農園だより | うっかり日記 | ふじっこの ことえり日記


2018年 8月
■ 8月 15日 (水曜日) 雨
久しぶりの雨。17日に降るのかと思ったが今日になった。
これで少しは人も樹々も潤った。
昨日、ガーデンの草やクラウンベッチを抜いて手入れが少しできたので良かった。
西洋イチジクの収穫が始まった。
全21品種栽培しているが、現在 7品種収穫中。
カドタ、ドーレドポルクロール、アーチペル、ブランズウィック、パスティリエ、ロングドゥート、グリースビオレー。
西洋イチジク 侮るなかれ。


■ 8月 14日 (火曜日) 晴れ
また暑くなった。夜も蒸し暑く寝苦しい。
買い出しや仕入れに行ったがお盆だというのに昼間は人が少ない。
花火大会やお祭りの夜の人出はどうなんだろう?
夕方からガーデンに出て草抜きと手入れ。先週は小径の西側をしたので今日は東側。草を抜いた土の露出面に直接陽が当たるのは良くないので、抜いた草をマルチにして土面を覆う。東面のクラウンベッチの侵略性、抜いても抜いても勢力の強さに手を焼いていたが、この夏 一切水をやらなかったのでドライフラワーのようにカラカラになっていた。金曜日頃に雨が降るようなのでその前に一気に抜いた。土も乾いて砂漠の砂のようになって根まで抜きやすくなっている。またいくらか芽吹いてくると思うがだいぶん勢力が衰えるだろう。
■ 8月 8日 (水曜日) 晴れ
月に一度の連休。昨日は買い出しや所用回りで うっかりウサギと久ぶりに高松へ行った。
帰りは八栗寺へ月参り。蝉時雨を聞きながら参道を歩く。夕方だというのにすごい数の蝉が鳴いている。
一体何匹いるのだろうか? 数千? いや数万匹かもしれない。
大師堂の前で空を見上げると覆い被さる樹々の間から五剣山のそびえ立つ五峰の岩山と青い空が見えた。立ち止まってしばらく岩山と青い空を眺めていた。八十八ヶ所霊場の中では難所でも景勝地でもないが、ここの参道は神々しい空気が漂っている。ベリー公は信仰している宗教や宗教的思想はないが神仏の前で手を合すことは良いことだと思う。人が一心に手を合している姿は清く美しいものだ。そういう姿を見ると祈っているその人の心に手を合したくなる。
昨日(7日)は立秋だったせいか、急に夜は涼しくなった。昼間も日陰に吹く風は涼しい。夕方ガーデンの草抜きと手入れ。例のごとく抜き過ぎず程よく草を残す。日が短くなって7時過ぎには暗くなってきたのでガーデンの半分(小径の西側)で終了。後は水やりをした。
■ 8月 2日 (木曜日) 晴れ
アラブ首長国連邦のドバイでは昼間は暑くて地元の人は出歩かない。歩いているのは観光客くらいと聞いたことがあるが、こちらも 13時~16時の時間帯は車も歩いている人も極端に少ない。テレビで連日、熱中症で亡くなった人や救急車で搬送された人を放映し、出来るだけ昼間は出歩かないようにしましょうと報道しているのが足枷しているのかもしれない。沖縄や小笠原諸島の今の最高気温は30℃くらいなのに本土は35℃を越え40℃近い最高気温。昼間、買い出しにホームセンターやスーパーなどの店に行ってもお客さんはまばら。うちもランチが主力なので例外ではない。
そんな中でも美味に向かいに来てくれるお客様はありがたい。本当に頭が下がる想いだ。
そして、苦しい時は共に頑張り、楽しい時は共に笑い、嬉しい時は一緒になって喜んでくれるスタッフ。
真夏の炎天下でも元気な太陽のハーブ・バジル。バジルはあまり水も欲しがらない。

強い陽射しをものともせず実を付けているブルーベリー。
枯れない程度に水をやり手を掛ければ掛けただけ応えてくれる植物たち。
二度も養女に出したのに自力で戻ってきたクラン。その後完全放し飼いで 三回変わった農園でも居なくならず ずっと居着いてくれる農園ネコ。老女になったので暑さに弱くなった。

どこに置いても置かれた場所で一生懸命 蜜を集める みつばち。

生態系の出来つつあるガーデンや農園を守ってくれる 野生のトカゲ、カマキリ、アシナガバチなどの生きものたちも居る。
この店が好きで通ってくれるお客様、店を想ってくれるスタッフ、健気な植物やクラン、みつばちなどの生きものたちが居てくれてこれ以上何を望むというのか。
敬虔な心持ちになる。