濃縮します。翌朝になるとまた花を巡って上から花蜜を溜めます、夜に濃縮、この繰り返しです。こうして濃縮・成熟したのが完熟ハチミツです。

完熟ハチミツが巣房いっぱいまで溜まると蜜蝋で蓋をします。蓋かけ（蜜蓋）された完熟ハチミツは何年経っても成分変化しないと言われています。3,000年前のツタンカーメンのお墓から蜜蓋された巣房のままのハチミツが発見されましたが、成分変化してなく食用可能な状態だったようです。

巣房が白くふさがっている所が蓋掛けされた部分です。蜜蓋の掛かっていない所は途中まで完熟ハチミツが溜まっています。採蜜する時は、まだ蜜蓋の掛かっていない巣房にミツバチが花蜜を溜めていない状態で搾らないといけません。そのためには外勤ミツバチがまだ出勤していない早朝に巣枠を取るか採蜜する数日前から巣枠を隔離して花蜜を溜めさせないようにしなければなりません。またハチミツに幼虫やサナギが混ざらないように、搾る巣枠に女王蜂が産卵しないように隔離しておかなければなりません。

ハチミツの種類

純粋ハチミツ

糖分などの添加物を加えていないもの。加熱処理をしている無添加ハチミツも純粋ハチミツに含まれます。

非加熱、生ハチミツなどの表示があるものが天然完熟生はちみつです。非加熱ハチミツは日本で流通している全ハチミツの数パーセント（5％前後）しかない貴重なものです。

（なぜ加熱処理をするのか）

ミツバチが採ってきたばかりの花蜜は水分が多く薄くサラサラしています。この花蜜をミツバチが濃縮してハチミツにするのを待っているとかなり日数が掛かります。採れる量も少ないです。サラサラの花蜜の状態で搾ると多くの量が早く効率良く採れます。この花蜜を人工的に加熱して水分を飛ばして濃縮します。多くの純粋ハチミツはこのタイプです。加熱しているので花の香りが薄く風味が損なわれています。ハチミツは４０℃以上で加熱すると栄養素が壊れてしまいハチミツ本来の効用は得られません。