Jan/2018
1月24日 地に足付かない人
時々、取材を受けた時にお店ができた経緯とかよく話します。
私が何を言っているのかわからないかもしれない、と不安も感じます。
とことん極めて追求するベリー公とうっかりウサギは相当の変わり者です。
その変な情熱についてきてくれるお客様も、相当頑固で流されない人ばかり。
今年、1月8日、初めて魔女に会いました。ふらりとコーヒーを飲みにきました。一回り以上年上みたいでしたが、年齢を感じさせない美しい人です。
「お店の中は絶対素敵だと思っていたの。外から見て直感でわかった。こういうセンスの人と友達になりたかった。地に足が付かない人と。。。」
と、初対面なのにペラペラ喋って、キラキラした瞳で言われ、心を見透かされたようで、こ、これは動物界やな。。と感じました。
大人になれない。お金で動かない。夢見がち。。。うっかりウサギは、今でも飛行石の光のさす方向にまっすぐ進んでいるのです。
現実問題、返済やらいろんなことに毎月追われてはいますが、そういう問題に負けてはいけない。
それをできない理由にしてはいけない。
人生はいつか必ず終わるのをいつも感じながら、お金に流されず、自由に、好きなことを、好きな場所で、好きな仲間と生きる。。のが動物界。
結構命がけですけど、命かけるぐらい好きなことを見つけられたことは、いい人生なんだろうと思ってます。
必ず、完遂してみせる。
地に足付かない人の考える料理は毎週ぶっ飛んでますけど、今週のちりめんキャベツのグリルもかなり美味しいです!
1月16日 魔法をかけ続ける
去年の12月、クリスマスの戦いから正月まで、バタバタで記憶がないくらいです。
とにかく働いて、寝てました。
大晦日、うっかりウサギはシフォンを焼きながら、ベリー公は掃除機かけながら年越しでした。結局元旦の3時まで店の準備。
お正月は穏やかな晴天で、温かい自然光に包まれました。
木太町から10年通ってくださった90才のKさんから「応援に行くのが愉しくてずっと通っていたけれど、とうとう行けなくなった」と年賀をいただきました。
まだ、ランチが垢抜けない時代から、本当に毎週毎週通ってくださったKさん。ご主人は短歌や詩を読まれ、奥様も感受性の高い可愛いお婆ちゃん。
お客さんがぜんぜん来なくて潰れそうだった8年前も「絶対いけるから、自信をもって続けろ」と言ってくれたKさん。何度も励まされました。
うちの場合、お客さんのリピート率が高すぎて、半分家族に近い感じなので、いろんな思い出がいっぱいです。
ここに毎週夫婦で通えることは本当に幸せなことですが、
90になっても夫婦そろって同じ価値観を共有できるKさんには美しい歳の重ね方を教えていただきました。
なんと言っても、感受性が高くないとこの店には通えません。美味しいお店は他にもたくさんある。
見て、感じて、驚く。。。日々の忙しく疲れた感覚から解き放たれ、
ちょっとハッピーな気分になる空間を、つくり続けたい。
混みこみでいっぱいの時もあるけど、ガラガラで誰もいない時もある。店とはそういうものです。
全力でがんばっているけれど、常連を待たせすぎて申し訳ない時もあります。
しかし、それもこなしていかないと店を生かしていけない。
時々待たされるけど、また来たい!と思わせる魔法を私はかけつづけます。
どうか今年も応援よろしくお願いします。うっかりウサギ。
※過去の日記のリンク切れをベリー公が直してくれたので安全に見れるようになりました(笑)時間ある時にみてください。